1972年の新聞記事
サイト移転の準備で色々とスクラップを漁っていますが、一つ新聞記事をちょい載せします。
1972年9月14日の新聞広告です。
これは1969年の映画 "A Boy Named Charlie Brown" がいよいよ日本でも公開される(英語版のみ)という広告で、翌9月15日から指定席券の前売りが始まるというタイミングで出されたものになります。
昔は金曜日の夕刊には映画の広告がたくさん載っていましたね。最近はどうなんでしょうか(実はワタシは夕刊をとっていないのです)。因みに1972年の9月14日は木曜日でしたが、翌15日は敬老の日だったので前売り券も土曜日ではなく金曜日発売となったようです。また、祝日は夕刊が休刊になります。
前売りも好調のようで、もう結構ピーナッツは人気だったというのがうかがえます。『ホロにがい人生の味が大人たちをとらえ 面白さと可愛さが子供たちを熱狂させる 世界で人気No.1の傑作がスクリーンで動く!』という説明文からも期待感の高まりが感じられます。
しかし何と言いますか、見ていてワクワクする広告だと思いませんか?。図柄的にはスヌーピーを押し出てはいるものの、冒頭の雲を見るシーンをチョイスしているのと、余白が多めなレイアウトになっているのが中々に寂しげな感じが出ていてすごくいいんじゃないでしょうか。ピーナッツを知らない人でもちょっと目を引く仕上がりになっていると思います。
散りばめられたコメントは、試写を観たのであろう愛川欽也、落合恵子、犬養智子、やなせたかし、といった面々。愛川欽也のコメントがいいですね。
広告はこの後、公開前日に1回と、「大ヒット上映中」といった感じのヤツなど複数回打たれることになります。
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