久々にスタン・ゲッツの「チルドレン・オブ・ザ・ワールド」を聴く
スタン・ゲッツの1979年のアルバム「チルドレン・オブ・ザ・ワールド」を久々に聴き返してみたりしました。
これですね。ジャケはシュルツさんの描きおろしです。30cm×30cmサイズ目いっぱいに描かれたこのイラストですから、ジャズファンでなくとも欲しがる方も多かったんじゃないでしょうかね。
1979年はユネスコによって制定された『国際児童年』でした。このゲッツのアルバムはそのタイアップ企画になるもので、シュルツさんも快く引き受けたんだと思います。タイアップはこの他にもビージーズの「失われた愛の世界」とか、ゴダイゴの「ビューティフルネーム」とか色々ありましたね。
で、このジャケのスヌーピー、何故サックスを吹いているのかといいますと、ゲッツがサックス・プレイヤーだからです。そういえば、彼は70年代末頃に犬を飼っていたんですが、名前がスヌーピーといったんですよね。
このアルバムは1曲を除いてラロ・シフリン(最も有名な曲は「燃えよドラゴン」でしょうか)が作・編曲をしています。シフリンの曲はメロディアスですし、ゲッツのプレイもとてもイイです。昔はイージーリスニングっぽいと思っていましたが、改めて聴くとスムース・ジャズの走りのような曲もありますね。ともかく聴きやすいアルバムです。
ワタシが持っているレコードは輸入盤なんですが、国内盤は村上春樹がライナーを書いているらしく、ちょっと読んでみたいです。国内盤CDは持っていますが、別の人のライナーに差し替えられていました。契約の問題ですかね。
広告もありました。
『やったぜゲッツ!スヌーピーも真っ青!!』とのこと。
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コメント
村上春樹さんのライナーノーツには冒頭ピーナツではなく、ドーナツの穴について記載されており、PEANUTSついての記載は有りません。ご参考まで。
投稿: ao | 2025.02.16 17:01
aoさん、超ご無沙汰しております。
情報ありがとうございます。確かにジャケがスヌーピーだからと言ってスヌーピーについて書くとは限りませんね。
迂闊でした。
投稿: TOSHIKI | 2025.02.17 21:50