カテゴリー「ピーナッツ・アニメ」の351件の記事

2024.06.19

ウィリー・メイズ死去

アメリカ・メジャーリーグの元選手、ウィリー・メイズが死去しました。ご冥福をお祈りいたします。

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ウィリー・メイズとピーナッツは縁があります。

長年ピーナッツのTVスペシャルのプロデューサーを務め、「クリスマス・タイム・イズ・ヒア」の作詞をしたことでも知られるリー・メンデルソンは、1963年にウィリー・メイズのドキュメンタリー番組を制作して大成功します。

その時、彼は「最高の野球選手の番組を作ったから、次は最低の野球選手の番組を作ろう」と思い立ち、シュルツさんにアポを取ったのでした。そしてアニメーターのビル・メレンデスを紹介し、以降シュルツさんが亡くなるまでこの3人でアニメを作り続けました。ウィリー・メイズが引き合わせた3人と言えなくもありません。

そして、ウィリー・メイズはコミックにも登場します。

1966年、チャーリー・ブラウンはスペリング・コンテストに挑戦します。

これは、かの有名な1969年の劇場映画「スヌーピーとチャーリー」の原案になったエピソードです。映画では決勝大会まで登り詰めたチャーリー・ブラウンでしたが、原作では学校のクラス予選であっけなく敗退します。その敗因がウィリー・メイズなのです。

チャーリー・ブラウンに出題された問題は「メイズ(MAZE)」でしたが、野球好きの彼の脳裏にウィリー・メイズがよぎってしまい、うっかりウィリー・メイズの綴りである「MAYS」と言ってしまったのでした。

その他、同じ1966年のストリップで、チャーリー・ブラウンが野球選手の背番号でロッカーの暗証番号を覚える、というのもありましたが、ここでもウィリー・メイズが出てきていました。

1966年というのはウィリー・メイズのピークの年で、彼は翌年から下降線を辿っていきます。最も輝いていた時にピーナッツにネタにされていたわけですな。

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リー・メンデルソンは後年、ウィリー・メイズと記念写真を撮っています。

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一緒に持っているのは、正にチャーリー・ブラウンが綴りをミスった時のストリップです。

チャーリー・ブラウンは最低の野球選手でしたが、彼に名前を綴ってもらえてウィリー・メイズは可笑しかったでしょうね。

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2024.06.14

「スヌーピーのハッピーキャンプ」エピソード2まで観る

本日(6/14)配信開始となりました「スヌーピーのハッピーキャンプ」ですが、エピソード2まで観ました。

なんだか6月8日に書いた記事と色々違っていまして、元記事ANIMATION MAGAZINEを翻訳し損ねましたかね。とりあえず赤字で訂正をいれました。誤情報ですみません。

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とりあえずエピソード2まで観たところでわかったことなどを。

●1エピソード2話構成となっている
 本編約21分で、1エピソード3話構成の「スヌーピーのショータイム!」よりも1分短くなっています。ANIMATION MAGAZINEで監督は「スヌーピー宇宙への道」よりも2分長くなっているといっていましたが、これは1話当たりの長さです。しかし、エピソード2の第1話はストーリーが終わった後に短い話が2つあり、「尺あまりか?」と思わせられます。2分長くする必要があったのかどうか…。

●ビーグルスカウトには上部団体がある
 ビーグルスカウトというのはスヌーピーが勝手にやっているのだと思っていましたが、実は本部があり、その本部から不満を持たれていてバッジを取らなければ解散させられると言われています。これをどう乗り越えるか?というのが今回の作品の骨格なんですが、まあアニメ・オリジナル設定ですがね。

●ナオミはひと夏の友達だった
 人種問題が未解決なナオミですが、エピソード1にjは登場せずエピソード2でサリーのひと夏の友達として登場しました。うーん、そこはユードラのポジションなんですがねぇ。ポリコレ的要素を満たすために敢えてユードラを外してナオミにした、と穿った見方をしてしまいます。

●声優に変更あり
 前作「おかえり、フランクリン」で上手くなってきたな~と思っていたライナスの声優が本作で交代してました。これは何とも残念です。
 あと、「おかえり、フランクリン」の感想で色々文句を付けていたフランクリンの声優は2023年から登板していたんですな。クレジットのチェックが甘かったです。
 でもって、2021年の「スヌーピー宇宙への道」のシーズン2を観返したんですが、フランクリンもチャーリー・ブラウンもこの時の声優の方が絶対によかったと思わざるを得ませんでした。困ってしまいますな。
 そして、さすがに交代するだろうと思っていたルーシー役の遠藤璃奈は続投していました。上手いので観る方からすれば有難いんですが、今年で19歳ですよ?いいんでしょうかね。

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という感じで。ストーリーについての感想は追ってということで。

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2024.06.08

「スヌーピーのハッピーキャンプ」監督の取材記事

「スヌーピーのハッピーキャンプ」の監督兼エグゼクティブ・プロデューサー、ロブ・ブティリエの取材記事がANIMATION MAGAZINEというサイトに掲載されていました。

この人は、「スヌーピーのショータイム!」や「スヌーピー宇宙への道」の監督を務めていて、その他「キッドVSキャット」や「エド・エッド・エディ」などの有名作品もやっているんですな。中々のキャリアの人です。

まず、この記事によりますとエピソードは全部で10個のようです13話でした。他のシリーズよりは若干少ないですね。ただ、「スヌーピー宇宙への道」より1エピソードあたり2分長いとのことです←厳密には1エピソード2話構成で、その1話が2分長いということでした

「スヌーピーのハッピーキャンプ」の企画は、「スヌーピーのショータイム!」のシーズン3制作中にスタッフ(ライター)のスコット・モンゴメリーが思いついたんだそうです。「スヌーピーのショータイム!」でもビーグルスカウトのエピソードはいくつかありますが、シリーズにすればもっと笑いが引き出せると考えたようです。

今回のシリーズは、スヌーピーとビーグルスカウトの冒険を描くのが主で、そこに子供たちのキャンプを描いたものや、ビーグルスカウトたちが子供たちのキャンプにやって来るといったエピソードが挟み込まれる、というような感じのようです。基本的にはスヌーピーたちと子供たちは別の場所で別行動をしているということです←同じ場所でした!

監督曰く、自身が子供の頃に見ていたクラシック・スペシャルに近いものになった、とのことですが、どんな感じでしょうかね。

その他、「友情、忍耐、自然の驚異への敬意といったテーマが観客の心に響くことを願っています」なんてことも言ってます。今までの「スヌーピーのショータイム!」でのビーグルスカウト・ネタを観てきた限りですと、大抵はスヌーピーが頑張ってリーダーシップを発揮しようとするもののヌケサク鳥たちが言うことをきかなかったり悪戯をしたり単におバカだったりしてスヌーピーがイライラする、といった内容でしたので、そういうのは多分ここではなくてチャーリー・ブラウンたちのキャンプの方で描かれるんだろうな~と想像します。

ともかく、いい話になっていることを願います。

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2024.06.06

The Peanuts Movie の各国のタイトル

今更ですが、2015年公開の映画 "The Peanuts Movie" の各国のタイトルをまとめたサイトを見つけましたので、ちょっとその一覧を引用します。

かなり長大ですが…

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まあ、大抵の国が "The Peanuts Movie" で、そうでなければアタマに "Snoopy" とか "Snoopy & Charlie Brown" とかが付くような感じですね。

こうして見ますと、改めて日本の「I LOVE スヌーピー」というのがどれだけ酷いのか!というのが白日の下にさらされた感じがして恥ずかしいですな。

今でも意味不明な邦題「I LOVE スヌーピー」。何なんでしょうね。"I"って単数ですが、誰の事なんでしょう?

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この映画の製作が発表されたのが、確か2012年10月だったと思います。

ワタシが最初にトレーラーを観たのが2013年3月でした。この頃はまだ邦題がどうなるのかは全く決まっていなかったと思います。というか、"The Peanuts Movie" というのも正式タイトルなのか仮題なのかもよくわからない状況でしたね。それにしても"The Peanuts Movie" とは、デカいタイトルを付けたもんです。

2014年に入りますと、国内のメディアで『スヌーピー(原題:Peanuts)』という表現がちらほらとされるようになり、ワタシは「おいおい、邦題は『スヌーピー』かよ」と、不安になってきました。

そして、2014年8月6日。この日の朝のZIP!(日本テレビ)の番組内で、ワタシは遂に「I LOVE スヌーピー」という邦題を目にしたのです。

これはもうマジかよ!てな感じでしたね。

まだ公開まで1年以上あり、ストーリーも明確でなかった段階でこの邦題に決まってしまったわけです。ワタシはこの日のブログに『ストーリーを吟味した上での決定とは考えづらい。こんなタイトルを付けて、もしチャーリー・ブラウン中心の内容だったらどうするつもりでしょう。』と書いてました。

それは当たらずも遠からじでしたね。映画のメインはチャーリー・ブラウンで、スヌーピーは出番は多かったものの明らかに添え物でした。日本より先に公開されていたアメリカなどでは『スヌーピーはいらなかった』といった声がまあまあ出ていましたね。

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いつになるかわかりませんが、3D映画の第2弾が控えています。今度はどんな(酷い)邦題が付けられるのでしょうか?

「I LOVE スヌーピー2」?

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2024.06.02

スヌーピーのハッピーキャンプ続報

再来週の金曜日に配信開始される「スヌーピーのハッピーキャンプ」ですが、YouTubeでもトレイラーが観られるようになっています。

 

今のところ、英語版しか無いようです。日本語では所謂プレスリリース的なものも無いみたいですね。ちょっと温度が低いような。

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ちょっと気になるのがナオミなんですが…

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今回の作品でナオミはレギュラーメンバーに大抜擢なんですが、なんか色黒ですよね。最近のアメリカ作品でありがちな「人種変更」を食らってしまったんでしょうか?

黒人がフランクリンだけでは多様性が足りないという事情なのだとしますと、本作に限らず今後もレギュラーとして出張ってくるかもしれませんが。

しかし、担当声優のMalia Ceaは、どうやら白人のようですので、ただの褐色キャラなのかもしれません(昨今のアメリカでは、声優もキャラの人種と同一にするという風潮があり、同じApple TV+の作品で「セントラル・パーク」が人種が理由で声優が降板してますし、「ファミリー・ガイ」「シンプソンズ」といったメジャーなアニメ作品でも同様な事態になっています)。

でもそうすると、何のためにナオミを褐色にしたのか意味が解りませんね。

※今のピーナッツ・アニメは厳密にはカナダ作品なんですが、カナダの方がポリコレ先進国と言われていますのでそこのところは…

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この作品、既にメディアミックス展開がされていました。

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5月7日にペーパーバックが発売されていました。タイトルは、"Welcome to CAMP SNOOPY"。

いつものグラフィックノヴェルかと思いきや、どうやら番組と連動したキャンプのガイドブックのようです。全96ページ。

今更ながら「スヌーピーのハッピーキャンプ」の原題は"Camp Snoopy"なんですが、キャンプ・スヌーピーといえばナッツベリーファームに同名の施設がありましたよね。アチラとも何かタイアップしてるんでしょうかね。

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ロゴを比較するとこんな感じで違ってますが…

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2024.05.30

スヌーピーのハッピーキャンプ 6月14日配信開始決定

Apple TV+ のアニメ「スヌーピーのハッピーキャンプ」の配信開始日が6月14日に決定しました。

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アメリカでは来月初旬から夏休みが始まるので、そろそろ発表になるだろうと思っていました。

全何話になるのかは現時点ではわかりませんが、「宇宙への道」が12話、「ショータイム!」が13話でしたので、そのくらいでしょうな。

楽しみに待ちましょう!

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2024.04.12

Apple TV+ の "Camp Snoopy" の邦題が決まる

アップルtv⁺でおそらくこの夏に配信されるであろう新作 "Camp Snoopy" の邦題が決まったようです。

その名も「スヌーピーのハッピーキャンプ」。

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まだ配信予定日も確定していませんし、予告動画もありませんが、邦題だけは決まったんですな。

しかし、何故「ハッピー」が追加されたんでしょう。

一応ストーリーの解説みたいなものがありますが、「解散の危機にあると気付いたスヌーピーとビーグル・スカウトのメンバーは、メリットバッジを取得するため、アウトドアの大冒険に出発する。その頃、チャーリー・ブラウンと仲間たちは、キャンプで夏を楽しんでいた。」とのこと。

ちょっとわかりづらい文章ですが、ビーグルスカウトが解散の危機なんでしょうかね?どこからの圧力で何で解散の危機に??謎は深まります。

そして、チャーリー・ブラウンほかギャングたちはキャンプを楽しんでいるらしいということ。これは新機軸ですな。視聴者の子供たちにキャンプは楽しものだと啓蒙するつもりなんでしょうか?

出演者一覧を見るとナオミがいますね。

前々から思っていましたが、最近のアニメのナオミって色黒ですよね。黒人にされてしまったんでしょうか?

フランクリン一人ではポリコレ的に不充分なので黒人の女の子を一人追加したいんでしょうか?

あと、ビーグルスカウトの面々の名前が "Bird Bud 1~3" になっていますね。親友1~3といった感じですかね。

色々謎は尽きませんが、面白いシリーズになることを願います。

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2024.02.20

訂正

なぬびさんからツッコミが入りました。

2月17日の "スヌーピー・プレゼンツの新作「おかえり、フランクリン」を観る" におきまして、

チャーリー・ブラウンの父親は軍隊にいたことがあり、除隊して理髪店をしている、ということになっていました!「ヨーロッパの旅」では従軍していたのは祖父だったじゃないですか。

…と書きましたが、彼の父親は戦争に行ってました。

1968年8月1日のストリップで、チャーリー・ブラウンはフランクリンとの会話で父親のことを "He was in a war, too" と言ってました。これは見落としてました。

しかしチャーリー・ブラウン、サラッと言いますな。

それに続いて、"But I don't Know which one" 「どの戦争かは知らない」と言っており、父親は戦争に行ったことだけを伝えてそれ以上の詳しい話はしていないということですな。

彼の父親が参加した戦争はどれでしょう。年齢を考えると朝鮮戦争(1950-1953)ですかね。除隊して理髪店を始めてキャリア15年というところでしょうか。

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続く翌日の "「おかえり、フランクリン」を観る:その2" でも事実誤認がありました。

予告編のみの描写ですが、フランクリンはこれまでアメリカ国内だけでなく、フランス、イギリス、ハワイ州、日本などにも住んでいたようです。

…と書きましたが、本編にもありました。

いかんですな。

以上2点、訂正します。

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2024.02.18

「おかえり、フランクリン」を観る:その2

なんか書きたいことが出てきてしまいましたので続きです。

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①ソープボックスカー・レース(Soap Box Derby)

昨日は劇中で登場人物たちが行う「ソープボックスカー・レース(Soap Box Derby)」について全く触れませんでした。

このレース、調べてみたら日本にもNPO法人があって親しまれているようです。アメリカでは90年以上の歴史がある子供のためのイベントのようで、これをピーナッツで取り上げない手はないですな。

子供だけでなく大人もやってますね。そういえばレッドブル主催のものがTV-CMなどで宣伝してましたっけ。YouTubeにも色々と動画が上がってまして、くだらなくてイイです。

ただ、日本国内ではNPO法人をはじめ「ソープボックスダービー」のカタカナ表記が一般的のようですので、「ソープボックスカー・レース」と訳している日本語翻訳者はこの辺の取材を怠っているということになりますかね。

ところで、劇中でライナス&ピッグペン・チームの車体がボート型でゼッケンも3になっていましたが、これは「チキチキマシン猛レース」のドクターHのマジック3へのオマージュなんではないかな~と思いました。

②配信のタイミングについて。

前作「マーシー、あなたは特別」から半年というタイミングでの配信で、随分早いと思いましたが、どうやら「黒人歴史月間」に合わせたということらしいです。

「黒人歴史月間」というのは知りませんでしたが、元々はリンカーンの誕生日の2月12日がある週を「黒人歴史週間」としていたものを月間に格上げしたものだとか。2月12日の週の週末配信ですから、まさにドンピシャな配信だったわけです。

ただ、1つの人種に限った歴史を年間行事とすることの実用性や公平性に関して毎年議論が行なわれており、多くの人々は黒人の歴史が1ヶ月間特別視されること、英雄崇拝されることに疑問を呈しているそうです(wiki)。モーガン・フリーマンのような黒人からも反対意見があるようですな。

③フランクリンの祖父が果たして生きているのかどうか?

1日経ってちょっと整理できてきましたが、両親しか存在しないっぽい雰囲気でもあり、祖父の言葉をノートに纏めていることを考え併せますと、やはり故人と考えるのが自然かな~という気がしてきました。

これは想像ですが、ロブ・フランクリン氏の祖父は彼の少年時代には既に亡くなっていたのではないでしょうか。それを作品に反映させているのかもしれません。

しかしそうすると、フランクリンが引っ越してきたときに既に祖父は故人だったということになりますので、今後はチャーリー・ブラウンとのおじいちゃんトークに制限がかかってしまう可能性があります。

④基地のある町

原作では「父親は従軍していて不在」だったフランクリンですが、今作では「父親の転属の度に転居」していることになりました。

この変更により、ピーナッツの面々が住んでいる町は「基地のある町」ということになってしまいました。

簡素な住宅街というイメージだったんですが、それなりの都市部があるということですね。基地によっては弾道ミサイルがあったりしますし、急に物騒な感じがしてきました。

基地の規模にもよりますが、数千人から数万人の軍人とその家族が地域に住んでいることになります。そうすると、多数の軍人の子供たちが学校にいることになるわけで、フランクリンのような軍人の子供がポツンと現れるということはあり得ないんじゃないでしょうかね。

フランクリンは友達作りで苦心しますが、彼はまず軍のコミュニティで友人を作るべきだったんではないでしょうか。基地の外に住む軍人も一応基地のコミュニティには参加できるようですし、似た境遇の子供が多数いるわけですからその方がいいと思えます。

あと、友達作りの苦労は母親も同様のはずで、その土地々々に適応し多様な人たちと新たな関係を作らなければならないので大変ですよね。これは日本の転勤族の家族も一緒ですね。

といいますか、家族が苦労するんですから基地内に住めばいいのにと思ってしまいます。今のアメリカの基地ってシアターがあったりゲーム大会やダンスパーティがあったりとか結構娯楽が充実しているらしいですよ。

⑤父親の転職

そもそも軍隊に縛られていたから度重なる転居を余儀なくされていたのに、この町が気に入ったからと言って突然軍を辞めるというのもよく考えると変ですよね。

予告編のみの描写ですが、フランクリンはこれまでアメリカ国内だけでなく、フランス、イギリス、ハワイ州、日本などにも住んでいたようです。

国外にまで家族を連れまわすというのは大変なことです。まあアメリカ人は日本人の様に簡単に単身赴任というのを選択はしないのでしょうが、そんなに簡単に辞められるのだったら子供のためにももっと早く辞めていても良かったんではないでしょうかね。

まあ百歩譲って、息子がこれまでにない確固たる友情を結んでる様子を見て背中を押された、という見方もできますが…。

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今回はちょっと重箱の隅を楊枝でほじくるような内容になってしまいました。

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2024.02.17

スヌーピー・プレゼンツの新作「おかえり、フランクリン」を観る

昨日2月16日、Apple TV+でスヌーピー・プレゼンツの新作アニメ「おかえり、フランクリン」が配信され、早速昨日のうちに視聴しました。

本作は友情についての話しでした。ピーナッツの面々の町に引っ越してきたフランクリンがチャーリー・ブラウンとの友情を育み、また、みんなに受け入れられる(というのは変な表現?)までの話しになっています。以下、感想など。

①キャラクター設定について

フランクリンは比較的メイン寄りのキャラクターですが、実はその性格設定はあまり明確じゃないんですよね。

はっきりしているのは、とりあえず優等生っぽいこと、習い事をしていること、父親がベトナムに従軍していること、祖父の話をよくすること、このくらいでしょうか。

祖父の話をよくするのは、父親が従軍していて不在なので祖父との距離が近いということなのかもしれません。シュルツさんはベトナム従軍の設定を後々まで大事にしていて、連載末期のフランクリンが祖父の話をよくするということにしたのかもしれませんね。

と、ここまでは原作での話で、ともかく今回の作品のためにこの不十分なフランクリンの設定を深掘りしなければならなかったのですが、クレイグ・シュルツ氏は、アームストロング姓のモデルとなった黒人漫画家のロブ・アームストロングをチームに加えて彼の体験などをちりばめたようです。

出来上がったフランクリンの設定は、父親が軍人のため転居が多く、友達と深い付き合いがし辛いという悩みを抱えているというものでした。この辺はロブ氏のアイディアのようです。そして、祖父の言葉をまとめたノートを頼りに友達作りに励もうとします。

うーん。まあいいんですが、ワタシ的にはフランクリンにこういう人付き合いに悩むような内向的なキャラクターというのはちょっとどうなのかな~と思えました。何せ、人に話しかける前に祖父の言葉が書いてあるノートを参照するんですよ。これはイメージが崩れるといいますか…。

あと気になったのが、おじいちゃん子のくせに祖父との絡み(ポワポワ声との会話)は無いんですよね。ノートに祖父の金言が書いてあるだけなんですが、その設定のために祖父は既に故人で、祖父の遺した言葉を大事にしているかのような印象を受けてしまいます。これは良かったんでしょうかね。ノートではなく折々で祖父が助言をするという演出の方が良かったんではないでしょうか。

その代わり、父親は結構家にいるんですよね(軍人ってそんなに家にいるもんなんでしょうか?)。父親とは絡みがあります。でも近くにいる父親よりも祖父の言葉の方が大事っぽいんですよね。何だかよくわかりません。

ん?フランクリンのセリフの"Grampa always told me"って過去形なので本当に故人だったりして。そうだとしたらかなり早世ですね。

好きなミュージシャンは、スティービー・ワンダー、リトル・リチャード、ジェームズ・ブラウン、ジョン・コルトレーン。これはそういう時代設定ということなんでしょうかね。

あと、チャーリー・ブラウンの父親は軍隊にいたことがあり、除隊して理髪店をしている、ということになっていました!「ヨーロッパの旅」では従軍していたのは祖父だったじゃないですか。

②吹き替えについて

これまでのスヌーピー・プレゼンツ・シリーズは女の子メインの話ばかりで、今回初めて男の子がメインになったわけですが、そのメインの男の子の声優が二人とも演技に難があり相当辛い事になりました。

フランクリンはこれまでは生徒会長など優等生的な役柄が多かったので表面化してませんでしたが、今回は感情をぶつけたりするシーンも多く、今の子役にはそれをこなす演技力が備わっていないことが露呈してしまいました。

聡明な黒人少年のはずなのにたどたどしく喋るので違和感がある、と言いますか、端的に、黒人っぽくない、とも言えます(英語で観ると"Man!"と言っているシーンがあるので、やはりフランクリンも黒人だなーと思ったりしましたが)。

表情からすると本当はこういう喋り方じゃないんじゃないか?と違和感を覚えるシーンは英語で観直すと解決するんですが、要は演技が成っていないということですね。

前半のフランクリンが友達作りに苦心するシーン、英語だと彼の方が普通の少年であり、ピーナッツの面々がおかしいというのがわかりますが、吹き替えでは本当に人付き合いが苦手そうなキャラになってしまっています。喋るのも苦手そうな。

ニカっと笑ってジョークを言うシーンでも英語では自然なんですが、吹き替えではただのジョーク下手の滑りキャラになってしまっています。

ジェームズ・ブラウンの話になった時の、「同じブラウン姓だけど親戚?」というシーンも、英語だとジョークで言っているというのがちゃんと伝わるんですが、吹き替えだと、え?本気で言ってる?という感じに聞こえてしまいます。

都度都度祖父の言葉のノートを見返す演出も相まって、コイツ本当にコミュ障なんでは?と思ってしまいます。

おしまいの方の、フリーダ、パティ、ヴァイオレットの3人が喋っているシーンなど、とてもさりげない感じがして相変わらず女声陣は上手いと思いました。男声陣でも、シャーミーやピッグペンとかはそれなりにいいんですがね。何でメイン・キャラばかり良くないんでしょーね(でもライナスは上手くなりましたね)。

③翻訳について

ただ、問題は吹き替え子役の演技力だけではなく、翻訳にもあると思いました。

全般にダイアログが良くないんです。なんというか、男の子のセリフがお坊ちゃん言葉過ぎるんですよ。特に今回はレースの話ですから、それなりに荒っぽさも必要になります。もっと緊張感を持たせて欲しかったですね。

「僕に任せて」じゃなくて「僕に任せろ」でしょ。「待って」じゃなくて「待てよ」でしょ。「誰なの?」じゃなくて「誰だ!」でしょ。「君から言って」じゃなくて「君から言えよ」でしょ。「そうなの?」じゃなくて「そうかい?」でしょ。「僕たちはまだ相棒ってことなの?」じゃなくて「僕たちはまだ相棒なのかい?」でしょ。「勝つ事より大事な事もあるもん」じゃなくて「あるだろ」でしょ。フランクリンはもっとファンキーにしてほしかったですね~。

女の子のセリフの方が生き生きした言葉に訳されている感じもしましたね。

④音楽について

ジェフ・モローは本当に信頼がおける作曲家ですね。とても素晴らしいです。ガラルディのジャズを完全に引き継いでいて、デヴィッド・ベノワ以上の適任者と言えるでしょう。

また、挿入曲も、チャック・ベリーの「ジョニー・B・グッド」やビリー・プレストンの「ナッシング・フロム・ナッシング」など、フランクリンが好きそうな黒人ミュージシャンを使っています(挿入曲については何故かエンドテロップに記載なし)。

⑤そのほか

abc7.comのニュース記事からの情報をいくつか。

フランクリンがピーナッツの面々の町に到着した時、"There was a lack of variety in this place."と言います。「この町は多様性に欠けている」と訳されています。

このセリフについて、ロブ氏は「決して説教臭くなりたくなかったが、『ジャンプ・スタート』で扱ったのと同じ方法で扱う必要があった」と言っています。『ジャンプ・スタート』というのは氏の漫画ですね。理解を深めるためには読んだ方がいいかも?。

このセリフの意図は何でしょう。このセリフを言うシーンでは白人ばかりが目についたからでしょうか。所詮ピーナッツ・キャラは白人だらけだ、と言いたいんでしょうかね。

クライマックスで、フランクリンはみんなの中心に座って楽しくやってます。ライナスがわざわざ「君のために席を取っておいたよ」と言って座らせるのですが、これは「チャーリー・ブラウン感謝祭」に関する誤解を正すためにロブ氏が仕込んだ演出なんだそうです。日本人からすれば何でもないシーンですがね。

というのも、「感謝祭」の裏庭パーティーのシーンではフランクリンがテーブルの片側に一人で座っているため、一部の人が彼が完全に受け入れられていないのではないかと思っているからなんだそうです。アメリカではそういう些末なことでも分析する人がいるんですな。Wokeの国ですね。

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全般的に厳しい感想になってしまいましたが、やはり吹き替えに難ありというところですね。英語だと実にスムーズに鑑賞できますので英語の方をお勧めします。

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