サウンドトラックなど

A BOY NAMED CHARLIE BROWN
Aboynamedcbanalog 劇場版アニメーション第1作(1969)のサウンドトラック盤、発売はCBSソニーでした。本作は音楽だけでなくセリフが入ったドラマ仕立てのものですが、BGMはステレオで収録されています。
音楽はオリジナルスコアがヴィンス・ガラルディ、音楽監督がジョン・スコット・トロッター、主題歌挿入歌の作詞作曲がロッドマッケン、となっています。基本的に全ての曲はトロッターが編曲しています。
ヴィンス・ガラルディの曲はB-15以外は全て過去のTVスペシャルで既出のもののアレンジになっています。A-2,9,11,12,B-4,12はトロッターの作曲、A-1,4,8,10,13,B-2,3,7,10,13,14,16はロッド・マッケンの作曲もしくはそのヴァリエーションです。
ジョン・スコット・トロッターはビング・クロスビーのアレンジなどを担当していたキャリアの人で、かの有名な「ホワイトクリスマス」は彼によるものです。TVスペシャルでは3作目「It's the Great Pumpkin, CB」以降音楽監督としてクレジットされています。ちょっと古臭い感じの編曲が「良きアメリカ」を醸し出していて悪くありません。「SNOOPY ON ICE」はトロッターとガラルディの個性が相俟ってとても魅力的な仕上がりになっています。
Aboysingle このサントラからはロッド・マッケンの主題歌がシングルカットされました。B面は「CHAMPION CHARLIE BROWN」でした。
 
ROD McKUEN / A BOY NAMED CHARLIE BROWN
Rodcba 1970年にリリースされたロッド・マッケンのアルバムです。2015年にCD化され、日本盤は「オリジナルサウンドトラック スヌーピーとチャーリー」の名で発売されましたが、サントラではありません。
ロッド・マッケンが手掛けた"A BOY NAMED CHARLIE BROWN", "JOANNA", "THE ORIME OF MISS JEAN BRODIE", "ME, NATALIE" の4本の映画の主題歌・挿入歌の自作自演アルバムです。プロデュース=ロッド・マッケン、アレンジはロッド・マッケンとアーサー・グリーンスレイドの連名で、ピーナッツの曲はA-1,2,3,4,7,B-5と6曲を占めています(リプリーズ含む)。
全般的にしゃがれた声で歌われるこれらはオリジナルよりもよりSSW的な仕上がりになっています。冒頭を飾る「Champion Charlie Brown」はスローなテンポに口笛まで入ってまるで「明日に向かって撃て」状態。
A-2「Someting for Snoopy(かわいいスヌーピー)」 は恐らくこのアルバム用の書き下ろしだと思われますが、ラウンジ風ピアノが印象的な3拍子ナンバーで、映画サントラのアウトテイクだと言われたら信じてしまうでしょう。ラストに再登場する「Champion Charlie Brown」はヴォーカルをオーヴァーダブしたまた別なアレンジになっています。
Rodcbs「Champion Charlie Brown」はシングルにもなっていますが、これがアルバムからのカットだと思いきや全くの別テイクになっています。コーラスも加わってオリジナルと同じ方向性でゴージャスにしたような感じです。
 
SNOOPY,COME HOME
Comehome 劇場版アニメーション第2作(1973)のサウンドトラック盤です。こちらも発売はCBSソニーでした。 
本作はミュージカル仕立ての作品で、作詞作曲はリチャード&ロバート・シャーマン、編曲はドン・ラルクが担当しています。
シャーマン兄弟はディズニー作品でお馴染みのソングライター・コンビです。A-4の中間部などはモロにディズニーっていう感じです。
 
 
 
Comehomesingle このアルバムからは「スヌーピーの大冒険」、「ライラのテーマ」がシングル・カットされました。
また、音楽をシャーマン兄弟ではなくヴィンス・ガラルディのものに置き換えたドラマのEPも発売になっておりますが、これについては後でまた少し触れます。 
 
スヌーピーの大冒険・日本語版
Comehomejap この作品は日本語吹き替え版として公開されましたが、サントラとは違うメーカー、キャニオンレコードが日本語版の4曲入りEPをリリースしました。参加スタッフは、浜垣容二訳詞、筒井広志編曲、佐々木真知子・小林正明・ザブレッスンフォーピープルの歌唱、と所謂ヴォーカルトラックの差し替えではなく完全な録り直しになっています。
ここに収録の「スヌーピーの大冒険」はオープニングテーマではなく、上欄のアルバムB-2のいなくなったスヌーピーをみんなが心配するシーンの方のヴァージョンです(なんで?)。景気良く始まるのを期待して肩透かしをくらった子供は多かったんではないでしょうか。
「ライラのテーマ」はオリジナルの天使の歌声シェルビー・フリントと比べるとドスが効いていてかなり聴き劣りします。
「海に行こう」はオリジナルよりちょっとアップテンポになっています。
1975年のリバイバル公開時にジャケット・品番が変更になって再リリースされました。ハードジャケットで発売されていたものが、ここでは紙ペラに変更になってしまいました。盤のほうも33 1/3回転だったものが再プレスで45回転になりました。わずか2年ですが、カッティングをし直したというわけです。
(実は1973年のプレスの存在は最近知りまして、それまではリバイバル時に制作されたものだと思っておりました。これで1975年にしては古臭いミックスだと思っていた謎も解決しました。情報の提供に関しましてはMagritteさんに助けていただきました。多謝。)
  
スヌーピーとチャーリー大行進
Daikousin これはこういうタイトルの映画がある訳ではありません。当時サントラを発売していた日本のCBSソニーのカセットテープ企画で、Side-Aが"A Boy Named CB"、Side-Bが"Snoopy,Come Home"という所謂「2in1」というやつです。昔、まだカセットテープ市場が活発だった頃はこういう企画は沢山ありました。
このカセットテープは、1976年に発売されました。値段も2500円とお買い得になっていました。
 
VINCE GUARALDI TRIO / A BOY NAMED CHARLIE BROWN
Aboynamed ヴィンス・ガラルディ・トリオのアルバムです。タイトルは第1弾劇場映画と同じですが、これは1963年に制作されたドキュメンタリーのサウンドトラックです。
リリースされたのは1965年で、当時のタイトルは「Jazz Impressions of "A Boy Named Charlie Brown"」で、ステレオ/モノラル両ミックスが発売されていました。クリスマスほどではないにしろ、ジャケ違いがいろいろあって、マニア心を刺激します。
オリジナルは9曲入りで、CD化に際して「Fly to the Moon」を加えた10曲入りとなりました。「Oh, Good Grief」「Pebble Beach」「Baseball Theme」は「チャーリーブラウン・オールスターズ(1966)」、「Charlie Brown Theme」は「恋してるんだよチャーリーブラウン(1967)」、「Happiness is」「Blue Charlie Brown」は「君の犬だぜチャーリーブラウン(1968)」、「Schroeder」は「短い夏だったね、チャーリーブラウン(1969)」、「Frieda」は「カボチャ大王(1966)」といったのちのテレビスペシャルに使用されています。個人的な意見ですが、アニメで印象的に使われた曲が「Oh,Good Grief」、「Charlie Brown Theme」、「Linus and Lucy」くらいしか無く、買った当時はちょっと不満でした。
 
VINCE GUARALDI TRIO / A CHARLIE BROWN CHRISTMAS
Christmas
これもヴィンス・ガラルディ・トリオのアルバムです。ご存知1965年に放送された「チャーリーブラウンのクリスマス」のサウンドトラック盤で、やはり当初はステレオ/モノラル両ミックスが発売されました。発売当時のタイトルは「"A Charlie Brown Christmas"featuring the famous Peanuts Characters」でした。これもジャケットデザインが何度か変更しています。
内容は同アニメで使用されたBGMを1曲を抜かして収録していて、アニメを観て感動した人には必須のアルバムと言えましょうロングセラーアルバムです。
この作品でのガラルディのオリジナルは5曲。他はトラディショナルなどのカヴァーです。
CD化に伴うボーナストラックは「Greensleeves」で、これは「What Child is This」のヴァージョン違いです(元々この2つのタイトルは同一曲なのです)。
2006年10月には更に4曲のボーナストラックを収録した全16曲入り24bitリマスター盤が発売されました。この盤から「Christmas Time is Here」と「SKATING」がフェイドアウトではなくフルサイズで収録されるようになりました。
4曲のボーナストラックは別テイクばかりで未発表曲などはありませんが、ボサノヴァ調になっている「Greensleeves」や、歌詞なしでハミングになっている「Christmas Time is Here」など聴きどころは多いです。
現在流通している盤ではこれら4曲は無くなり、「Great Pumpkin Waltz」と「Thanksgiving Theme」の2曲がボーナストラックとなっているので、2006年版は貴重と言えます。
 
VINCE GUARALDI / OH, GOOD GRIEF
Ohgoodanalog このアルバムはサウンドトラックではありません。ガラルディの3枚目のピーナッツのアルバムで、1968年に長らく活動したファンタジーではなくワーナーブラザーズから発売されました。
このアルバムには60年代のTVスペシャルに登場した曲が収録されていて、お馴染みの「Linus and Lucy」とタイトルナンバー以外はこのアルバムで初収録になったものばかりです。「You're in Love,CB」は「恋してるんだチャーリーブラウン」、「It's YourDog,CB」「Red Baron」は「君の犬だぜチャーリーブラウン」、「Peppermint Patty」はペパミント・パティの登場シーンに頻繁に使用された曲、「Oh, Good Grief」「Rain,Rain Go Away」は「チャーリーブラウン・オールスターズ」のラストで印象的に使用されました。
クレジットからは“トリオ”が取れてソロ名義になっています。演奏はエレクトリックギターを含んだカルテットで、更にガラルディはエレクトリックハープシコードを重ねています。この辺が60年代末という時代におけるガラルディ流のクロスオーバー化・エレクトリック化なのかもしれません。ジャズっぽさは薄まったもののカラフルな仕上がりになっています。
残念ながら、このアルバムはアナログ・CD共に日本盤は未だ発売された事はありません。
 
VINCE GUARALDI TRIO / CHARLIE BROWN'S HOLIDAY HITS
Holidayhits21999年、死後20年を経過して発売されたヴィンス・ガラルディ・トリオ名義の音源発掘物のアルバムです。9曲がCD初収録となったのには意義があります。
「Thanksgiving Theme」(これより先に発売されたジョージ・ウィンストンのCDに収録されてしまったので新鮮味は薄れますが)や、遂に初収録された「Heartburn Waltz」といった70年代の曲がオリジナルで聴けるのはやはりうれしい限りです。
しかしそれにしても14曲のトータルタイムが37分というのは余りにも短いと言わざるを得ません。
ちなみに、米盤にある各曲のサイドメンのクレジットが日本盤には一切印刷されていません。
米盤クレジットには"「Heartburn Waltz」と「Great Pumpkin Waltz」はトロッター編曲"とあります。
 
VINCE GUARALDI / THE CHARLIE BROWN SUITE
Cbsuite_2 2003年発売の、『Charlie Brown's Holiday Hits』以来4年振りの登場となったヴィンス・ガラルディの発掘音源集です。前者が9曲の初CD化音源を含みつつもトータルタイム37分と煮え切らない物であったのに対し、今回は既発表曲でありながらも全て別音源、トータルタイムも52分というボリュームとなっています。アルバム・プロデュースは子息のデヴィッド・ガラルディです。
アルバムは「Linus and Lucy」と「The Charlie Brown Theme」(前者は「Linus and Lucy with the Band」と表記)で始まります。前者はTVスペシャル『A Charlie Brown Thanksgiving』で使用された物、後者はアルバム『Oh,Good Grief !』に収録されている「Oh,Good Grief !」の同一テイク(つまりクレジット違い)です。
目玉は1968年にサンフランシスコのMr.D'sで収録されたという「The Charlie Brown Suite(チャーリー・ブラウン組曲)」のワールドプレミアのライブレコーディングの収録です。これはガラルディ・トリオと管弦楽との競演用にお馴染みの曲がアレンジされているもので、7曲で構成されています。残念ながらここでもクレジット違いがあり、2曲目の「Happines is」は「Great Pumpkin waltz」、4曲目の「The Charlie Brown Theme」は「Oh, Good Grief !」です。オーケストレーションは楽曲にダイナミズムを与える為のものではなく、優雅さ、美しさ、を強調してます。時として冗長な感じであり、全てが成功とはちょっと言い難いですね。
最後に「Cast Your Fate to the Wind」のライブでこのCDは締めくくられます。イントロが始まったところで拍手が出るのは流石ヒット曲です。
 
Vince Guaraldi and the lost cues from the Charlie Brown television Specials Volume 1
Lc1 ヴィンス・ガラルディのピーナッツの音楽は、長い間60年代の3枚のアルバムでしか聴くことができませんでした。70年代の作品が音盤化されたのは、1996年のジョージ・ウィンストンのカヴァー・アルバムが初めてで、サントラ音源は1999年の「Holiday Hits」で数曲が聴くことができるだけでした。
ですので、この70年代音源を集めた「Lost Cues」は、ファン待望のアルバムだったのです。
「選挙に勝とうCB(72)」「恋するヒマもないよCB(73)」「CBの感謝祭(73)」「ミステリーだよCB(74)」「おかしなおかしなカーレース(75)」の5作品からの選曲になっています(以上、邦題は谷啓版)。
このアルバムを特徴づけているのは、「Little Birdie」と「Joe Cool」の2曲のヴォーカル・ナンバーを収録しているところでしょう。
「Joe Cool(Vocal)」は「選挙に勝とう」と「恋するヒマもないよ」の2作で使われたヴァージョンをつなぎ合わせています(サウンドが変わるので継ぎ目がわかります)。統一感を出すためか、オリジナルにはないブラスが入っています。
個人的には、遂に収録された「There's No Time, CB」がエンドテロップで使われたヴァージョンでなかったことと、「CBのバレンタイン」から1曲も選曲されていないことが残念でありました。
 
Vince Guaraldi and the lost cues from the Charlie Brown television Specials Volume 2
Lc2 「Lost Cues」の第2弾アルバムです。「選挙に勝とうCB(72)」「恋するヒマもないよCB(73)」「CBの感謝祭(73)」「ミステリーだよCB(74)」からの曲に加え、Vol.1で未収録だった「CBのイースター(74)」と「CBのヴァレンタイン(75)」の曲が収録されています。ヴァレンタインの3曲をはじめ、エレクトリックピアノがメインの曲が多く収録されていて、Vol.1とまた違った味わいのアルバムになっています。
収録15曲中11曲がタイトル違い(1曲ずつずれていたり、等)になっていてアルバムの性格上ややこしい事態を引き起こしています(のちに発売される「Peanuts Portraits」の曲目違いなど。ちなみに正しい曲目は雑誌「JAZZ JAPAN Vol.64」に掲載されております)。
こうして2枚の「Lost Cues」が発売になったわけですが、70年代の作品でも「もう一度ひいてCB(71)」、「みどりの日のおおさわぎ(76)」からは1曲も収録されておらず、もう1枚出してほしいと思うのは贅沢ですかね。
 
THE PEANUTS MOVIE
Ilsjp 2015年に公開された劇場版アニメーション第5作のサウンドトラック盤です。音楽は「アナと雪の女王」も手掛けたクリストフ・ベックです。
冒頭はヴィンス・ガラルディの「ライナス・アンド・ルーシー」。メーガン・トレイナーとフロー・ライダーの主題歌挿入歌3曲を挟み、再びガラルディが「スケーティング」と「クリスマス・タイム・イズ・ヒア」で登場します。
そして、7曲目からいよいよベックのスコアになっていきます。
今までのBGMとは全く違うフルオーケストラですが、映像にはマッチしていたと思います。
映画がチャーリー・ブラウンとスヌーピーのエピソードが交差しているように、サントラもそれぞれの曲がほぼ交互に登場する構成になっています。
17曲目の「Good ol' Charlie Brown」で映画が締まったようにベックのスコアもひと段落、続く3曲はベック編曲によるガラルディ・ナンバーですが、これは小編成になっていて、ラストの「ライナス・アンド・ルーシー」はデヴィッド・ベノワのソロ・ピアノによるバラードになっています。
日本盤はこの後に3曲のボーナストラック(スコア)があるのですが、構成としては無い方がよかったかもしれません(たくさん曲を聴きたいですが)。
 
It's The Great Pumpkin, Charlie Brown
Greatpumpkin_2
2018年10月に発売された「カボチャ大王」のTVスペシャルのサントラ盤です。アーティスト・クレジットはヴィンス・ガラルディになっていますが、"Graveyard Theme" , "Trick And Treat" といった曲はジョン・スコット・トロッター作曲です(ガラルディらしくない曲なのですぐわかります)。
このアルバムはセッション・テープではなく、所謂MEテープからの起こしになっております。ですので、効果音が入っている(といっても元々効果音は多くないですが)、曲がフェイドアウトで短い、といった問題があり、純粋に音楽を楽しもうとすると不満が残ります。
25分のアニメのサントラですから、収録時間が21分というのも、しょうがないといえばしょうがないですが、セッション・テープ起こしだったら30~40分のアルバムになっていたんではないでしょうか。
 
FLASHBEAGLE !
Flashbeagleヴィンス・ガラルディが1976年に死去した後、TVスペシャルの音楽を引き継いだのはエド・ボガスとジュディ・マンセンの2人でした。ちょうどその頃から作品自体のレベルが下がってきたのですが、音楽もそれに輪をかけてつまらなくなっていきました。
さて、これは1984年に発売されたエド・ボガスと彼のパートナーであるデジリー・ゴイエットによる「It's the Flashbeagle,Charlie Brown」のサウンドトラック盤で、デジリーは作詞とヴォーカルを担当しています。子供向けの歌としては出来が良い部類に入ると思いますが、ガラルディのことを考えると隔世の感があります。
実際に同TVスペシャルで使用されたのは10曲中5曲で、それ以外の曲のうちB面2曲目は「チャーリーブラウンアンドスヌーピーショウ」のオープニングテーマとして使用されました。
因みにデジリー・ゴイエットは生前のガラルディと仕事をしており、「リトルバーディ」や「ジョークール」は彼女の作詞です。
 
"READ-ALONG BOOK & RECORD" 12inch SERIES
Read1Read2Read3
Read4Read5 これはTVスペシャルのドラマLPです。LPの両面を使って25分の作品をほぼ完全収録している好作品です。
発売はコピーライトと実際に私が買った時期を考えると1978年頃だと思います。
このシリーズは"Charlie Brown Records"というレーベルからの発売で、ディストリビュートしているのがディズニーの"Buena Vista"というのに少々驚かされます。因みに上記の"FLASHBEAGLE !"も同じく"Charlie Brown Records"のもので日本盤は当時ディズニー関連のレコードを発売していた日本コロムビアでした。
"Read-Along Book"とあるように、中には12ページ・フルカラーのイラスト付きシナリオが入っています。収録されているドラマは録音し直したものですが、BGMはほぼオリジナルに忠実に使用しています。
残念なのは、音楽だけで表現されているようなシーンはほぼカットされてしまっているところです。大体そういう場面に限って印象的だったりするものですからね。
例えば
"Charlie Brown's All-Stars"の冒頭のフライを取り損ねるシーン、
"You're in Love,CB"の印象的なテーマソング、
"He's Your Dog,CB"のスヌーピーのいたずらや道中のシーン、
"It's the Great Pumpkin,CB"のシュローダーのピアノで泣き笑いするシーン
などなど、こういったものがカットされていたりします。
 
Read6 観て聴いて楽しい"READ-ALONG BOOK & RECORD"ですが、これにはあまり楽しくない廉価のシリーズが他にあったようです。
こちらはブックレット無しの音盤のみになっているのです。
 
"READ-ALONG BOOK & RECORD" 7inch SERIES
403404406407408409 さて、こちらは上記のシリーズの姉妹篇で、7インチ盤用にストーリーをダイジェストにしたものです。リリース時期は判りませんが、私はこれらを1983年頃に購入しました。恐らく、その頃には処分品になっていたんだと思います。カセットテープでも発売になっていたように思います(コロちゃんパックですね)。
12インチ盤よりも更に低年齢向けの企画のようで、シナリオのページをめくるタイミングでチャイムが入るようになっています。
これはシリーズのインフォメーションが付いていたのでシリーズの全貌が判ります。ガラルディ死後の2作品もリリースされています。
しかしこのシリーズで面白いのはNo.406の「スヌーピーの大冒険」でしょう。唯一の劇場版アニメーションなんですが、BGMがオリジナルのシャーマン兄弟ではなくガラルディのものに差し替えられているからです。音楽が変わるとこうも印象が変わってしまうのでしょうか。
 
DAVE BRUBECK / QUIET AS THE MOON
QuietQuiet2 「テイク5」や「トルコ風ブルーロンド」などでジャズ・ファン以外にも有名なデイブ・ブルーベックが手掛けた「THIS IS AMERICA,CB」の“NASA”の回のサントラです。実際にBGM用にセッションされた1988年の音源は収録曲のうちの6曲で、マテリアルを再構成するという形で1989年と1991年に追加レコーディングされて商品化に至りました。
ブルーベックのオリジナルの他、ヴィンス・ガラルディの「LINUS&LUCY」と「Cast Your Fate to the Wind」の2曲も採用されています。後者は注意深く聴かないとそれとは解らない程変貌しています。このCDと実際のアニメと、どちらも「ベンジャミン」というナンバーが印象的ですが、同曲は40周年記念CD"HAPPY ANNVERSARY,CB"に同一音源が収録されています。 
このCDは日本盤と米盤ではジャケットイラストが異なっていて米盤はアニメイラストを使用しています。
 
WYNTON MARSALIS & ELLIS MARSALIS / JOE COOL'S BLUES
Wintonjoecool ウィントン・マルサリスは「THIS IS AMERICA,CB」の“ライト兄弟”の回のサントラを担当しましたが、このCDは1994年に録音し直された音源を中心にしたものです。ほぼオリジナルに忠実な再演のようですが、そういう訳でこれはサントラ音源は一切収録されておりません(ジャケットにもそういう表記はありません)。
内容はそのサントラ用音楽と彼の父エリス・マルサリスのトリオによるガラルディ・ナンバーの演奏が交互に登場するようになっていて、両者の競演はありません。尚、3曲目にクレジットされている「Peppermint Patty」は実は「Track Meet」の間違いです。
考えてみるとピーナッツを手がけた人はウィントン以外はみなピアニストなんですよね。だからこの4管をメインにした音楽はちょっと他にはない感触があります。