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2024年10月

2024.10.31

ハロウィンと最近思うこと

今日はハロウィンですな。とはいえ、特にネタはありません。

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めずらしくお菓子を買いました。

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明日から11月で、今年ももうすぐ終わります。

今年はワタシがピーナッツのファンになって50周年でしたので、このブログで「私的50周年回顧ネタ」として過去を振り返りながら色々と思い出話を書いてきました。

そんな中で、ちょっと日本におけるピーナッツの歴史というものを自分なりにまとめてみようかな…という気分が高まってきました。

このところ、"LOCAL CACTUS CLUB" の方では目ぼしい記事を書いていませんでしたし…アニメや音楽の情報とか更新しなければいけないこともあるんですが…。

とりあえず、タイトルを「ピーナッツ・イン・ジャパン」とか「日本におけるピーナッツ」とか、そんな風に考えています。

今すぐにでも書きたいと思っているのは「日本ではじめて "Linus And Lucy" が音盤化されたのはいつか?」とか、「ハロウィンの浸透とピーナッツの関係」とかですかね。

自分で言うのもなんですが、書きたいことがあるというのはいいもんです。

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2024.10.25

2024年最新版「ピーナッツ」のキャラクター人気ランキングTOP16

10月6日から10月13日にかけて、ねとらぼでは「あなたが一番好きな『ピーナッツ』のキャラは?」というアンケートを実施していました。有効回答数は782票ということでとても少ないですが、とりあえず結果を見てみましょう。

1位:スヌーピー
2位:ウッドストック
3位:チャーリー・ブラウン
4位:ライナス
5位:オラフ
6位:アンディ
7位:ペパミント・パティ
8位:シュローダー
9位:ルーシー
10位:サリー
11位:ベル
12位:マーシー
13位:スパイク
14位:ピッグペン
15位:マーブルス
16位:フランクリン

まあ日本でやったらこんなもんでしょうな。1位スヌーピーと2位ウッドストックはやらなくてもわかるので無駄というかなんというか。

しかし、スヌーピーのきょうだい6匹が全員入ってますよ。どうなんでしょうね、これ。海外の人に見られたくないランキングですな。

どの本かは忘れましたが『日本ではオラフが大人気だ』みたいなことを皮肉っぽく書かれていましたが、要するに有り得ないってことですよ。スパイクは別格として、それ以外の4匹なんて人間キャラに置き換えたらイイところチボーとかナオミとかのレベルでしょう。マーブルスは1回こっきりのキャラだからチボーの方がまだマシだ。

まあでも今回はチャーリー・ブラウンが3位でよかった。ねとらぼは2021年にも同じ企画をやっていまして、その時チャーリー・ブラウンはオラフに敗れて4位でした。これは衝撃でしたね。そういえばあの時は有効回答数は1562票でした。ずいぶん減りましたね。

参考までに、代表的な漫画サイトComic Book Resourcesの2022年の"10 Best Peanuts Characters, Ranked"のランキングを引用してみます。

1位:スヌーピー
2位:チャーリー・ブラウン
3位:ルーシー
4位:ライナス
5位:ウッドストック
6位:サリー
7位:ペパミント・パティ
8位:マーシー
9位:シュローダー
10位:ピッグペン

やっぱりキャラ立ちしているキャラが上位に来ますよね。ルーシーとライナスがウッドストックよりも上というのも順当ではないでしょうか。

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2024.10.08

You're Not Elected, Charlie Brown のサントラCDを入手する:その2

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さて、ライナーノートによると、本作 "You're Not Elected, Charlie Brown" のBGMは1972年8月22日に4時間のセッションで録音を完了しています。放送が10月ですからだいぶ余裕がありますね。"It Was A Short Summer, Charlie Brown" の録音が放送2週間前だったのと比べると雲泥の差です。やはり1969年は映画もあったので色々と狂っていたんでしょう。翌1970年にTVスペシャルが無かったのも多分そのせいでしょうな。

因みに、"You're Not Elected, Charlie Brown" は初の原作付き作品です。これまでもエピソードのつまみ食いはありましたが、がっつり大筋がコミックから取られているというのは初めてだったんですね~。

そして本作はジョー・クールのTVデビューでもあります。生徒会選挙イコール学校が舞台ですからジョー・クールを出そうという風に話がまとまったようです。ジョー・クールは前年1971年に登場したばかりのキャラで、ガラルディは彼のTVデビューを華やかにするためにテーマ曲を作り、しかも自分で歌うことにしました。

当初ガラルディが歌うことについてはリー・メンデルソンは難色を示したそうです。というのも、1969年のアルバムでガラルディは歌声を披露していますが、これがあまりイイ出来ではなかったからです(これはワタシも同感です)。

しかし、実際に仕上がった曲の出来が良かったのでメンデルソンはOKしました。やはり自身で歌うために作った曲はハマるものなんですな。ジョー・クールのテーマは次作 "There's No Time For Love, Charlie Brown" でも歌詞を変えて再登場しています(登場するのはジョー・クールではなく世界的に有名な売り子でしたが)。

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最後に、デリック・バング氏のブログから以下を引用しておきます。

Remember: The ongoing wave of these "new" soundtracks depends upon the sales generated by each release ... so buy one for yourself, and a second copy as a gift for a friend! 

今後もこのサントラ盤のリリースが継続されるには売れないとダメなんだ、ということです(とはいえ、自分用に1枚買ってプレゼント用にもう1枚とは…)。

リー・メンデルソン・プロダクションも慈善でやっているわけではないですからねぇ、文化事業的側面があるので頑張ってはくれると思いますが…。本来こういう時に協力的になるべきなのは、公式サイト、Peanuts Friends Club、スヌーピー・ミュージアムなんですが、彼らは何もしません。

いやいや、ブラウンズストアやおかいものスヌーピーはこのCDを売るべきでしょう。少なくとも予約販売くらいはやってくれないと。グッズを売って儲けることしか眼中にないのか?だとしたらとても悲しいことです。

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You're Not Elected, Charlie Brown のサントラCD入手する:その1

遂にYou're Not Elected, Charlie Brown のサントラCDが手元に届きました。

音楽自体は既に配信で聴いていまして感想も書いていますが、デリック・バング氏のライナーノートは必読ですのでCDは入手しないといけないのです。

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ライナーノートの前に、バング氏のブログに書かれている時代背景について。

この "You're Not Elected, Charlie Brown" という作品は1972年10月29日にアメリカでオンエアされていますが、この年は選挙の年で11月7日に大統領選挙の開票が行われているんですな。この辺を意識した作品だったのではないかと思われます。

因みに選挙はニクソン対マクガヴァンでニクソンが勝利しています。リベラルのマクガヴァンはシカゴなど社会派ミュージシャンが支持していて実はヴィンス・ガラルディもマクガヴァンを支援するコンサートに参加しています。

バング氏はブログでこの大統領選挙についてちょっとしたシャレをかましています。実はニクソンとマクガヴァンの他にもう1人候補がいたというんですな。

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ホールマーク社が「スヌーピーを大統領に」というキャンペーンをしていたらしいです。

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更にもう一つ驚きの事実が書かれており、"It Was A Short Summer, CB" が元は "It's A Short Summer, CB" だったように、本作も最初は "You're Not Elected, CB" ではなく "You're Elected, CB" だったというのです。これは証拠がありまして。

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↑これはテレビガイドに載った広告らしいです。タイトルの修正が間に合わなかったんですな。

確かにこの作品ではチャーリー・ブラウンが立候補するわけではないですし、劇中で「アンタなんかには誰も投票しないわよ!」と言われたりするので、"Not" があった方がしっくりしますね。

本作だけでなく、前作の "Play It Again, Charlie Brown" も実際に"Play"するのはシュローダーですし、この頃のタイトルの付け方は日本における『何でもかんでもタイトルにスヌーピーを付ける』という慣習に近いものがありますね。

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で、ようやくライナーノートですが、今回の執筆はデリック・バング氏と子息のショーン・メンデルソン。

まず最初に1970年前後のガラルディの音楽的変化について書かれています。これは興味深いですね。60年代と70年代では別人のようですからね。

この頃はロックの台頭もあり、ジャズ・ミュージシャンが電気化していった時代でもあります。マイルス・デイヴィスもジミヘンやJBのようなサウンドに影響を受けた作品をリリースしています。

ワタシはガラルディもマイルスのような指向でエレクトリック化したのだと思っていましたが、微妙に違っていたようです。

当時サンフランシスコではジャズクラブが次々と閉鎖に追い込まれていました。しかし1972年にキーストン・コーナーとグレイト・アメリカン・ミュージック・ホールという2つの歴史に名を残すクラブ/ホールがオープン(厳密には後者は再オープン)し、ガラルディはこの2つによく出演していたようです。

これら2つの施設は時代の要請もありフォーク/ロックにも広く門戸を開いていましたが、ガラルディは多くのジャズメンが演奏しなくなる中でこの環境に果敢に飛び込んでいったようです。

ライナーではジェリー・ガルシア(当時はグレートフル・デッドを抜けていた)ともセッションをしていたと書かれていますが、実際Great American Music HallのWikiを見るとガルシアがよく出ていたことが書かれていて間違いはなさそうです。

こういった感じで、どちらかというとサンフランシスコのミュージックシーンに身を委ねながら変化していったということようです。元々ポップスとの親和性もあったようなのですんなり行ったんでしょうな。

生前のリー・メンデルソンの話によると、ガラルディは60年代後半からエレクトリック楽器を集め始めていたそうで、氏によればサンフランシスコで最初にムーグを手に入れたのはガラルディだったとか。

その他、ハモンドB3やフェンダーローズ(エレクトリック・ハープシコードと表記することも)なども入手していて、1968年3月のライヴからステージにもそれらを並べるようになったようです。もちろんギターもベースもエレキ。ただし本人はエレキ楽器と生ピアノの間を行ったり来たりしていたようです。これは子息デヴィッド・ガラルディ主宰のD&Dレコードからリリースされたライヴ音源などでも確認できます。

この『行ったり来たり』というのは70年代のピーナッツTVスペシャルのBGMで味わうことができますが、最晩年の "You're Good Sport, CB" では完全に独自の音楽として昇華されている感じがします。

また、1968年というと、アルバム"Oh, Good Grief!" がリリースされていますが、エレクトリック・ハープシコードは大活躍していますね。

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ところで、NiziUがPEANUTSコミック誕生75周年アンバサダーに就任したそうで。

 

75周年のアニバーサリー・ソングも歌うらしく、どんな歌になるんでしょうな。

アンバサダーをするのならば、ピーナッツのファンでなければなりません(ここがインフルエンサーとの違いですな)。アンバサダーというのは元々その商品が好きで普段から愛用している人がなるべきもので、その人が「いかに好きなのか」ということを発信することでファンに訴求するものなのです。単なる広告塔とは違うのです。

本来ならば、林原めぐみとか岡崎友紀といったファンを公言している人の方が相応しいんですが、熱量はあっても訴求力が弱いですかね。今一番相応しいのは誰なんでしょうかね。ここいらへんはNiziUの方々はどうなんでしょうな。

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2024.10.07

「キャラビズジャーナル」を観る

昨日、フジテレビで「キャラビズジャーナル」という新番組が始まりましたが、第1回として原宿キディランドを取材していました。

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冒頭で世界ランキングを紹介していました。日本のキャラクターが5つランクインしているのはいいんですが、今やスヌーピーはトップ10に入っていないんですね。

主に取材に応じていたのは間宵会長(68歳にしては若い)で、キディランドのあらましについても語っていました。

原宿についていえば、戦後は代々木公園からNHK辺りまでアメリカに接収されていて原宿には米軍将校が大勢住んでいたそうで、お客さんは8割方アメリカ人なのでグリーティングカードなどアメリカナイズされた商品の扱いが増えていたそうです。

で、将校には子息もいますので、子供向けにキャラクターグッズを扱うようになっていったんだとか。

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当然70年以上前に日本のキャラクターグッズがあるわけもなく(あってもアメリカの子供には訴求しなかったんでは?)、ディズニーやスヌーピーを置いていたとのことです。

ここは会長も「~と思います」と推測で話してましたが、スヌーピーはずっと後年ですよね。

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番組の後半で、地下のスヌーピー・タウンショップの紹介を1分ほどやっていました。

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原宿店に限っての話になりますが、人気ランキングやキディランドのあらましを考えますと、数多のキャラクターグッズがある中でスヌーピーが1フロアを独占しているという状況はちょっと異常かもしれません。

でもまあファンの年齢層がピーナッツほど広いキャラクターというのはディズニーを除けばそうそう無いでしょうから、堅いと言えば堅いですよね。キディランドもそこは意識されているそうです。

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2024.10.06

ちょっとカートゥーンについて

ディズニーチャンネルの開局20周年記念で過去の人気番組の最終話特集をやっていました。

観ていてちょっと感傷的になってしまいました。

最近はカートゥーンなどは全然観てませんが、娘たちが小さい頃はよく観ていたので懐かしかったですよ。娘たちはカートゥーン・ネットワークもよく観ていましたが、ワタシはどちらかというとディズニーチャンネルの方が好きでした。

カートゥーンって同じような話を延々と繰り返しているようなイメージがあって、特に最近はアニメ人気の煽りでアニメの方がカートゥーンよりも質が高いとか言われることもあります。でもカートゥーンも単純なようでいて大きなストーリーや伏線があったり、登場人物の成長を描いたりしていてるんですよね。

今日もやってましたが、「キム・ポッシブル」なんかはラストシーズンでのダメ男のロンがどんどん成長していってイイ男になっていく様とか、最終話の大団円っぷりとか、もう本当に素晴らしくて感動したもんです。「グラビティフォールズ」とか「スター・バタフライ」といった作品も最終話がすごく良かったし、イイものはイイですよ。「フィニアスとファーブ」なんかは発想自体がぶっ飛んでますね。他にも面白い作品はたくさんありました。映画「スパイダーマン:スパーダーバース」なんかはもうものすごい傑作ですよね。逆にああいうのは日本人には作れないでしょう。アレを観た時はカートゥーンは絶対に侮れないと思いました。

今日はカートゥーンだけでなく、「ハンナ・モンタナ」とか「スイート・ライフ」といったシット・コムもやっていました。こーいうのも懐かしかったですね。今日はやりませんでしたが、「ブログ犬スタン」とか「グッドラック・チャーリー」なんかもまた観たいですな。

「ブログ犬スタン」といえば、次女役のフランチェスカ・カパルディは映画「アイ・ラブ・スヌーピー」の赤毛の女の子の声を担当してたんですよね(ここでようやくピーナッツとの接点が…)。

シット・コムだけは日本は絶対に勝てないと思います。対抗できるのはせいぜい「やっぱり猫が好き」くらいじゃないでしょうか。

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2024.10.02

ピーナッツ連載開始74周年

本日10月2日はピーナッツ連載開始記念日です。

で、なにやら「スヌーピーの日」にもなっているようで…。Xではやたらと「スヌーピの日」として呟かれていまして、逆に連載開始記念日というのはほぼ皆無です。

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一般に「スヌーピーの日」というのは8月10日の事です。まず2011年にソニークリエイティヴ・プロダクツがこの日をスヌーピーの誕生日として制定し、2015年に20世紀FOXが映画「アイ・ラブ・スヌーピー」の宣伝のために「スヌーピーの日」にしたのです。

この日は一応、一般社団法人日本記念日にも認定されている公式な記念日です。

しかし、10月2日が「スヌーピーの日」というのは日本記念日協会のサイトでは確認できません。

誰かが勝手に言ってるんでしょうか?

10月2日はピーナッツ連載開始記念日であって、スヌーピーが初登場した日でもなんでもありません。そもそもが変なんですよね、コレ。

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それはそれとして、記念日オメデトウ!

来年は75周年ですし、何かいいことがあるといいですな(漫画的に、音楽的に、アニメ的に)。

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