2025.11.14
2025.11.12
「カボチャ大王」サントラ、2018年版と2022年版を聴き比べる①
大分間が空いてしまいました。
この見てくれがほとんど一緒の2枚のアルバムですが、まず収録曲を比較してみましょう。

これは裏ジャケをコピーして並べ直したものです。基本的に17曲目までは同一曲で、2022年版の18~24曲目までの7曲がアウトテイクなどのボーナストラックになっています。
まずはタイトル表記の表記の揺れについて書きますが、2022年版がセッションテープが元になっているのに対して2018年版はMEトラックを元にしています。つまり、2018年版は実際のTVスペシャルで使われた通りの尺になっていますので、曲によってはフェイドインやフェイドアウトが施されています。
6曲目
2018年版:「Charlie Brown Theme / Happy Linus」
2022年版:「Charlie Brown Theme / Charlie Brown Theme (minor Theme) / Gravetard Theme (Reprise)」
2022年版の「Charlie Brown Theme / Charlie Brown Theme (minor Theme)」というのは、後半マイナーチューニングになるので2曲としての表記となるんですが、2018年版はそれをまとめて「Charlie Brown Theme」と1曲にしているわけですね。で、2018年版で「Happy Linus」と表記されていた曲は正しくは「Gravetard Theme」のリプライズだったわけです。リプライズ、つまり2曲目の「墓場のテーマ」の別テイクなわけですが、聴けばすぐにそれと判ります。なのに何故「Happy Linus」というタイトルを付けたのか?これは謎ですね。そして「Happy Linus」はフェイドアウトしてすぐに終わります。
9曲目
2018年版:「The Great Pumpkin Waltz (2nd Reprise)」
2022年版:「The Great Pumpkin Waltz (2nd Reprise / 3rd Reprise)」
「3rd Reprise」があるかないかの違いになってきますが、どちらの版も2曲構成になっていますから、表記的には2022年版が正しいと言えます。2018年版の「3rd Reprise」にあたる部分はフェイドインとフェイドアウトが施されています。
10曲目
2018年版:「Trick Or Treat」
2022年版:「Graveyard Theme (Trick Or Treat) (2nd Reprise)」
どちらも同じ曲ですが違うタイトルが付けられています。2022年版では「Graveyard Theme」の別テイクとなっていますが、聴き方によっては別の曲と思えなくもないので微妙ですね。そのせいが、「(Trick Or Treat)」と付け加えられています。実際、Trick Or Treatのシーンで使用されていますから、2018年版のタイトルの方が分がありそうなような気もします。でも、恐らくマスターテープの表記が「Graveyard Theme (Trick Or Treat) (2nd Reprise)」だったのでしょうから、ここは作曲者の意を汲むのが一番いいんでしょうな。
11曲目
2018年版:「Fanfare / Breathless / Trick Or Treat (Reprise)」
2022年版:「Fanfare / Breathless / Graveyard Theme (Trick Or Treat) (3rd Reprise)」
これは10曲目の表記揺らぎの影響が出ているだけですね。後半部分が「Trick Or Treat」であればリプライズですが、「Graveyard Theme」であればサード・リプライズになるわけです。
13曲目
2018年版:「Breathless (Reprise)」
2022年版:「Breathless (2nd Reprise)」
2018年版では2度目の登場ですのでただのリプライズ。これは判りますが、2022年版ではセカンド・リプライズとなっています。2022年版の表記がマスターテープに表記されたものだとすれば、失われた「ただのリプライズ」が存在していたのかもしれません???
15曲目
2018年版:「Trick Or Treat (2nd Reprise)」
2022年版:「Graveyard Theme (Trick Or Treat) (4th Reprise)」
だんだんめんどくさくなってきました(笑)。これらは同じ曲ですが、「Trick Or Treat」としては3度目で、「Graveyard Theme」としては5度目、というだけのことですね。
16曲目
2018年版:「Linus And Lucy (2nd Reprise)」
2022年版:「Linus And Lucy (2nd Reprise) / Linus And Lucy (3rd Reprise)」
これはアニメのシーンを思い浮かべていただければ判りやすいですが、2022年版でいうところのセカンド・リプライズはルーシーが目覚めるシーンでのスローテンポの部分で、サード・リプライズはその後カボチャ畑からライナスを回収するシーンのアップテンポの部分ということです。2018年版では9曲目と同様にこの2曲を1曲扱いしているというわけです。
17曲目
2018年版:「Charlie Brown Theme (2nd Reprise)」
2022年版:「Charlie Brown Theme (2nd Reprise)」
この2曲はタイトル違いではありませんが、尺が違っていますのでここで書きます。この尺違いは2018年版がフェイドアウトで2022年版が完奏ヴァージョンだからなんですが、これは単なる『アニメの尺に合わせてフェイドアウトした』という代物ではなく、元々はアニメでも完奏ヴァージョンが使われていたのに、ある事情によってフェイドアウトになったという経緯があるのです。
この事情というのは2022年版CDのライナーノーツに書いてあるのですが、本放送の時はラストにスポンサーのコカ・コーラに対する謝辞が挿入されていたというのです。この部分があれば完奏のセッション版で尺がピッタリなんですが、再放送でこの部分が削られるようになったので曲もフェイドアウトになった、という事なんですな。
これはつまり、2018年版に使用されたMEトラックが再放送以降のものだと言う事でもありますね…。
因みに、失われた謝辞の部分はYouTubeにありました。YouTubeは色んなものがありますね。
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今日はここまでです。ボーナストラックについてはまた後日ということで。
2025.11.02
ヒストリーチャンネルの「ハロウィーン本当の話」
ハロウィン当日は羽目を外してしまい、昨日は一日中ぐったりしていました。歳には勝てぬ…。
ということで2日遅れですが、ちょっとだけハロウィンのネタを書きます。
昔録画した「ハロウィーン本当の話」という番組を観返しました。これは2014年にヒストリーチャンネルで放送されたものです。最近はヒストリーチャンネルをチェックしてませんので、新しいハロウィンの番組が作られているかもしれません。因みにこの番組はYouTubeで英語版が視聴できます。
以下、番組の内容を自分なりにまとめましたが、誤認はあるかもしれません。
よく言われていますが、ハロウィンの起源は古代ケルト人の時代にまで遡ります。ケルト人はサウィンの収穫祭を祝っていました。10月31日の夜に焚き火を焚き、新年を迎えるんですな。
で、サウィンにはもう1つの側面があります。冬の季節へと移り変わる時であるサウィンは、時間と空間の狭間であると考えられました。
つまり、別の世界に行き来できる時であり、この生死の境が希薄な時期に生者と死者が交わる事が可能だとされていました。
これがハロウィンのルーツとなるわけです。
しかし、なぜ古代の風習が現代まで引き継がれたのか。それはキリスト教が異教徒の風習を排除せずに取り入れた方が改宗させやすいと考えたからです。
キリスト教は古代ローマの死者の霊を鎮めるレムリアの祭りを諸聖人の日として取り入れていましたが、5月に行われていたこの諸聖人の日を11月1日に変更してサウィンと合体させ影響力を強めようと考えました。
サウィンは10月31日の夜なので、諸聖人の日であるオールハロウズデイの前夜祭に当たります。それでサウィンをオールハロウズイブニングと呼ぶようになり、さらに縮めてオールハロウズイブ、最終的にハロウィンと呼ぶようになった…というところでハロウィンの誕生と相成るわけですな。
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ハロウィンの定番アイテムがどのように加えられていったのか、ということについての説明があってためになります。なぜ仮装をしてカボチャをくり抜くのか、解らずにやっている人も多いでしょうしね。
①コウモリ
コウモリは昆虫を食べますが、昆虫は明かりに集まる習性があります。昼間にコウモリを見ることは少ないですが、サフィンの祭りで火明かりを使い、ここに昆虫目当てのコウモリがやってきたためアイテムとして加わったようです。
②魔女
ハロウィンが中世のキリスト教に浸透していく過程で、死者の魂や超自然的なものと繋がるような存在として魔女がアイテム入りしたようです。魔女のキャラクターイメージは、16世紀ころに普通にいた一人暮らしの風変わりな女性の雰囲気が元になっているそうで、ホウキや大釜といった道具も当時からすれば当たり前の日用品ですが、これらが空を飛ぶ道具や毒薬を作る道具に仕立て上げられました。
③黒猫
猫は謎めいていて何を考えているかわからないというイメージがあり、暖炉やホウキの近くにいることが多いので、魔女とセットでアイテムの仲間入りをしたようです。
④マスク
17世紀のイギリスでは、ハロウィンの日の施しを受ける貧しい人々がマスクで顔を隠していたといい、それがアイテムとして取り入れられたようです。
⑤ブギーマン
スコットランドのハロウィンでは、ハロウィンの晩にはブギーマンが現れて子供をさらうという話があったそうです。
⑥ジャック・オー・ランタン
ジャック・オー・ランタンは生前の悪行が祟って地獄にさえ行けけませんでしたが、彼を憐れんだ悪魔が地獄の炎の炭の欠
ここまでがヨーロッパでの状況で、アメリカに渡る前に既にこれだけアイテムが揃っていたわけです。因みに17世紀のイギリスではコスチュームを身につけて家々を訪れながらショーを
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ハロウィンは移民によってアメリカに伝播しましたが、11月5日のガイ・フォークス・ナイトの「悪ふざけ、大騒ぎをする」という要素が一緒に伝わったようです。
ここでまたアイテムが加わります。
⑦幽霊
19世紀、南北戦争によって死がとても身近なものになり、幽霊の話が増え、死んだものが家に帰るという要素が加わったようです。
⑧ジャック・オー・ランタンの改良
ハロウィンの時期はちょうどカボチャの収穫期だったため、カブがカボチャになったとのことです。
⑨白いシーツ
ピーナッツの初期ストリップやアニメ「カボチャ大王」に見られる扮装用の白いシーツは、埋葬前に遺体を包むのに使われた白い布が由来だそうです。
20世紀初頭、アメリカの都市部ではハロウィンはとても危険な行事になっていたようです。
路面電車の軌道に石を置いて脱線させる。建物に火をつける。外套の電球を砕く。窓ガラスを割る。農村部でも農場の柵のゲートを開けて、
当然対策が必要になるわけですが、ここで面白いと思ったのがハロウィン自体を中止にするのではなく、穏やかな行事に変えようと改革を進めたことです。大人たちはパーティーを開き、仮装コンテストやゲームなどのイベントを考案しました。

この動きをビジネスチャンスとして、仮装グッズを販売する業者も現れ後押しすることになりました。流石アメリカ。
これはアニメの「カボチャ大王」でルーシーがやっていたやつですね。
そして、ここで決定的なアイテムが加わります。
⑩トリック・オア・トリート
先に書いた暴徒を収めるためにお菓子で釣ろうという発想ですが、これが実際に功を奏したそうです。そしてここにもまた商機があってお菓子業界が後押しする形となりました。トリック・オア・トリートの歴史はまだ100年未満なんですな。
そして健全化したハロウィンは、映画界にも進出します。
そして1966年、ハロウィンはテレビにも登場しました。

チャーリー・ブラウンたちがトリック・オア・トリートに出かける姿がテレビに映し出されたのであります。ここでリー・メンデルソンが登場します。
彼は、「チャールズ・シュルツは、ライナスがハロウィンと他の行事を混同したら面白いだろうと考え、カボチャ大王が生まれた」と語っています。このように映画やテレビがハロウィンにお墨付きを与えたことにより、ハロウィンは長い歴史の中で遂にメインストリームへと上り詰めました。
しかし、この段階ではまだハロウィンは子供のお祭りの域を出ていません。1979年のジョン・カーペンターの映画「ハロウィン」は状況を変えます。

少なくとも日本に於いてはこの映画がハロウィンの知名度を上げたことは間違いないと思います。ワタシは全般的にホラーは苦手ですが、この映画は結構好きです。ブルー・オイスター・カルトの名曲「ドント・フィア・ザ・リーパー」にハロウィンの名場面を付けたPVとか最高ですね。
そして21世紀。ハロウィンは子供だけでなく大人も楽しむ行事になりました。初めは子供の付き添いという位置づけだったものが大人自身が楽しんでいるという風になってきたんですな。TVドラマなんかでもハロウィンの日は会社でも受付嬢が仮装していたりとというのがりましたね。
日本に於けるハロウィンに対する批判などで、元々日本の行事じゃないだろ、とか、恰好ばかりをまねて中身が無い、といったものがありますが、現在アメリカで行われているハロウィンを見ますと、まあ大差ないかな、という感じですかね。当初は宗教的だったとしても、今はそんなことは全くないですし、大いに楽しめばいいと思います。暴れるのはダメですが。
2025.10.30
2022年版の "It's The Great Pumpkin, Charlie Brown" のサントラが届く
先日(10/21)に発注した "It's The Great Pumpkin, Charlie Brown" の2022年度版CDが到着しました。ハロウィンに間に合いました。流石に発売中のものは早いですな。
一応経緯をおさらいをしておきますと、以下のようになっています。
1.2018年11月にTVスペシャル "It's The Great Pumpkin, Charlie Brown" の待望のサウンドトラック盤が発売になったが、効果音入りの所謂MEトラックを音源とした醜い代物だった。
2.2019年、プロデューサーのリー・メンデルソンは息子2人(ショーン&ジェイソン)に「どこかにマスターテープがあるはずだから探してくれ」と言い残し、同年12月に死去。
3.2020年、ショーン&ジェイソンはパンデミックの最中に(暇だったのか?)リー・メンデルソン・フィルム・プロダクションズの倉庫を捜索し、マスターテープを発見。
4.2022年9月、このマスターテープを基にした "It's The Great Pumpkin, Charlie Brown" の改訂版サウンドトラック盤が発売される。
5.この発見をもとに2023年からTVスペシャルのサウンドトラック盤が順次発売されるようになり、2025年現在7タイトルが発売中である。
というような感じです。
7タイトルのうち、 "It's The Great Pumpkin, Charlie Brown" のみ CRAFT RECORDINGS からの発売で、他の6タイトルはリー・メンデルソン・フィルム・プロダクションズからの発売になっています。"It's The Great Pumpkin, Charlie Brown" は2018年盤・2022年盤のどちらも CRAFT RECORDINGS からの発売ですので、 CRAFT RECORDINGS が販売権を持っているんでしょう。
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まずこのCDについてざっくりとした感想を書きますと、確かに効果音が無くなりとても聴きやすくなりましたが、音源は残念ながらモノラルだったようです。
リリースされたTVスペシャルのサウンドトラック盤で本作に次いで古いのが1969年の "It Was A Short Summer, Charlie Brown" ですが、こちらはステレオでした。本作は1966年です。この違いは技術的な問題か?とも思われますが、多分そうではなくマルチトラックが発見されたかどうかなんじゃないかと思います。当時のテレビ放送はモノラルですから、マスターもモノラルで作られるわけですね。で、残念ながら「カボチャ大王」はマスターのみ発見ということだったんでしょう。
あと、レコーディングスタジオについてちょっと書いておきます。1960年代のサントラ盤はまだ3作しかリリースされていませんので早計かもしれませんが、1960年代はハリウッドで、1970年代はサンフランシスコで、という傾向があるようです(「クリスマス」だけは初めからレコード化ありきで進んでいたので、レコード会社所有のファンタジー・スタジオでの録音)。ハリウッドかサンフランシスコかの違いは、ジョン・スコット・トロッターの存在の有無ではないかと推測しています。トロッターはハリウッドで仕事をしていた人ですから。
本作が1966年10月4日の1日だけで録音されたというのは10月21日のブログでも書きましたが、今回のライナーノーツによりますと、3日後の10月7日からオレンジカウンティのパシフィック・ジャズ・フェスティヴァルに出演する予定だったそうです。この期間、サンフランシスコ→オレンジ→ハリウッド…と、どんどん南下していったわけですが、ほぼほぼ移動中の作業って感じですよね。こんなスケジュールでよく六重奏の録音をまとめたものです。ジャズの人は強いですね。
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2018年版と2022年版の見た目の比較ですが、違いはこんな感じです。
わかりますでしょうか?
違うのはここだけです。これで内容が全然違うんですから、不親切ですね~。まあでも意味合いは合ってますよね。2018年版は「サウンドトラックから採った音楽だよ~ん」で、2022年版は「サウンドトラック用に録音されたものだよ~ん」ということで。
あとはシュリンクフィルムに貼ってあるステッカーに書いてある文言で判断するしかないんですが…。
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音楽についてはじっくり書きたいので、ハロウィン明けになると思いますがまた改めて。
2025.10.22
"Be My Valentine, Charlie Brown" のスペシャル・レコード発売
ヴィンス・ガラルディ・リスニング・パーティが終了して数日経ちますが、プレイリストの情報は全然出てきませんね。感想を書いたSNSすら見かけません。次のリリース情報の発表があったはずですが、これも情報が見当たらず。リー・メンデルソン・フィルム・プロダクションズのサイトにも情報は無し。どうなっているんだ~~~。
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それはそれとして、"Be My Valentine, Charlie Brown" のスペシャル・レコードが発売になるようです。
何ともシックな感じでいいですな。ジャケのサイズは12インチですがレコードはハート形になっています。
正式なアルバムタイトルは、"Selections From The Original Soundtrack Be My Valentine, Charlie Brown" となっています。オリジナルのアルバムは30曲入り(42分)ですが、当盤はここから10曲をセレクトした45回転盤になっている、ということです。
曲は減ってもこのデザイン、そそられますね。
2026年1月26日発売予定で、価格は約37ドル(約5600円)です。
2025.10.21
"It's The Great Pumpkin, Charlie Brown" について知らなかったこと
一昨日、YouTubeに"It's The Great Pumpkin, Charlie Brown" (以下「カボチャ大王」と記)についての興味深い動画が2本アップされました。
一つ目。このダン・モンローという配信者はSF/モンスター映画界隈ではかなり著名な方のようで、この動画も2日間で既に5万再生となっています。スタジオのセットも凝っていて、「宇宙家族ロビンソン」のB-9と「禁断の惑星」のロビーを両側に添えてジョークなどを言わせるという演出はとても面白いですね。他の動画も観たくなりました。
この動画の中で、「カボチャ大王」についてのウンチクが幾つか紹介されていました。
1.第1作"A Charlie Brown Christmas" が視聴率49%、第2作"Charlie Brown's All-Stars" が50%を取ったので、第3作はヒットするなら何をしてもいいと局側から明言された。とは言え、それがヒットしなかったら次は無いとも言われ、確実な企画としてビル・メレンデスがカボチャ大王のアニメ化を提案した。シュルツさんも「それだ!」と乗っかってきた。
・・・なんだか、見てきたようにものを言い、てな感じですが。
2.サリー役キャシー・スタインバーグの前歯が抜けそうだったので、サリーのセリフだけ先に全部録音した。録音完了数分後に歯が抜けたので間一髪だった。
・・・これは一部で有名な話です。歯が抜けると発音が変わったりしますから慌てたんでしょうね。
3.フライングエースのアイディアを思いついたのは実はシュルツさんではなく息子のクレイグ・シュルツだった。しばらくは親子で意見が食い違っていたが、最終的にシュルツさんがクレイグ氏の主張を渋々認めた。
・・・これも有名な話ですね。
4.本作がフットボール・ギャグの初映像化だった。
・・・その通り!
5.ピッグペンがメガネをしている

・・・これは気が付きませんでした。というか、よく気が付きましたね。B-9とロビーの「なぜだ?」「知るか!埃が多くて結膜炎になったんだろう」という会話も面白いです。これはピッグペン流の仮装なんでしょうか?
といった感じで動画は楽しく続きますが、その後「本当に非常に興味深い事」として、サウンドトラックについて語っています。これにはワタシは驚かされました。
「カボチャ大王」のオリジナルのマスターテープは長年失われていたと思われていました。それ故に、2018年に発売されたサウンドトラック盤はMEトラックから音声を抽出した効果音入りという非常に聴きづらいものになってしまったわけです。
しかしその後マスターテープが発見され2022年に改訂版のサウンドトラック盤が発売されたというのです。
ワタシはこれを知りませんでした。早速調べてみますと、2018年盤は全17曲ですが、2022年盤はアウトテイク含めて24曲になっています。
関連動画も見つけました。
ジャケットデザインは基本的に同じで、違っているのは2018年盤が "MUSIC FROM THE SOUNDTRACK" となっているのに対し、2022年盤が "ORIGINAL SOUNDTRACK RECORDING" となっている部分のみです。これは気付けないですよ。もうちょっとわかりやすくしてほしかったな~。デリック・バング氏のライナーノーツも新規に書き直されているっぽいです。
ということで、買いました。届いたらまたレビューしようと思います。
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もう一つは、「あなたの知らない驚くべき10の真実」というヤツです。動画内で紹介されている「真実」のカウントダウンを以下に羅列します。
FACT 10:実はアメリカよりもカナダの方が放送が1日早かった。
・・・現在ピーナッツの権利はカナダの会社が保有していますが、まるで未来を暗示していたみたいです。
FACT 9:テレビを見た子供たちがチャーリー・ブラウン(テレビ局)宛てにお菓子を送った。
・・・これは有名な話で、石ころしかもらえなかった彼を不憫に思っての行動でした。
FACT 8:ハロウィンのテレビ番組を創造した。
・・・「カボチャ大王」以前はハロウィンの特別番組は存在していなかったそうです。つまり始祖なんですな。
FACT 7:サウンドトラックは10月4日の1日だけで録音された。
・・・本作の音楽はギターや管楽器を加えており、「クリスマス」に比べて遥かに複雑であることを考えると驚きですね。
FACT 6:エミー賞に2回ノミネートされた。
・・・本作はセルアニメとジャズに包まれた、信仰、失望、そして回復をテーマに取り組んだた芸術である…それは言い過ぎ。
FACT 5:2020年にアップルによってハイジャックされた。
・・・Apple TV+ の独占配信になり、50年以上続いていた公共放送という季節の風物詩が無くなってしまった、ということです。
FACT 4:物語やキャラクターが原作通り。
・・・一部のTVスペシャル(あの「クリスマス」も含む)と違い、これらがシームレスに移行されている、とのことです。
FACT 3:長さがたったの25分である。
・・・平均的な通勤時間よりも短い時間で60年近く存続する文化の礎石、無駄のない緊密なストーリーテリング、とのことです。
FACT 2:常にTV-Gとして評価されている。
・・・当時は勿論、現在の基準でもレーティングには全く問題が無い良質な作品だということです。ただし、最初の日本語吹き替え版ではサリーがライナスに「基地外」と言っています…って、これも驚くべき真実?。
FACT 1:ライナスは本当にカボチャ大王の存在を信じている。
・・・どんなに嘲笑されてもライナスは信念を曲げない。これが本作の核心であり深遠さなのだ、とのことです。
カウントダウンするにつれて「真実」とは?という感じになっていきますが、動画全体で「カボチャ大王」に対する深い愛情が感じられます。所々褒めすぎかとも思いますが、いい動画でした。
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てな感じで。
2025.10.20
ヴィンス・ガラルディのトリビュート・コンサートなど
アメリカでは12月になりますと、ヴィンス・ガラルディの「チャーリー・ブラウンのクリスマス」を演奏するライヴが各地で開催されます。昨年は171か所でライヴが行われたとのことです。
今年もぼちぼち告知が始まっています。

これはミネソタ州セントポールのターフクラブで行われる、"Blue Ox Trio Playing The Music Of Vince Guaraldi" の告知ですね。

バージニア州ノーフォークで行われる、"The Music of Vince Guaraldi featuring R4ND4ZZO BIGB4ND"の告知です。このRANDAZZO BIGBANDは以前から「チャーリー・ブラウンのクリスマス」のトリビュートアルバムを出したりライヴをしたりしています。
これからも続々と増えていくでしょう。
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トリーシャ・イヤーウッドをご存じでしょうか。日本でも1990年代に結構CDが売れていたカントリー・シンガーで、旦那はあのガース・ブルックスです。
今年の11月に2枚目のクリスマス・アルバム "Christmastime" を発売しますが、1曲目に「チャーリー・ブラウンのクリスマス」でおなじみの "Christmas Time Is Here" を収録しています。一昨日、YouTubeにPVが公開されました。
ガース・ブルックスとの結婚式はクリスマスだったそうで、この曲を聴きながらヴァージンロードを歩いた思い出の曲なのだそうです。このPVはなんだか一人で寂しそうですが、ノスタルジックでイイ感じですね。
今年も彼女の他にも新たなカヴァーが誕生するでしょうか。
2025.10.19
ヴィンス・ガラルディ・リスニング・パーティ2日目
2日目です。
今日はショーン&ジェイソン・メンデルソン兄弟が参加したりとか、盛り上がった店もあったかと思います。
アメーバミュージックのバークレイ店にはお二人が参加された模様です。記念撮影のスヌーピーとウッドストックは着ぐるみではなかったようですな。こんなに大きいウッドストックのぬいぐるみなんかあるんですね。実物より大きいじゃないですか。
ほかにもインスタグラムやフェイスブックに情報があり、写真を見た感じでは中々に盛り上がっていたようです。店によっては塗り絵をしたり、トリック・オア・トリートをしたりと独自性を出していてがんばってたみたいですね。
今のところ、プレイリストについての情報は出てきていませんが、これは先の楽しみにします。
2025.10.18
ヴィンス・ガラルディ・リスニング・パーティ初日スタート
ただいま(この文章書き始め)11時30分です。アメリカの西海岸では10月17日(金)の19時30分頃で、ヴィンス・ガラルディ・リスニング・パーティを開催していたレコード店もぼちぼち閉店時間ではないかと思います。
イベントの内容も、単にプレイリストを聴くだけでなく、『 来場者全員にイベント限定のピーナッツ・ステッカーをプレゼント』『ピーナッツ・アルバムを2枚以上購入すると限定ポスターをプレゼント』といった企画もあるということです。
多くの店舗は18日(土)をメインに据えているようですが、ハリウッドの有名なレコード・メガストア "Amoeba Music" では17日に実施した模様です。


ハリウッド店で17日(土)17時から、バークレイ店で18日(土)14時から、という予定のようですね。
Xで18日のバークレイ店の宣伝がアップされています(動画もあります)。ショーン&ジェイソン・メンデルソンも来るそうで、スヌーピーとウッドストックの記念撮影もできるそうです。ベイエリアにお住まいの方は是非ご参加ください、ってここで書いてもしょうがない。
アメーバミュージックのXのリンク↓
https://x.com/amoebamusic/status/1979359073612238895
その他のレコード店も色々と宣伝をしています。

ニューヨークの Hifi Provisions でもスヌーピーとのフォトセッションがあるようで、その後でスヌーピーのクッキーのデコレートなるものも行われるようです。

フロリダ州サラソータの Salty Dog Records は17日15時に開催したようです。

ペンシルベニア州ランズドーンの Vinyl Revival Records 、18日正午に開催するようです。

クリーブランドの The Vinyl Groove Records も18日の13時から14時に実施するようですが、チケット制にして参加者を募っていますね。
この店は、宣伝文句が中々に泣かせてくれます。いくつか引用しますと…
『ヴィンス・
『ピーナッツ75周年を記念して、誰もが知るヴィンス・
『スヌーピーの生涯のファンでも、レコードコレクターでも、
『私たちの文化の一部となった数々の名曲』 とか『ガラルディを聴いて75周年を祝いましょう』といったフレーズが刺さりますね。あくまで宣伝文句ではありますが、ピーナッツのTVスペシャルのBGMを『文化の一部』と言っちゃってるんですよ。こんな形で75周年を祝おうだなんて…いいなあ、クリーブランド。
・・・・・・
ショーン&ジェイソン・メンデルソンのメッセージ動画もインスタグラムに上がっていました。
2025.10.17
2代目チャーリー・ブラウン声優の野沢雅子さん、文化功労者に選ばれる!
チャーリー・ブラウン声優として評価されたわけではないですがね。
おめでとうございます。
声優としては初だそうです。これだけの功績がありながら、やっと評価されたってことですかね。今やアニメは世界を席巻している一大文化になっているというのに、国内の評価はまだまだなんでしょうか?紫綬褒章も声優は熊倉一雄さんだけですので、ぜひこちらも受賞していただきたいものです。
2025.10.15
ピーナッツ映画のランキング
YouTubeに "Ranking the Peanuts Movies" という動画がありました。昨年の3月に公開されたもので視聴回数は8409回とあまり多くはありません。
この手の動画は沢山ありまして、配信者によって様々な意見があってとても面白いです。
TVスペシャルを扱った動画ですと作品自体が40作以上ありますのでランキングは多種多様になりますが、劇場用映画は5本しかありませんからあまり大差は無いんですよね。TOP1は間違いなく「チャーリー・ブラウンという名の少年」ですしね。
一つ一つの動画に感想を書いていたらキリが無いんですが、この配信者の場合は「スヌーピーの大冒険」の評価が低いところが特徴で、特に興味を持ちました。
この配信者は、スヌーピーを主役に据えることで必ずしも良作になるわけではない、と考えています。スヌーピーはちょっと出るだけでも効果が出るタイプのキャラクターである、と。この考えには一理あると思います。ほとんどの作品は子供たちがストーリーの中心で、スヌーピーはサブプロットもしくはちょっとしたコメディリリーフ的な役割で出番も少なくなっていますが、それでいて存在感はちゃんとあって面白くもあります。そういう扱い方が最も効果的なのかもしれません。
そんな感じで、スヌーピーが出過ぎることによって彼の横暴な面が強調されているところと、感情的なシーンが長すぎるところが減点になっているようです。…ワタシは気になりませんけどね。"It Changes" とか名曲だと思いますし、「僕にはもっとコンチハが必要だ」というセリフ(コミックにもあった)もいいと思いますけどね。で、なんと「スヌーピーの大冒険」は5作中5位という結果になっていました。
・・・・・・
この配信者のランキングは以下の通りです。
1位:チャーリー・ブラウンという名の少年
2位:スヌーピーとチャーリー・ブラウン ヨーロッパの旅
3位:がんばれ!スヌーピー
4位:アイ・ラブ・スヌーピー
5位:スヌーピーの大冒険
欧米の人って「ヨーロッパの旅」とか「がんばれ!スヌーピー」とか好きですよね。
どうも「ヨーロッパの旅」の良さっていうのは、シュルツさんのフランスや戦争への想いが込められているところにあるようで、それを感じ取れる人からの評価が高いということのようです。ワタシは、大人が出てきたり、教師がしゃべったり、ロンドン訛りを馬鹿にするような描写とかが障害になってそこまで辿り着けません。困ったもんです。
「がんばれ!スヌーピー」はどうなんでしょうね。この配信者も指摘していますが、シナリオが変ですよね。サマーキャンプなのに雪山に紛れ込みますし。レースなのに離れ離れになった仲間を探す展開になってからはレースのことを完全に忘れてますし(悪ガキに雪玉をぶつけられて思い出す)。『大好きなペパミント・パティが凄く嫌な性格にされていて不快』という人が多い反面『子供の頃繰り返し見た』という人も多くてよく解りません。ワタシは、サマーキャンプ文化の有無が評価を分けているのかな?と思うようにしています。
あと、「がんばれ!スヌーピー」の中間部(ウッドストックを探すスヌーピー)は、スヌーピーをサブプロット的に扱う正しい方法ではないかと思います。
「アイ・ラブ・スヌーピー」は、ピーナッツに3Dは必ずしも必要ではなく、これが悪名を高めていると言っています。確かにわざわざ3Dにする必要は無いんですが、配信者は「現代のアニメ映画では必須だ」とも言っています。もう欧米ではここ15年アニメ映画は3Dと相場が決まっていますから、必要性よりも必須が勝ってしまうんですね(鬼滅の刃が風穴を開けるかもしれませんがね)。でも、この映画の2Dのような3Dは結構作品にマッチしていたと思いますし、この配信者もそこは評価していますね。最も評価している点はスピーディでテンポが良いところのようで、3位の「がんばれ!スヌーピー」に僅かに及ばなかったという評価になっていました。
俯瞰で見てみますと、スヌーピーの出番が増えるに従ってランクが下がるという傾向になっていることが判ります。この配信者は明言していませんが、奇しくも「スヌーピーの大冒険」のパートで説明していることが結果に表れてしまっているようにも思えます。
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ちょっと余談ですが、「ヨーロッパの旅」のクライマックスのチャーリー・ブラウンたちの消火活動について、『彼らの英雄的活躍は賞賛するが、危機管理能力は「フォルティタワー」の職員より少し優れているだけと言わざるを得ない』と言っているところが気になりました。
「フォルティタワー」というのは昔BBCで放送していたモンティパイソンのジョン・クリーズ主演の短命だったドラマのことで、ひょっとしてこの配信者はイギリス人では?と思ったりしました。「フォルティタワー」が通じる人は少ないと思いますぞ。
2025.10.13
PEANUTS 75TH ANNIVERSARY ULTIMATE TV SPECIALS COLLECTIONの収録作品が判明する
今月アメリカで発売になったDVD&Blu-rayソフト "PEANUTS 75TH ANNIVERSARY ULTIMATE TV SPECIALS COLLECTION" ですが、YouTubeに開封動画がありましたので収録内容を確認することができました。
本件は8月に1回記事にしています。『「チャーリー・ブラウンのクリスマス」から「幸せのブランケット」までの40作品を収録』という触れ込みなんですが、この期間の作品は45作ありますので何が弾かれているのか気になっていました。

文字がぼやぼやでしたが何とか解読しました。収録作品は以下の通りです。
1.A CHARLIE BROWN CHRISTMAS (65)
2.CHARLIE BROWN'S ALL-STARS (66)
3.IT'S THE GREAT PUMPKIN ,CB (66)
4.YOU'RE IN LOVE ,CB (67)
5.HE'S YOUR DOG ,CB (68)
6.IT WAS A SHORT SUMMER ,CB (69)
7.PLAY IT AGAIN ,CB (71)
8.YOU'RE NOT ELECTED ,CB (72)
9.THERE'S NO TIME FOR LOVE ,CB (73)
10.A CHARLIE BROWN THANKSGIVING (73)
11.IT'S A MYSTERY,CB (74)
12.IT'S THE EASTER BEAGLE ,CB (74)
13.BE MY VALENTINE ,CB (75)
14.YOU'RE GOOD SPORT,CB (75)
15.IT'S ARBOR DAY,CB (76)
16.IT YOUR FIRST KISS ,CB (77)
17.WHAT A NIGHTMARE ,CB (78)
18.YOU'RE THE GREATEST,CB (79)
19.SHE'S A GOOD SKATE ,CB (80)
20.LIFE IS A CIRCUS,CB (81)
21.IT'S MAGIC,CB (81)
22.SOMEDAY YOU'LL FOUND HER ,CB (81)
23.A CHARLIE BROWN CELEBRATION (82)
24.IS THIS GOODBYE ,CB ? (83)
25.IT'S AN ADVENTURE ,CB (83)
26.WHAT HAVE WE LEARNED,CB ? (83)
27.IT'S FLASHBEAGLE ,CB (84)
28.SNOOPY'S GETTING MARRIED,CB (85)
29.YOU'RE A GOOD MAN ,CB (85)
30.HAPPY NEW YEAR ,CB (86)
31.WHY ,CHARLIE BROWN ,WHY ? (90)
32.SNOOPY'S REUNION (91)
33.IT'S CHRISTMASTIME AGAIN ,CB (92)
34.IT'S SPRING TRAINING ,CB (92)
35.A CHARLIE BROWN VALENTINE (2002)
36.CHARLIE BROWN'S CHRISTMAS TALES (2002)
37.LUCY MUST BE TRADED, CB (2003)
38.I WANT A DOG FOR CHRISTMAS, CB (2004)
39.HE'S A BULLY, CB (2006)
40.HAPPINESS IS A WARM BLANKET, CB (2011)
…ということで、弾かれた5作品は以下の通りです。
SNOOPY THE MUSICAL (88)
IT'S THE GIRL IN THE RED TRUCK ,CB (88)
YOU'RE IN THE SUPERBOWL ,CB (94)
IT WAS MY BEST BIRTHDAY EVER ,CB (97)
IT'S THE PIED PIPER ,CB (2000)
"IT WAS MY BEST BIRTHDAY EVER ,CB" と"IT'S THE PIED PIPER ,CB" の2作はビデオスルー作品でしたから、まあ予想通りですね。
他の作品はどうでしょうか。
"YOU'RE IN THE SUPERBOWL ,CB" は一応テレビ放送されているんですが、YouTubeのコメントによるとナショナルフットボールリーグが権利を持っているためではないか、とのことです。"IT'S THE GIRL IN THE RED TRUCK ,CB" は…触れられたくない過去なんでしょうかね?実写とアニメの合成という意欲作でしたが、当時は『「ロジャー・ラビット」と同じタイミングになったから評価が下げられた』とシュルツさんは言ってましたね。それなりに自信はあったようなんですが、ビル・メレンデスは失敗作だと言っていたようですし、ひょっとして御息女ジル・シュルツの肖像権の問題だったりとか?
意外だったのが、"SNOOPY THE MUSICAL" の未収録ですね。"YOU'RE A GOOD MAN ,CB" は収録されているのに、ちょっと不思議ですね。
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YouTubeのコメントが中々有意義です。
何でも、"IT'S AN ADVENTURE, CB" と"IT'S SPRING TRAINING, CB" は、以前発売されていたワーナーホームビデオのDVDの方が画質が良いとのこと。
ちょっと驚いたのが、"IT WAS A SHORT SUMMER ,CB" が旧DVDやApple TV+ と違って完全版になっているらしいということです。旧DVDも今回のソフトも両方ともワーナーホームビデオなんですが、何があったんでしょうか?ともかくこの事実を知ってしまった以上、購入するという選択しかないということになりました。
もうちょっと引っ張って売価が下がるのを待ちますかね。

因みにこの写真はDVDです。DVDですとリージョン1なので観られません。Blu-rayの場合はアメリカと同じグループなので観られます。
2025.10.12
ヴィンス・ガラルディを称えるリスニング・パーティがアメリカで開催
『キャラクターグッズ>名言>コミックス>アニメーション>サウンドトラック』
これはワタシが考える『日本でのピーナッツ界隈のパワーバランス』です。ファンの数も比例していて、右に行くにつれてどんどん減っていきます。『コミックス』と『名言』を区別しているのは、コミックスを読まずに名言だけ有難がっている、名言を知るだけでピーナッツを知った気になっている不埒者がいるからで、こういう層があるのは日本だけではないでしょうかね。でもってランクは『名言』の方が上だったりします。
日本ではアニメーション自体の知名度が低いですから、そのサウンドトラックとなるともっと下がります。アメリカでは年末になりますとヴィンス・ガラルディの「チャーリー・ブラウンのクリスマス」のレコードがビルボードの総合チャートを駆け上り、ジャズ・ファンのすそ野を広げるほどに影響力を持っています。更にアメリカ各地でヴィンス・ガラルディのトリビュート・ライヴが開催されます(デリック・バング氏調べによれば2024年度は171件)。この差には驚かされると同時に悲しくさえなりますな。
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アメリカでは4月の第3土曜日と11月のブラック・フライデイがレコード・ストア・デイになっていますが、近年ヴィンス・ガラルディに関してはブラック・フライデイとクリスマス商戦に狙いを定めて10月くらいから限定仕様のレコードが発売される傾向にあります。まあ今年に限っては春からリリースが多かったですが。
今年は10月17日から19日にかけて、『ヴィンス・ガラルディ・リスニング・パーティ』というものが、アメリカの47州と特別区にある200店舗以上の独立系レコード店で行われるそうです。
内容はといいますと、リー・メンデルソン・フィルム・プロダクションズのショーン&ジェイソン・メンデルソンによる22曲54分のプレイリストをみんなで聴く、というもののようです。曲間にキュレーションがあって、最後には新作リリースに関するアナウンスが流れるとのことです。
これは非常に興味深いですね。リー・メンデルソン・フィルム・プロダクションズのYouTubeチャンネルでプレイリストが公開されることを熱望します。でもって新作リリースの発表ですか。「恋するヒマもないよ、チャーリー・ブラウン」か「ミステリーだよ、チャーリー・ブラウン」ではないでしょうか?どちらになっても遅かれ早かれでしょうし、どちらでも嬉しいですがね。
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『200以上の独立系レコード店』というのがどれだけの規模なのか。現在アメリカでは独立系レコード店は約1400店舗あるということですので約14%ということになります。これが多いのか少ないのか。ワタシ的には充分じゃないかと思います。
因みに、世界のレコード店舗数という2017年の調査記録があるんですが、1位がアメリカの1482店舗で、2位がイギリスの537店舗だそうです。アメリカが圧倒的ですね。日本は8位で158店舗ですが、国別ではなく都市別では東京が1位の93店舗とのことで、少ないだけでなく中央集中というあまりよろしくないことになっています。つまり東京以外には65店舗しかなく、1都道府県あたり1.41店舗しかないということになります。これは最早文化と呼べるレベルではないですね。まあブックオフやハードオフを加えれば販路はもっと広がっていると思いますけど。
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最後に、これまでリー・メンデルソン・フィルム・プロダクションズが発売してきたカタログの画像がありましたので貼っておきます。
限定レコードだけでなく、既発6タイトルを収録したCDボックスも発売になるんですよね。
2025.10.11
スヌーピーのランダム商品
最近ランダム商法に対する批判が高まっているそうです。
ピーナッツ界隈でも多そうですね。ワタシも先日東京キャラクターストリートに行った時に些か食指が動いたものがありましたが、ランダムだったので買うのをやめたりしてますね。
この辺の商品でした。上のミニマスコットでは『トレイシー・オースチンの真似をするスヌーピー』がちょっとほしいと思ったんですが(珍しいグッズ化ですので)、1210円ですからね~。下手をすると5000円近くの出費になる可能性もありますし。下のキーホルダーは990円とちょっと安かったですが、やっぱり…。
ワタシは手を出しませんが、流行りの一番くじもランダム商法の一種ですよね。もっと言ってしまうと所謂ガシャポンもそうですね。ランダムでも仮面ライダーカードなんかの場合は元々どんなラインナップか判っていませんし、何が出ても大体うれしいですしちょっと違いますかね。
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LASISAの記事によりますと、最近の非難の高まりは高額化が進んできたからとのことです。ちいかわのグッズがランダムで2420円だとかで、この額で目当てでないものが出てきたら確かに悲しすぎます。1000円を超すと非難の対象になるようで、ワタシも強ちケチというわけではなかったんですな。よかったよかった。
ちいかわのメーカーは非難を受けて販売方法を変更するようですし、これは消費者の声が届いてよかったという事の好例ですね。
まあ販売側の事情も解らなくはないです。複数のグッズを作って人気の偏りにより特定のものばかりが売れて不人気商品が大量に余るなんて事態は避けたいんでしょう。スヌーピーミュージアムでも、スヌーピーのきょうだいのマスコットでマーブルスばかりが余ったなんて話を元スタッフの方から聞いたことがあります。
しかし、いくら人気があるからといってあまり高額なランダム商品を出してしまうとラインナップ全体が不振なんて事にもなりますから、売る側ももう少し考えた方がいいでしょうな。ファンとかコレクターも際限なくお金を払ってくれるわけではないですからね。
2025.10.02
ピーナッツ連載75周年記念日(スヌーピーの日ではない)
おはようございます(5:00AM)。
遂にこの日がやってまいりました。ピーナッツ連載開始75周年です。おめでとうございます。ワタシはワタシの人格形成に多大な影響を与えたこのコミックが、未だ影響力を失わず若い新しいファンを増やし続けていることを大変喜ばしく思っています。ワタシはこれからも、死ぬまでファンでい続けます。
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今日はお祝いムードに徹したかったんですが、こんな朝っぱらからイライラすることが多く…。何かといいますと、Xの方で「スヌーピーの日」というのが相当数飛び交っておりまして、もう歯止めがきかなそうな勢いです。
今日は「スヌーピーの日」ではないですよ。公式サイトはじめライセンサーはそんなことは一切言っていませんよ。
日本記念日協会で認定されている「スヌーピーの日」は8月10日であって、今日じゃないです。
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この事は2015年8月10日のブログでも書いていますが、自分のブログを論拠にするのは変ですので、ネタ元のオリコンニュースを改めて調べてみました。
同サイト2015年8月10日付の『映画『スヌーピー』吹き替えキャスト発表 C・ブラウンに鈴木福、ヒロインは芦田愛菜』というタイトルの記事で、『スヌーピーのバースデー・イベントで映画「I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE」の吹き替えキャストが発表になり、併せて8月10日が日本記念日協会から「スヌーピーの日」と認定され、キャストとスヌーピーは大はしゃぎで喜んでいた』ということが書かれています。
日本記念日協会というのは任意団体で、厳密には認定されたものが公的な記念日になるというわけではありません。とはいえですよ、日本記念日協会に認定されていない10月2日を「スヌーピーの日」と言って騒ぐのはどうなんでしょうね。百歩譲って10月2日がスヌーピーが初登場した日だというのならまだ認めなくもないですが、そうじゃないですからね。そこに違和感を感じるんですよ。
誰かが『ピーナッツの連載開始日?じゃあスヌーピーの日だ』とかテキトーなことを考えて、それが広まってしまったんでしょうが、正に悪化は良貨を駆逐する、ですね。また、『ピーナッツ=スヌーピー』、と考えている輩が多いことの証明にもなりますかね。
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ところで、改めて日本記念日協会のページで検索したんですが、「スヌーピーの日」というのが出てきませんね。つまり、そもそも「スヌーピーの日」というものが存在しない(日本記念日協会的には)ということになります。
これは不思議ですね、一度認定されたものが取り下げられるなんてことがあるんでしょうか?取り下げるのであれば申請側(多分20世紀フォックス)から取り下げ申請をしたんでしょうか。わざわざそんなことをしますかね。非常に謎です。
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ともかく、お祭り気分が吹っ飛んでしまいました。がっかりです。気分が悪い。今日はもうXを見ない方がいいかも(多分見ます)。
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追記(19:40PM)
『スヌーピーの日』についてですが、大体傾向が判りました。
『今日はスヌーピーの日なんですね』みたいな書き込みをしているのは、大方は薄い方々のようです(語弊があるかもしれませんが)。ファンと思われる方は大抵『ピーナッツ連載75周年』などしっかりと書いてらっしゃいますね。
ただ、テレビやWEBの情報サイトなんかは薄いわけです。実際この辺りから『スヌーピーの日』というのが流されてしまっているので安心してはいられません。テレビだろうがWEBだろうが、メディアの力は大きいです。既成事実化されないように発信し続けるしかないですな。
あと、日本記念日協会のサイトから『スヌーピーの日』が消えた問題は、問い合わせができるのならばしてみたいと思います。
…てな感じでひと段落。あとは寝るまでピーナッツ三昧と行きましょう。ガラルディのCDを聴きながらコミックでも読みますかね…。
2025.10.01
明日はいよいよ…
明日はいよいよ記念日ですな、75周年の。
そういえば、何で連載開始日が10月2日なのかって深く考えたことが無かったですね。
10月というのは、単に期首だからだと思います。1日ではなく2日だったのは、1950年の10月1日が日曜日だったからでしょう。新しい期の始まりの最初の月曜日に、このピーナッツというコミックは連載が始まったというわけですね。
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これまで10月2日に自分は何をしていたのか、過去のブログをちょっと見返してみました。
かつては日付が変わったところで「おめでとう」などと書いているパターンが多かったようです。何といっても期首ですからそれなりに忙しかったわけです。ここ数年は閑職に就いているので、普通の時間帯に長めの文章を書いていたりしていますね。
とある年では勤め先が業界3位になる大型合併で10月から新会社になるという関係で、数日経過してから振り返るような記事を書いたりしてました。あの頃は忙しかったなあ。
かつては連載開始記念日がスヌーピーの誕生日などと言われることもありました。2010年の10月2日は「今日はスヌーピーの60歳の誕生日」といった言説がSNS上で踊っていたものですが、2011年からスヌーピーの誕生日が8月10日になりましたのでそういうのも無くなりました…と言いたいところですが、テレビで福留アナが言っちゃったりしてましたね。
流石に今はもうそういう人はいないと思いますが、そのかわりに「スヌーピーの日」と言う輩が多数いらっしゃいます。「スヌーピーの日」というのは8月10日(2015年から。一般社団法人日本記念日認定の公式記念日)で、誰がこの誤った情報を流したのやら。10月2日にはまだスヌーピーは登場してませんでしたよ。
2012年の10月2日の記事では公式サイトが何も祝わなくなっていることを嘆いています。この頃から原作への無関心・リスペクト無しが始まっていたんですね。2023年の記事では、"snoopyjapan"、"SNOOPY MUSEUM TOKYO"、"SNOOPYchaya"、"PEANUTS Cafe"、ら各社のXやFacebookで全く言及されていないことを嘆いています。今年は75周年という節目ですから、何か発信してほしいですね。記念グッズとかを出して儲けさせてもらってるんでしょ?と言いたいです。まあこれは明日になればわかります。
てな感じで。さて、仕事仕事。
2025.09.30
スヌーピー・タウンショップ新宿店に行ってきた
今月後半はやたらとショップを行脚していますな。自分でも驚きます。昨日は新宿に用事があったのでちょっとタウンショップに寄らせていただきました。
ビルの1階から4階までをキディランドが占めていて、タウンショップの他にちいかわやリラックマが入ってます。ですので話題になっていたLEDディスプレイも中々ピーナッツが回って来ず。1階のはいかにもLEDですが、2階のはちょっと不思議な感じがしましたね。
どういう仕組みなんでしょう…
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タウンショップは4階でした。
天井が高くて、このアングルですととても広そうに見えますが奥はそんなになく、実は結構狭い店舗でした。品数もそう多くないですね。公称約23.56坪だそうですが、このエスカレーターを上がってから売り場までのカウンター前エリアを含めてでしょうから、まあそんな感じでしょう。
しかし恐るべきはちいかわですよ。2階のちいかわ+コウペンで約111.93坪ですからね。いや、ちいかわにはエライ目にあったんですよ、くら寿司コラボで。娘たちと行ったんですが、ものすごい混みようで、客が捌ききれずに閉店時間を延長しましたからね。席に着いても注文を受け付けてもらえずしばらくは空腹のまま過ごしたという…。もうああいうのは御免ですね。閑話休題。
ワタシが店内に入った時、店内放送BGMが "Hark, The Herald Angels Sing" だったんで驚きました。ハロウィン・セールをやっているのに?
ヴィンス・ガラルディの「チャーリー・ブラウンのクリスマス」のCDをかけていたようです。"Christmas is Coming" がフェイドアウトしていなかったり、"The Great Pumpkin Waltz","Thanksgiving Theme" も流れていたので、使用していたのは2012年以降のヴァージョンのCDですね。
装飾はみな目線より高い位置にあってカラリングも奇麗でとても気に入りましたが、これは個人的に思い入れのあるカットです。ツルコミック26巻「ビーグル長官スヌーピー」に収録されているとあるストリップの最後のコマです。これは笑いましたね。26巻は全般的に面白くて、ワタシは大爆笑が止められずに1冊読み終わるのに1時間以上かかりました。懐かしい。

この湯吞みには驚きました。これは2013年に発売されたヤツですよね。まだ売っていたとは。ものすごいロングラン商品ということになりますね。
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てな感じでしたが、ちいかわのパワーには押されましたね。お客も多かったですし。あとは、隣のビルでウマ娘の限定ショップをやっていたのがインパクトありましたね。ちょうど初日だったようで、外国人客もいたようです。
2025.09.29
ソニーFG、スヌーピーのCM動画公開
ソニーフィナンシャルG、上場直前に「スヌーピー」CM公開 IP活用でブランド強化へ ということで、6月にも一度記事にしていますが、今日(9月29日)東証プライムに上場したわけです。YouTubeにCM動画が上がっていますね。
これはですね~、ちょっと違うんじゃないですかね~。
まず、チャーリー・ブラウンがのび太レベルの阿呆にされているのが気に入りません。確かに何をやってもダメな男ですよ。しかし、この答案用紙はあんまりじゃないですかね。で、バツだらけの答案を笑い飛ばすことが「BE YOURSELF(自分らしくいこうよ)」ってことなんですか?なんだかよく解りません。
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プレスリリースも見ましたが、以下のような一文があります。
『コミックに登場する「YOU SHOULD JUST BE YOURSELF」というテーマ中心のストーリー展開を通じて、ソニーFGが大切にしている「自分らしく生きる人生に寄り添う姿勢」を、「PEANUTS」のユーモアと温かみを活かしながら、何気ない日常のワンシーンにとけこませてお届けします。』
一読しただけでは要点がつかめない感じですが、ワタシはこの"YOU SHOULD JUST BE YOURSELF" については精査しなければならないと思いました。ソニー・グループの一企業なんですから、発信には責任を持たなければなりません。
この文は、"YOU SHOULD JUST BE YOURSELF" がコミックに登場するセリフだと言っているんでしょうか?正直、そんなセリフあったかな…という感じです。まあストリップは全部で17897片ありますし、セリフの数に直せばその数倍になりますので、さすがに絶対に無いとは言い切れませんが。
それとも、セリフではなく作品のテーマだと言っているんでしょうか?だとすれば、ワタシは直ちに異を唱えますね。いくつかのストリップを読んでそう感じること自体は否定しませんが、何かそういう一つのぶっといテーマがあるわけではないですからね。
またしても恣意的に印象操作されているな~、という感想です。
2025.09.28
「土曜日はナニする!?」で南町田グランベリーパークを特集
昨日(9/27)カンテレ(フジ)の「土曜日はナニする!?」で南町田グランベリーパークの特集をやっておりました。
なかやまきんに君のコーナーでしたが、2択クイズが出てきたりします。ケンタッキーの食べ放題ですとか成城石井ですとか話題店を取材していましたが、グランベリーパークでスヌーピーミュージアムを素通りはあり得ないですよね。
そして、
やはりいたか。一応館長の案内という体で進行していきます。
『日本で唯一』ということですが、あまりテーマ別の専門美術館は複数は無いのでは?それよりは『世界で唯一のサテライト・ミュージアム』をアピールした方が良かったんじゃないでしょうかね。アメリカとココだけなんですよ!という感じで。
やはり、スヌーピー・ワンダールームから紹介するんですな。ワタシはまだ見ていないんですが、去年の4月にテレビで取り上げられた時とあまり変化が無いように思えますな。ちょっと比較してみましょう。
はて、ぬいぐるみの角度が多少変わった部分はありますが、大方は同じですね。壁面に置いてあるグッズ類も目視できる限りではほとんど変化がなさそうです。
確かコンセプトでは『定期的にアイテムの募集や展示替えを行うファン参加型の”みんなでつくる、みんなのミュージアム”』だったような気がしましたが、この1年半で何をしていたんでしょうな。途中で寄贈要項を変えたようですし、展示替えをするほどのストックが無いのでは?と疑ってしまいますな。
ここで2択です。スヌーピーミュージアムで最も売れているのはどっちですか?
正解は、A:スヌーピーのぬいぐるみでした。
このフワフワのスヌーピー単体で一番売れているのならば凄いですね。ワタシはチョコチップクッキーだと思いました。
・・・・・・
そういえば、「ザ・スヌーピー展」にあわせて作られた新しいフォトスポットなどが紹介されませんでしたね。内覧会までやったのに。収録がもっと前だったんでしょうかね?
それよりもミュージアムなのに展示に全く触れていなかったこともちょっと問題かも、と。視聴者に『チケット買ってこれだけ?」とか思われないかどうか気になります。
2025.09.27
SNOOPY'S SURF SHOP KAMAKURA に行ってきた
7月に鎌倉にオープンしたSNOOPY'S SURF SHOP ですが、せっかく近くにできたので涼しくなったら行こうと思っていました。今日はいい頃合いと思い、午前中にサクッと行ってきました。
その前に、途中の土産物屋で怪しいものを見つけました。
大仏化したCBとPPGのTeeシャツですかね。おいおい。
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SNOOPY'S SURF SHOPは鶴ケ岡会館の小町通りの方の第二ビルに入っているんですが、若宮大路に面している本館の案内図には表示されていませんでした。

場所が場所だけにキャラものの表示などに規制があったりするんでしょうかね?それでも店名表記くらいはあっても良さそうなもんです。これでは来店目的のお客しか来られず、通りすがりの人を呼び込むのは不可能ですね。店舗が小さいから丁度いいのかもしれませんが。
裏小町通り側には表示がありました。
で、その右側が店舗ですね。正面からの写真は遠慮しました。
ワタシは10時30分頃に行ったんですが、お客の入りは7~8人くらいでしたかね。ショップのTeeシャツを着ている小さい子がいたりとか、リピーターもいる感じでした。
小さい店舗ですから品数も限られていますね。最も廉価なものは缶バッジやステッカー類の660円でした。
商品は基本的に『サーフボード+ピーナッツ・キャラ』をデザインしたものが主流でしたが、中には少々いただけない物も。
例えば、サーフボードを持ったシュローダーのキーホルダーとかがありましたが、こういうサーフィンからとても遠いキャラを使うのは世界観的にどうなんでしょうね?いつも通りの服装ですし。まあでも彼の場合はまだ笑顔だからいいですが、帽子に長袖のトップスにフルレングスのパンツに靴、といういつもの格好ですまし顔のユードラはどうなんでしょう。
本当にいつものおなじみのカットにサーフボードを合成しただけで、商品的工夫が全くないという。さすがに安易すぎでしょう。
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…てな感じで。結構ケチを付けてしまいましたが、一応購入はしましたので悪しからず。あと、これも余計ですが、せっかくの鎌倉なんですから茶屋も出店してくれませんかね~(SURF SHOPはもっと由比ヶ浜寄りでもよかったのでは…)。そうしたら通うかもしれません。
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あと余談ですが、所謂迷惑外国人というのを生で見ました。大仏前の横断歩道で赤信号にもかかわらず悠々と横断する5人組。お前らいいかげんにせえよ。

























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