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2024.09.11

「スヌーピーのハッピーキャンプ」を観終わる

もう9月も中旬です。6月に配信開始された「スヌーピーのハッピーキャンプ」は一応は観終わっています。

が、実はあまり真面目に観ていないんですよね。パソコン作業をしているときにサブ・ディスプレイに映してナガラで観ていたんですが、中々内容が入ってきませんでした。何周かしてようやく観たかなという感触が得られましたので、記事にしてみます。

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このシリーズ全13話をまとめますと、まずビーグルスカウトのパートはバッジを集めないと解散させられてしまうという危機的状況で、おバカな鳥たちを必死に統率していかなければならないスヌーピーの苦労をドタバタで表現しているという感じ、これはまぁそういうものだということでありのままに受け入れればいいと思います。

人間たちのパートは中々複雑でした。それぞれが悩みやトラウマを持っています。サリーとナオミはホームシックにかかりますし、ぺパミント・パティは過去の出来事から飛び込みを恐れ、シュローダーは単純なキャンプ・ソングを嫌っています。ライナスは毛布を失い、そんな弟を見てルーシーは悲しくなります。サリー(2度目)は過去の出来事から輪投げを恐れ、ぺパミント・パティ(2度目)はチャックが自分に恋していると決めつけおかしなことになります。ぺパミント・パティ(3度目)は良かれと思ってチャックにキャンプのマスコットになるように推しますが却ってそれで彼を苦しめ、マーシーは自分のカウンセラーが受け入れられないことを悩みます。全員で壮大に自然破壊をしてしまったりもしました。

都度都度、チャーリー・ブラウンは助言をしたり行動を起こしたりするんですが、本人は失敗ばかりでキャンプを通じて得られるものがなかったことを悩んだりします。

オチとしては、この「都度都度」の行動が最終エピソードで集約され、みんなから「成功は一瞬だけど優しさは永遠だ」と感謝されるのです。

乱暴にまとめますと、こんな感じでしょうか。

Appleが制作するようになってからの傾向といいますか、とても父性的なチャーリー・ブラウンや、独善性は残しつつも弟に対して優しさを見せるルーシー、といった性格付けは本作でも健在です。

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このシリーズは好評だったようで、7月中にセカンド・シーズンの製作が決定しました。

実際にネガティブな評論は見かけませんでした。低年齢向けに作られていますし、このような作風の作品にケチを付けるのは野暮ってもんです。

敢えて言うならば、ビーグルスカウトのおバカなやり取りは「スヌーピーのショータイム」の頃から散々観させられてきたのでちょっと食傷気味に思いました。不満はそのくらいでしょうかね。

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