カテゴリー「ピーナッツ・その他」の708件の記事

2024.09.09

ピーナッツ75周年企画がそろそろ開始される

来年はピーナッツ連載開始75周年ですが、今年からもう企画が始まってしまうようです。

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70周年の時も、2019年から2021年まで足掛け3年ずっと祝ってましたね。65周年まではそんなことはなく、70という節目だからちょっと盛大にやるのかなと思っていましたが、75周年もやるんかいなと感じています。

まあこれは商業界ではありがちで、恐らくですが周年祭ごとに予算というか売り上げ目標があって、こういうものは大抵の場合は右肩上がりで設定されるものです。今回は75周年だから節目の70周年より目標を下げる、なんてことはできないんではないかと思います。

しかし5年ごとの周年祭で毎回これ(足掛け3年祝う)をやるとなりますと、周年祭をやっていない期間は今回で言えば2021年11月から2024年の8月までの約2年9か月となり、殆ど祝いっぱなし状態になります。ほかのキャラクターでこんなことをやっているのはないですよね。

弊害も些かあり、2019年の10月2日に「70周年おめでとう」という勘違いツイートをする人もいましたんで、できれば正しいアナウンスをしてもらいたいものです。今回の東京駅一番街の催事告知も、これだけ見ますと今年が75周年としか思えない表現になっています。10月3日に終了するというところも紛らわしいですな。困ったものです。

楽しいことは長い方がいいですけどね。

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2024.09.05

スヌーピーミュージアムの新企画展に思うこと

明後日(9月7日)からスヌーピーミュージアムの新企画展がスタートですな。

とりあえず、図録の発売告知がメールで来ましたので予約しました。行きませんが、図録で展示内容等の確認だけはするのです。

今回の企画展のテーマは「ホリデー」だそうです。

先に結論を書きます。

アメリカの休日・祝日文化を知るにはコミックは読まずTVスペシャルを観るべし!

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図録の目次は以下のようになっています。

Chapter 1:ハロウィーン
Chapter 2:サンクスギビング
Chapter 3:クリスマス
Chapter 4:ニューイヤー
Chapter 5:バレンタイン・デー
Chapter 6:イースター
Chapter 7:母の日、父の日

ミュージアムの公式サイトでは、上記のうちサンクスギビングと母の日父の日が何故か紹介されていません。なんででしょう?

それと「ホリデー」ですよね。ヴァレンタインは休日じゃないですよね。前回の「旅するピーナッツ。」でも、旅ではないもの(海水浴)や旅かどうか疑わしいもの(サマー・キャンプ)などで水増ししていましたが、今回も同様のようです。

旅というテーマでは元々旅をしないピーナッツの面々故にストリップが不足しているのは明らかでしたが、休日・祝日というテーマでも案外ストリップは少ないんですよね。

これは、子供しか登場しないというピーナッツの宿命といいますか、基本的に家族や家庭を描くことができないので、休日・祝日を描写するのが難しいからだと思います。去年の食がテーマの「きみの大好物はなに?」展でも、家族の団欒が描けないが故に夕食はドッグフード・ネタしかないという寂しいものでしたね。

例えばサンクスギビング(どうでもいいですが何で感謝祭と書かないんでしょうか)は家族と一緒に過ごす日ですが、ピーナッツでは精々ウッドストックが感謝祭が終わるまで隠れているとか、そういうストリップしかありません。

イースターも数年サンデー版でイースター・ビーグルが活躍していましたがその程度で、圧倒的にストリップがありませんな。

公式サイトの説明では『ピーナッツ・ギャングが繰り広げるアメリカならではのホリデーの文化を、約45点のコミックを通じて一緒に楽しみませんか』 とありますが、感謝祭に何をするのか、イースターで何を祝うのか、というものを伝えるようなストリップははっきり言って皆無です。中々厳しい展示になるのではないかな~という気がします。これだったら、TVスペシャルの原画展をやった方が本来の趣旨に合うように思いますな。

その他、ニューイヤーというのがありますが、アメリカでは正月休みというのは無くて2日から仕事をします。元旦は大晦日のどんちゃんで疲れた体を癒し翌日からの仕事に備え安静にしているのが一般的と聞いています。実際、ルートビアを飲み過ぎピザを食べ過ぎてぐったりしているスヌーピーとか、ロクなストリップがありません。おそらく、一年の計をルーシーに話すチャーリー・ブラウンとか、大晦日のウッドストック邸でのパーティーとかのストリップ展示になると予想します。

母の日父の日はサンデー版にいくつも名作がありますので、ここだけは期待できそうです。

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まあ腐ってもミュージアムですから、比較文化論的に日米の違いを論じるとかをやってほしいとは思いますが、果たしでどうでしょうか。

例えば年末年始にしても、アメリカでは年末は大騒ぎし年始は静か、日本は年末は厳かに過ごし年始は賑やか、と真逆なわけですから、こういう違いを一定論じておかないとアメリカの正しいホリデー文化は伝わらないんじゃないでしょうか。

図録の著者表記からすると解説はベンジャミン・L・クラーク氏のようですので、過去の経緯からすると無理っぽいですな。

ともかく図録を楽しみに待ちます。

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2024.08.20

映画第四作の教師役だった田中敦子さん逝去

1999年のビデオ版「スヌーピーとチャーリー・ブラウン ヨーロッパの旅」でフランスの女性教師役を務められた田中敦子さんが逝去されました。

ご冥福をお祈りいたします。

唯一のピーナッツ作品への出演が女性教師役、つまり大人の役なんですが、トロンボーンではなく実際にセリフをしゃべっていたわけです。

これは、1980年に作られた作品にのみ見られることで、同年のTVスペシャル "She's A Good Skate, Charlie Brown" でも先生はしゃべっていました。この年だけ実験してみたという感じですかね。

この "She's A Good Skate, Charlie Brown" が最初に放送されたのは1981年のなべおさみ吹き替え版だったんですが、このなべ版はぺパミント・パティの言う「チャック」が「チャーリー」に直されていまして(視聴者に伝わらないとでも思ったんでしょうか?)、そういうことがあったので、先生がしゃべったのもスタッフが勝手にやっていることだと思い込んでいました。

話がピーナッツ方面に逸れましたが、田中敦子さん…なんだか気づいた時から妙齢の女性ばかりを演じていたイメージでしたね。恐らくですが実年齢よりも上の役もあったのではなんでしょうか。

個人的には娘とよく観ていた「ドキドキプリキュア」の敵マーモ役が印象深かったです。洋画の吹き替えも良かったですね。

まだ61歳というのはあまりに残念であります。

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2024.08.18

ピーナッツ警察出動案件発覚!

日本語のウィキペディアのスヌーピーのページを見ていたんですが、「スヌーピーの兄弟・姉妹・家族」の欄が非常に気になる記述が満載でした。

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まず、きょうだいの紹介なんですが、説明ではスパイクは「スヌーピーの兄」、オラフは「スヌーピーの弟」、アンディは「スヌーピーの兄弟(兄か弟かは不明)」、マーブルスは「スヌーピーの弟」、ベルは「スヌーピーの女きょうだい」、ローバーは「スヌーピーの兄弟(アンディと同様、兄か弟かは不明)」、モーリーは「スヌーピーの女兄弟(アンディと同様、姉か妹かは不明)」となっています。

一応、PEANUTS WIKI を参照しましたが、当然ながらきょうだいの序列についての記述はありませんでした。それはそうで、多胎児にすら序列をつけるのは東アジアだけなんじゃないですかね。特に日本は戸籍法があるので序列は絶対に付けなければならないですが。

要するに、多胎児であったスヌーピーのきょうだいに対し、誰かが勝手に(イメージで?)日本式の序列をつけたということに他なりません。

イカンな~これは。

余談ですが、ワタシは漫画の「タッチ」の特に初期が嫌で(あだち充ファンの方、すみません)、達也と和也は双子なのに和也は弟っぽく振る舞い達也は兄貴風を吹かしているじゃないですか。これは両親が余程序列を意識して育てたからなんだろうと思いますが、そういう古い慣習に囚われている二人の両親が気持ち悪くてたまりませんでした(重ねてすみません)。達也がクサっていたのも兄扱いされていたからでしょうに。

ワタシが双子の親だったら、「法的にオマエは兄だけど、双子なんだからオマエ等は対等なんだぞ」といって育てますがね。さだまさしの弟も兄このとを「まさし」呼ばわりしてますけど、ああいうのはいいですな。関係ないですが、ウチの次女は長女のことを「オマエ」と呼びます。

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もう一つ、スヌーピーの父がレイモンド、母がミッシー、ベルの息子がハリー、となっていて出典も注釈もありません。

これもPEANUTS WIKI を参照しました。

まず、ミッシーからですが、TVスペシャル "Snoopy's Reunion"(スヌーピーの再会)でこの名前が付いたんだそうで、これは見落としていました。

で、父のレイモンドですが、2011年のゲームアプリ "Snoopy's Street Fair"(スヌーピー・ストリート)でバクスターという名前が付けられたんだそうです。知りませんでした…って、レイモンドじゃないじゃん。そもそもレイモンドって鳥の名前でしょーが。書いた人はイギリスの有名な司会者のレイモンド・バクスターのことを考えていたんでしょーか。

更にベルの息子のハリーについてはPEANUTS WIKI では見つけられず。

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そのほか、「結婚式の直前に媒酌人を頼んだ兄のスパイクに婚約者を奪われたこともあり、そのこともあってかガールハントの対象は人間の女の子になってしまった。」などという記述もあり、これはもう即逮捕ですな。

ウィキペディアがこんなことでいいんでしょうか。いや、だからこそウィキペディアと言うべきでしょうか。

誰かがこの記事を読んで修正してくれることを望みます。

…というのも、拙サイトはウィキペディアによくパクられており、特にアニメについては殆ど改訂前の文のコピペだったなんてこともありましたので。

「谷啓時代(第1期)」とかいう表現はワタシの発案なんですが。

ほかにも「おませなマハルダ」という海外アニメについては、声優がうつみ宮土理になっていたのでブログで「松島トモ子の間違いでは。そもそもうつみ宮土理は声優仕事はピーナッツしかしていない」と書いたところ、後日見に行ったら松島トモ子に修正されていた、なんてこともありました。

ということで、どなたか存じませんがよろしくお願いします。

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2024.08.17

モーツァルトとピーナッツ

本日午前中に「Qさま」の再放送がありました。「本当にスゴいクラシック音楽家ランキングBEST10」というものでしたが、1位がベートーヴェンだったというのが割と嬉しかったりします。そう、ワタシはベートーヴェンが褒められると気分がイイです。

2位はモーツァルトでした。この番組では現役音大生が選んだベスト10ということだったんですが、一般の人が選んでいたら1位はモーツァルトだったかもしれませんなー。

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「モーツァルト音楽療法」という言葉がありまして、1990年代に「モーツァルトの音楽を聴かせた学生の方が聴かせない学生よりも高成績をとった」というような研究結果がネイチャー誌に載ったことが発端で、モーツァルト効果はかなりブームになりました。

今世紀に入ってからこの説は否定されましたが日本では今でも健在で、いまだに新しいCDが発売されたりしています。これは推奨する第一人者が医学博士でしかも兼ピアニストだったりするので権威があるからなんでしょうな。

CD全盛期の頃は、各社が挙って「頭がよくなるモーツァルト」的なタイトルのCDを発売していました。クラッシック・ファン以外の人が買ってくれるので業界としてはおいしかったでしょうな。

煽りを食らったのがベートーヴェンで、次から次へと旋律があふれ出るきらびやかなモーツァルトに対して、メロディアスでなく同じフレーズの繰り返しが多いベートーヴェンはずいぶん見下げられていたように思います。

そういう猫も杓子もモーツァルトという状況への反発か、音楽専門誌の人気投票では一時順位を下げていました(で、専門誌ではベートーヴェンが強いんですなこれが)。

「モーツァルトが好きです」と言って、「ああ、モーツァルトを聴くと頭が良くなるんですよね」なんて返されたら嫌になりますよね。ワタシも一時モーツァルトからは距離を置いていました。余談ですが、ワタシはモーツァルトにはあまり心を動かされません。晩年はいい曲がありますが。…でもベームの交響曲全集とかホグウッドの古楽器版全集とか持っていますしキライではないですよ。

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「モーツァルト音楽療法」ブームはCDの販路を広げるという意味では事の真偽を超えて非常に有効だったと思いますが、同じことがピーナッツにも起ってはいませんでしょうか?

奇しくも同じ1990年代にエイブラハム・ツワルスキーのピーナッツを題材にした心理分析本が翻訳され、ここからピーナッツに癒し効果があるような売り方が始まったように思います。

ブームの規模はモーツァルトの比ではありませんが、漫画読者以外への販路拡大にはなったんじゃないでしょうかね。で、日本で出版されるピーナッツ関連の書籍って、翻訳ものを除けば今でもこの路線のものばかりですよね。

音楽療法CDから遡ってモーツァルトを極めた人っているんでしょうかね。昔、ファンクラブみたいな団体の人が「モーツァルトを好きになるには」みたいな質問をされたとき、「同じような曲を沢山聴いても飽きない感性がなければ」みたいなことを答えていまして、この自虐的な姿勢はいいなと思ったものでした。本気で聴くと結構大変ですよ、モーツァルトは。

ピーナッツ然り、癒しを求めて読み始めた人のどれだけが本丸に辿り着いたのかが気になります。

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ちょっと無理やりピーナッツにこじつけた感じになってしまいました。

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2024.08.11

スヌーピー、誕生日おめでとう!…と加賀美健

1日遅れましたが、スヌーピー、誕生日おめでとう!

昨日(8/10)ワタシは昼は中古レコード漁りツアーで夜は飲み会でしたのでブログを更新できず、でした。

贖罪を兼ねてⅩでスヌーピーの誕生日関連のつぶやきを眺めていたんですが、遡っていると今月上旬に「加賀美健のスヌーピーが最悪」というのがあり、何だろうかと調べてみました。

この件について書くのも今更でちょっと遅いんですが…状況はしまむらのバースデイという子供ブランド用にデザインしたのもが物議をかもして発売中止になり、その煽りで過去の醜いスヌーピーのイラストが掘り返されて炎上しているという感じですかね。

まず、しまむらの方の話ですが、「パパはいつも寝てる」「パパは全然面倒みてくれない」とか、はっきり言って古い父親像ですね。ワタシ自身は古いタイプの父親だったんで偉そうなことは言えませんが、ワタシより下の世代のパパ友なんかはほぼほぼ全員が積極的に子育てに参加しているイイ父親ばかりでしたよ。この加賀美健というのは50歳らしいので、そういう最近のリアルな父親のことが解ってなかったんでしょうな。というか、自分がそういう父親だったのでは?

で、スヌーピーの方ですが、これは醜いのは確かですが何を表現したかったのか意図がわからないですね。思いついたら作品化という人のようですので、推察するに何も考えていないんでしょうな。

かわいいものをわざわざ貶して悦に入るタイプの表現者っていうのは確かにいますよね。ロリータ18号というバンドが "Hung On Snoopy" という歌を歌ってましたが、あれなんかもそうですね。タイトルがマッコイズの "Hung On Sloopy" の捩りだったとしても。彼もそういうタイプでターゲットはスヌーピーでもなんでも良かったんでしょうな。ミッキーは怖くてできなかったのかな?

まあでもスヌーピーがかわいくて人気があるから貶してやろう、という発想自体がスヌーピーのことを表面的にしか見ていない、というか浅すぎて話にならないな~とワタシは思います。こういうタイプの人はファンを怒らせることでかえって喜んじゃったりしますので、無視するのが一番なんでしょうな。

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2024.07.28

ウィリー・メイズのドキュメンタリー番組の動画公開

リー・メンデルソン・フィルム・プロダクションが1963年に制作した、ウィリー・メイズのドキュメンタリー番組の動画が、YouTubeの公式サイトで公開されました。

タイトルは、"A Man Named Mays"。

なるほど。

それでピーナッツのドキュメンタリー番組を作るときに付けた番組名が、"A Boy Named Charlie Brown"だったんですな。後年リー・メンデルソンが語った「最高の野球選手の番組を作ったから、次は最低の野球選手の番組を作ろうと思った」というのもあながち冗談ではなかったというのが判ります。2つの番組は対になっていたんですな。

しかしこのリー・メンデルソン・フィルム・プロダクションのYouTubeチャンネルですが、登録者数が現時点で108人と無茶苦茶少ないです。ワタシはもちろん登録しました。今後、ピーナッツ関連の番組(アニヴァーサリーものなど)が公開されることを期待してます。

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2024.05.26

新美の巨人たちのスヌーピー特集を観る

5月25日放送の「新美の巨人たち」でスヌーピーの特集をやっていました。タイトルがスヌーピーだったので、シュルツさんやピーナッツよりもスヌーピーにフォーカスするのかと思いきや、そんなことも無く。

しかし、シュルツさん愛用のペンについての説明もあったりして、中々有意義な番組だったかと思います。

関根麻里さんが出てましたが、彼女はホットペッパーのピーナッツの連載で翻訳をしてました。しかしラビィの奥さんはピーナッツが好きだったのか。ちょっと意外でした。

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で、シュルツさん愛用のペン。

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これですよね。ペン先がスチール製で硬くかなり筆圧をかけることがことができるそうです。

筆圧?と思う人もいるかもしれませんが、初期のシュルツさんは結構筆圧が高かったんですよ。ワタシは2001年1月に今は無き小田急美術館で開催されたチャールズ・シュルツ原画展に行って連載初期の原画の迫力に圧倒されましたが、とにかくすごいのは描線なんですよ。太いところでは2mmくらいありました。硬いと言われるペン先を使ってそれだけ太い線を描くんですから、相当筆圧が高かったということですよね。

で、ペイジ・ブラドックがこのペンを使ってスヌーピーを描いたんですが…

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これはひどい。素人じゃないんですから。「このペンを使いこなすのに10年かかった」と言っていましたが、まだまだですね。

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いきなりこんなコマを抜き出されても意味不明ですよね。ワタシにもわからない。

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一応テーマはスヌーピーの人気の秘密のようで、番組中何度も「世界中で愛される秘密とは?」と投げかけられますが、明確な答えはありませんでしたね。

ペイジ・ブラドックが「60年代まではアクションものなど緻密な描写の漫画が多かったが、シュルツはまるで違っていた」「子供が大人のように考えるのが革命的だったのでは」というようなことを語っていますが、それだけ?という感じも。まあ、後者はワタシがこの漫画に惹かれたのも多分にここだと思うんで納得はしてますけど。

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関根麻里さんのお気に入りはこれだそうで。いいチョイスだと思います。

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あと、元コサキン・リスナーとして、ライルの写真が懐かしかったです。

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2024.05.13

ウソも貫けばホントになる

先日の記事でも書きましたが、スヌーピーミュージアムの館長の言ったウソがホントになったっぽいです。

ちょっと前のレタスクラブの記事ですが…。

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こちとらネタは上がってんだ!

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上記の通り「寄贈方法は持ち込みのみ」だったんですよ。世界中の人がミュージアムのXを読んで南町田まで持ってきたんですかね?

それだけでなく「個数制限はないが1人1回まで」「持参できる大きさと数量で」「ミュージアムで買ったものはダメよ」と規制をかけてました。

これですと、まあ簡単に寄贈できるのは関東圏の人だけでしょう。遠方の人は大変だったでしょうね。大きなものを寄贈しようと思ったら車で来るしかないですが、駐車場から運ぶんですから大変ですよね。しかも寄贈に当たってはあらかじめグーグルフォームで予約が必要という。

こんな条件で「無数のピーナッツ・グッズに埋め尽くされた部屋」ができると思っていたんですから傲慢ですよね。

伝え聞いたところによりますと、中途で「持ち込みでなくても可」という告知が PEANUTS FRIENDS CLUB 内であったようですが、これはサービスではなく結局のところ集まりが悪かったんじゃないですか?と訝しく思ったりしてます。でもまあ会員限定処置ですよね?

とりあえず敷居を下げたことによって全国規模で寄贈が集まったと思うんですが、そのくせ「全国のスヌーピーファンのみなさんから寄せられた(公式サイト)」とか言っちゃってるんですから調子こいてんじゃねーぞコノヤローってな感じです。

挙句に館長自らが「世界中から集まった」とか大ウソをついているんですからね~、全くもって始末が悪いです。

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あと、WEB版美術手帳にクリエイティブ・ディレクターの草刈大介氏の発言として「スヌーピーというキャラクターの歴史において、もっとも親しみがあるのは原作となるマンガよりもぬいぐるみやグッズ、衣類といったプロダクトだったのではないだろうか。」と書かれていて、これはちょっと悲しくなりました。

結局はそれかよ、てな感じで…。確かにそうかもしれませんが、ここはシュルツさんの創作物を鑑賞するところではないんですか。

もうグッズをバンバン売ってじゃんじゃん儲けてくださいな。そのかわり、こんな不実な美術館は美術館の看板を下げてほしい。キュレーターのいない美術館なんて聞いたことないぞ。ワタシはもう絶対に行きません(図録は通販で買いますが)。

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2024.04.29

スヌーピー・ミュージアムおよび館長をディスる

先日、BSの「御社でインターンよろしいでしょうか?」という番組でスヌーピー・ミュージアムを特集していたので観ました。

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久しく行っておりませんな。

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出たな、館長。

ワタシはこの人が館長にふさわしい人材かどうかについてはちょっと意見があります。

この人は、さるインタビューで「『ピーナッツ』の最大の魅力はなんだと思いますか?」という質問に対して「僕は“友情”ですね。」と答えていました。ピーナッツってそんなに友情を描いていましたっけね。直に話す機会があったら、どのストリップを読んでそう思ったのか問いただしてみたいですな。

この人は本当にピーナッツが好きなんでしょうか。所詮は森ビルの役員ということなんじゃないですかね。

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で、番組ではスヌーピー・ワンダールームに入ります。

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1000点以上も集まっていたんですな。大したものです。

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おいおい館長、ウソを言っちゃだめでしょ!

「グッズの寄贈は持ち込みのみ」って言ってたじゃないですか。日本中世界中の人が南町田まで来てたんですか?

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で、その後は、グッズ開発担当や広報担当が出てきたりとかしてましたが、このアイドル2人がやったことはどっちが見栄えのいいグッズの写真が撮れるかという競争だったります。

ミュージアムの特集なのに展示については一切なしで、グッズ押しですよ。本当にミュージアムなんでしょうかね、ここは。

結局キュレーターが居ないようなところだから展示の説明なんかは誰もできず、グッズに終始するしかなかったんでしょうな。

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最後に、このスヌーピー・テラスの壁画なんですが…

シュルツさんは1950年から2000年までで17897片のストリップを描きましたが、ワタシはこの絵はその中でも最低最悪にランク付けされるものだと思っています。

大ゴマで犬がたくさん描かれているので可愛いとかいって気に入っている人もいるのかもしれませんけど。実際に切り貼りしたのか、はたまたペイジ・ブラドックさんに頼んでデジタルでやってもらったのか、ともかく構図は変ですしパースも狂っていますし、本当に酷い絵です。

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ミュージアムと館長をディスるつもりがシュルツさんまでディスってしまいました。

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