いわさきちひろに負けるな
スマホでニュースを見ていたところ、「行ってみたい!東京の美術館ランキングTOP20」というものが出てきましたのでちょっとネタにしますが、これにスヌーピーミュージアムが入っていないといってケチを付けるのは野暮かもしれませんね。
都下の美術館は300超ありますし、そんな世界線で「キュレーターがいない」「かと言って特に専門職員の充実を図るつもりもない」「美術館として不可欠な調査・研究を全くしていない」という、決して質が高いとは言えない美術館がランキングに入れるわけがないですよね。
って結局ケチを付けてますが。
本家のキュレーターも間違うことがあるわけですから、それをただ与えられたものとして展示しているだけでは信用ができないわけです。既に間違った情報を発信してしまっていますし、本来は研究機関でもある美術館として罪は軽くないと思います。
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まあそれはそれとして、1位が三鷹の森ジブリ美術館だそうです。眺めてみますと硬軟入り混じったバラエティに富んだランキングなわけですが、8位にちひろ美術館が入っているのが何気にすごいですね。
実はいわさきちひろ作品をまともに読んだことはありませんが、すばる書房時代の月刊SNOOPYを読んでいれば広告などで自ずと知れる存在だったわけです。月刊SNOOPYの広告から詩に興味を持って月刊ポエムに行ったり、児童文学に興味を持って月刊絵本に行ったりした人は少なくなかったんじゃないかと思います。
しかし今、いわさきちひろはそんなに人気があるんですね。没故されて50年以上、これぞ正に世代を超えて愛されているという事ではないでしょうか。
片や借り物だらけの美術館、片や所蔵品満載の美術館。勝敗を付けるものでもないですが頑張ってほしいものです。
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