今年のピーナッツ関連の雑誌記事
一昨日に今年の出版状況について書きましたが、雑誌については抜けていました。
ワタシの認識では、「クロワッサン」と「ku:nel」という2つの雑誌で特集が組まれました。
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「クロワッサン」では、5月25日号と6月10日号の『お茶の時間』という連載ページで『なぜ私たちはスヌーピーが好きなのか』という対談企画が組まれていました。1回目が祖父江慎さんと坂崎千春さん、2回目が永井玲衣さんと西川あやのさんでした。
祖父江慎さんと坂崎千春さんの2人はワタシと同世代…というか年齢的にはワタシが2人の中間に位置しますが、ピーナツブックスを小学生の時に読み始めていたりとか、書店に回転ラックがあったことを話していたりとか、世代的に似たような体験をしていると感じました。
対して永井玲衣さんと西川あやのさんは、1990年代の生まれという若い世代です。こちらの2人も出会いは幼少時から小学生にかけてのようですが、最初に読んだのがピーナッツエッセンスだったりとか、やはり若いですね。
この2組を比べますと、前者が割と世界観やグラフィック的な部分に惹かれているのに対し、後者は共感や自己投影という精神的な部分に惹かれている、というようなところに違いが感じられます。
ワタシにはこれは単に2組の違いではなく、結構世代感が出ているんじゃないかな~と思えます。
アメリカでも当然ジェネレーションギャップはあるでしょうが、殊ピーナッツに関しては新聞を見れば毎日読めて毎年TVスペシャルの新作が観られる、といった体験はどの世代にも隔てなく共通しているでしょうから、あまりギャップは無いんじゃないかと思います。
しかし日本では、書店に行けばいくらでも立ち読みができるくらいに身近だった時代もあれば、全く本が売られていない時代もあり、また哲学書やセラピー関連書籍として売られている時代もあったりと、生まれた年代によって違った体験をしていると思うんですよね。
そうするとやっぱり世代ごとのピーナッツ観というのも違ってくるのでしょうから、そういった部分が提示されている感じがして面白かったと思います。
次に機会があれば違う世代での対談を組んでいただきたいです。
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「ku:nel」の方ですが、7月20日号(隔月誌で発売は5月)で『人生を豊かにする「言葉の力」』という特集が組まれていて、その中で香山リカさんが『ポジティブマインドなルーシーの言葉。』というのを執筆されているようです。
実はまだ読めておらず、図書館で予約していますが現在9人待ちです。地元の図書館は貸し出し期限が最大2週間ですから、読めるのはいつになることやら…。
表紙はルーシーとスヌーピーになっていますね。
こちらは最初から「言葉の力」というのが特集テーマになっていますので、まあ仕方がないかな~と思いますが、ともかくは気長に待ちます。
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