スヌーピー展で'77から'78の間に何かがあった事を知った
写真2枚つなげて強引にパノラマにしました。
ハロウィンの飾りがあったのは、この辺りではないでしょうか?
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今回のスヌーピー展での一番の収穫は、1977年から1978年の間のどこかで、原稿サイズの変更があったことを知った事です。
タテヨコ比の変更の話ではないですよ(それは1975年です)。
今回のスヌーピー展では10~20年単位で時代を区切って原画展示していますが、完全に年代順に並べられている訳ではありません。
展示の中で、1977年と1978年のデイリー版が並んでいる箇所があったんですが、そこでその2つのストリップの大きさが違っているのに気が付きました。
見比べますと後者の方が二回りくらいサイズが小さいんですね。
シュルツさんの都合で変更したのか、シンジケートの指示で変更になったのか。
とにかく小さくなっています。
このサイズ変更が何をもたらしているのかといいますと、まず、変更後は相対的に吹き出しが大きくなっています。
これはシュルツさんが書き文字のサイズをあまり変えなかったからでしょう。
あとは文字量。吹き出しは大きくなりましたが、それだけでは不十分だったようで、変更前だと4行書けていたのに、変更後は3行になったりしています。
そんな感じで、明らかに画面構成のバランスが変わってしまっているのです。
で、家に帰って確認しようとComplete Peanutsを紐解いてみたんですが…境目が解りません。
1977年と1978年のストリップを無作為で見比べてみますと、やはり吹き出しや文字の大きさで何となく違いが解るんですが、「ここで原稿サイズが変わった」と断言できるポイントまでは特定できないのです。
原画どうしの比較ではあんなに解りやすかったんですがねえ。縮小されているせいなのか、私が鈍いのか…。
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ところで、スヌーピー展では、展示してある原画のキャプションに"203x762"とか"178x610"とか書かれていました。これはストリップのサイズではなく、描かれている原稿用紙のサイズなんだそうです。
今回の展示方法では、ストリップ以外の部分はマット(厚紙)で隠されてしまっているので、原稿用紙のサイズを一々ミリ単位で表示されても意味が無いように思えます。
というか、用紙が5mm大きいとか小さいとか、そんなのはどうでもいいです。
原稿用紙ではなく、ストリップそのもののサイズの方が興味があります。
上記のように変更があった訳ですからね。
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