ポニーキャニオン版

日本において初めて子役による吹替が為されたのが、1993年から1997年にかけてポニーキャニオンからリリースされたVHSビデオ・シリーズである。(注1)
リリースのスケジュールは以下の通りで、吹替版と二ヶ国語版の2種類での発売となった。
1993年11月に5タイトル発売。
 ここで、"WHY, CHARLIE BROWN, WHY?"('90) と、
 "SNOOPY'S REUNION"('91)の2作が初登場。
1994年4月に5タイトル発売。
 ここで"THE NASA SPACE STATION" (88)が初登場。
1995年7月に3タイトル発売。
 ここで"CHARLIE BROWN AND SNOOPY SHOW #10"と、
 "IT'S SPRING TRAINING ,CHARLIE BROWN" (92) の2作が初登場。
同年11月に3タイトル発売。
 ここで"CHARLIE BROWN AND SNOOPY SHOW #2"と、
 "IT'S CHRISTMASTIME AGAIN ,CHARLIE BROWN" (92)が初登場。
1996年7月に3タイトル発売。初登場無し。
同年10月に2タイトル発売。
 ここで"CHARLIE BROWN AND SNOOPY SHOW #15"が初登場。
1997年1月に2タイトル発売。初登場無し。
同年3月に3タイトル発売。初登場無し。
以上、合計26タイトルが発売され、8本の日本初登場エピソードがあった。
この26タイトルは2000年4月~6月に「スヌーピー・ベスト・コレクション」のシリーズ名で全9巻のVHSとDVDにまとめられた。ピーナッツの日本でのDVD化はこれが初めてである(注3)
リリース期間が足掛け5年と大変長くなっているが、子役が吹替をしている事を考えると、実際の吹替はもっと短期に行われたと推測される。
配役は不明瞭だが以下の子役がクレジットされていた。
チャーリーブラウン・・・日吉孝明
その他・・・林勇、金沢奈穂、石井寧、岩下恭子、青木夏海、奈良和憲 etc...
録音時には皆10歳前後だったと思われる。日吉孝明は「天までとどけ」の六男が有名。林勇は俳優/声優になり「おお振り」などに出演している。青木夏海も女優や吹替をしているようだ。奈良和憲はNHK-BS版でチャーリーブラウンを演じている。
谷啓版などの大人配役の妙は、谷川俊太郎流にいうところの「大人のようでもあり子供のようでもある」キャラクターを本当に字面の通りやってしまった所にあると思うのだが、元々オリジナルは子供による吹替である。
とはいえそれがうまく機能するには、ちゃんとシナリオが練られ、演出が徹底されていなければならない(要求が高すぎるかもしれないが)。もっとガチガチに難しい言葉を言わせればより面白くなったとは思うが、全体的にちゃんとセリフも言えているし、元気良くやっているのでまあいい感じではないかと思う。
(注1)
リリース中の1996年にはNHK-BSで別の子役吹替の放送が始まっている。
(注2)
古田版・杉山版でスルーされた"WHAT HAVE WE LEARNED,CB ?" (83)は、ここでもやはり採り上げられなかった。
(注3)
その後、2002年12月にクリスマス2話にぬいぐるみを付けた「SNOOPYクリスマスDVDボックス」、2003年7~8月に1話収録の「グリーティングカードDVDシリーズ」を6タイトル、2004年11月にクリスマス2話をバラにしたDVD2タイトル、2005年9月にはハロウィンのみを収録したDVD、2007年の9月と11月には既出のハロウィンとクリスマス2話を再発売、と、リパッケージ商品をリリースし続けた。
因みに、「グリーティングカードDVDシリーズ」の中の1つ「結婚おめでとう!!」には、例のスヌーピーが花嫁を奪われるエピソードが収録されていた。