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2025.01.14

1976年の「スヌーピーとチャーリー」リバイバル公開がいかに凄かったか

拙サイト LOCAL CACTUS CLUB 移転準備中ですが、また小ネタを一つ。

1月5日に「1972年の新聞記事」という題で「スヌーピーとチャーリー」の新聞広告を載せましたが、今度は1976年のリバイバル時についてです。

実は1972年のロードショーは字幕版のみの上映でした。1973年の「スヌーピーの大冒険」で初めて吹き替え版が登場し、1976年にこの「スヌーピーとチャーリー」の吹き替え版が満を持して登場したのですが、この3年の間にピーナッツの人気はかなり高まったのでしょう。2か月間で10万人以上を動員したとされています。

この数字について大したことはないと思われるかもしれませんが、各地のシネコンで上映していたのではなく、有楽町スバル座の単館上映でのものですからね。

当時のスバル座の座席数は270席でした。ざっくり10万人を60日で割って1日6回上映として更に6で割りますと、1回あたりの入場者は277人となります。つまり毎回ほとんど満席か立ち見状態だったわけです。

そのため、当初7月10日(土)から9月5日(日)までの上映予定だったものが9月24日(金)までの延長となったのでした。

この時の新聞広告がちょっとアレなんですけどね。

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8月20日の広告では『夏休みの想い出に…ぜひお見逃しなく!』と煽っていますが・・・

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当初の最終日の2日前の9月3日の広告では『大盛況につき9月24日(金)まで続映!』と、ちゃっかり延長しちゃっているのでした。煽られて急いで観に行った人の立場は?

やはり70年代のピーナッツ・ブームはすごかったんだな~と、当事者として改めて思うのでした。

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