ジングルベルス
昨日のNHK「チコちゃんに叱られる」で、ジングルベルのベルって何?というのをやっていました。
その前段として、そもそもこの歌は本来はクリスマス・ソングではなく、書かれた当時に流行していたソリについての歌だったのだそうで、レコード(円筒)のクリスマス・ソング・メドレーに収録されたことで人気が出てクリスマス・ソングとして定着したということが語られていました。
こういう事ってありますよね。
ピーナッツに関しても、「チャーリー・ブラウンのクリスマス」のサントラ盤に収録されたがために「ライナス・アンド・ルーシー」や「エリーゼのために」がクリスマス・アルバムや演奏会で演奏されたりという実例がありますね。
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ジングルベルというのは原題は "Jingle Bells" で、直訳だったわけですが複数形であるところに注目です。
ピーナツブックス第32巻「空とぶスヌーピー」に、ライナスがPTAのクリスマス・プログラムでジングルベルを歌わせられるというエピソードが収録されていますが、ここで谷川俊太郎さんはジングルベルではなくジングルベルスと訳されました。
どちらかというとスではなくズだとは思いますが、ともかく小学校時分にこれを読んだ時は驚きました。そうか、本当はジングルベルじゃなかったんだ!
ここからワタシの悪い癖が出てしまって、日常会話でもジングルベルスと言ったり、合唱するときも自分だけジングルベルスと歌ったりと、ヤな小学生でしたね。
それにしても、何故谷川さんはわざわざジングルベルスと訳したんでしょうか。今同じことをやろうとしたら絶対に編集者に修正されると思います。鶴書房が大らかだったんでしょうかね。
因みに、河出書房新社の「ピーナッツ全集」では、ジングルベルとなっています。
谷川さんが直したのか、はたまた河出書房新社の編集者が直したのかはわかりません。
ついでに、ピーナツブックスで読んだ時には意味が解らなかったチャーリー・ブラウンの「足でも折れよ」というセリフに注釈が付いて助かりました。
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コメント
その番組は見ていないのですが。
jingleは日本でいえば「チンチン電車」のチンチン部分ですね。馬につけて歩行者などに注意を促す「うまやじ」「駅路」がそのままJingleBellsということになります。歌舞伎なんかでは定番の音効グッズなのかな。
もうご存知でしたらごめんなさい。
投稿: とおりすがり | 2024.12.24 15:08
ごぶさたです。
便乗して。
ラジオのCMなどで使われる用語のジングルの元ネタですねー。
楽器としてはsleigh bells。有名なWhite Cristmasの歌詞にも出てきます。
またね。
よいお年を!
投稿: ありいずみ | 2024.12.25 21:21
とおりすがりさん
情報をありがとうございます。番組では馬のしっぽに付けていたと説明していました。
投稿: TOSHIKI | 2024.12.26 21:09
ありいずみ氏
ご無沙汰です。White Christmasの歌詞にも出くるんですか。
そちらの方が後発ですから、Jingle Bellsを意識していたんでしょうかね。
どういう文脈で出てくるのか調べてみます。
ちょっとはシャイですが、良いお年を。
投稿: TOSHIKI | 2024.12.26 21:13