「チャーリー・ブラウンのバレンタイン」のサントラ発売決定!
Lee Mendelson Film Productions がまたやってくれました。来年1月17日に1975年放送のTVスペシャル「チャーリー・ブラウンのバレンタイン」のサントラが発売になります。
このところ結構リリースのペースが早いですね。「短い夏だったね、チャーリー・ブラウン」のサントラが7月で、「選挙に勝とう、チャーリー・ブラウン」のサントラが9月。ここが2か月で特に早かったですが、今度も4か月を空けただけでのリリースです。有難いことです。
ワタシはこの作品の音楽がかなり好きです。
↑プレスリリースの一部ですが、今回はこんなジャケなんですね。右上のスヌーピーのところには "50TH Anniversary Extended Edition" と書かれています。2025年の1月は、このTVスペシャルの放送50周年になるんですな。
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放送50周年、つまり本放送は1975年なわけですが、この頃のヴィンス・ガラルディは更に進化しているように感じられます。
ガラルディがメインで使っているのは、フェンダーローズとアープストリングです。これがまたヴァレンタインというテーマにぴったりな何ともロマンティックな効果を出しているんですよ。
そして、これまでのように管楽器奏者やギタリストを加えたりはせずに、多重録音を駆使してベースとドラムのトリオだけで演奏しています。ライナスがチョコレートを投げ捨てるシーンの曲ではギターが聞こえますが、これはガラルディが弾いているのだそうです。
収録曲のタイトルを見ますと、シュローダーが弾くベートーヴェンのピアノソナタ第20番や、足人形劇のBGMのショパンのノクターンや、オルゴールのバッハのメヌエットなど、ガラルディ作曲以外の曲もありますね。ショパンのノクターンは劇中では蓄音機で再生されているレコード音源という設定でしたのでワウフラッターがかなりかかっていましたが、あれはテープ効果で歪ませているんだと思いますので、恐らくサントラでは普通のサウンドになっているでしょう(推測)。
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ちょっと気になるのは、やはりエンドテロップでかかる曲がショパンのノクターンだというところです。いや、これでいいんですけどね。ただ、1978年に東京12チャンネルで放送された時はノクターンではなくベートーヴェンのピアノソナタ第20番だったんです。これは録音してありますので記憶違いではありません。
現在DVDや配信で観られるものはノクターンになっていますし、エンドテロップの画はスヌーピーの足人形劇なので、やはりノクターンのほうが合っているんですが、何故あの時はベートーヴェンだったんでしょう?。とても謎です。
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デリック・バング氏も自身のブログで取り上げていましたが、相変わらず「売り上げが悪いとこのリリースは止まってしまうよ。自分用とプレゼント用に2枚買いましょう」と脅してきています(笑)。
今から発売が楽しみですが、ワタシは発売日には配信で聴いて、CDは確実に入手できるサイトを使ってゆっくり待つことにします。このパターンが一番いいですね。
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