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2024.01.14

月刊スヌーピーの思い出

私的50周年なので回顧録などを…。

 

ワタシがピーナッツのコミックを読み始めたのは1974年のことでした。

媒体は鶴書房のピーナツ・ブックスでしたが、やがて月刊スヌーピーの存在も知ることになります。

初めて月刊スヌーピーを読んだのは1975年1月号で、同じピーナッツ好きの同級生が「こんなのを見つけた」といって学校へ持ってきたのが最初の出会いでした。

初めて読んだときは衝撃でした。何が衝撃だったかと言いますと、絵柄が私の知っているピーナッツと違っていたからです。

1974年当時、ピーナツ・ブックスに収録されていたコミックは最も新しいものでも1970年のもので、60年代までのものがほとんどを占めていました。

しかし、月刊スヌーピーはほぼ最新のコミック(厳密には季節を合わせるため1年遅れ)が掲載されており、いきなり3年という時間の跳躍をしてしまったわけなのですが、ちょうどこの時期にシュルツさんの絵柄が大きく変化してたんですね。

主な違和感は、「スヌーピーが犬小屋に寝ると頭が長方形っぽくなる」「人間キャラの下唇が妙に引っ込んでいる」といったところでしょうか。特に前者は絵柄の崩れにしか思えなくて結構抵抗感がありました。

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まあそれはそれとしまして、それからは友人の買う月刊スヌーピーを借りて読むという生活が始まりました。毎月26片の平日版と4片のサンデー版の新作が読めるということに幸せを感じていたものです。

そのうちに友達に借りてばかりというのも悪いので(それはそうだ)、1977年からは自分で買うようになり、1979年の廃刊まで買い続けました。

ちょうどこの頃から投稿欄が荒れたり判型が2度も変更となったりと廃刊まで迷走し続けました。この時期の月刊スヌーピーは中古でも見かけることが少ないんですが、リアルタイムで買っていたお陰でコンプリートできました。

投稿欄のことについて書こうかと思いましたが、当時を思い出して暗くなりそうなので止めます。

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その後、ワタシは月刊スヌーピーを処分することもなくずっと保管していました。

コンプリートしようという気は全くなかったんですが、前述の友人からバックナンバーを譲り受けたり、たまたま立ち寄った駅前の古書市で大量発見して買い漁ったなんてこともあり、手持ちのコレクションは増えていきました。

町田の古書店で大量発見した時は、いざお金を集めて買いに行ってみたら無くなっていて、店員に訊いたら他店に送る予定で梱包されていました。開封してもらって大量に買いましたが、この時は一期一会というのを強く感じましたね。

そのあと2000年に拙サイト"LOCAL CACTUS CLUB" を立ち上げることにした時にコンプリートしようと思い立ち、確認してみると不所持の巻が十数冊となっていました。そこからは古書サイトやオークションでコツコツと集めました。

2002年に辰巳出版から発売されたムック「ピーナッツ・ブティック2」にワタシの月刊スヌーピーのコレクションを掲載してもらったんですが、紐解きますとその時にはコンプリートまであと2冊になっていました。今思いますとコンプリート出来ていない段階で掲載してもらったのはお粗末でした。

コンプリート出来たのは2004年頃だと思います。

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月刊スヌーピーの何が大事かといいますと、70年代のファン気質や風俗などがわかることでしょうかね。

また、ピーナッツ全集が刊行されてしまった今ではあまり大したことではありませんが、ライラ登場回やフランクリン登場回はピーナツ・ブックスには未掲載でしたので希少価値はありました。

月刊スヌーピーで読むまではライラは映画「スヌーピーの大冒険」用に作られたキャラだと思ってました。そういう人は多かったかもしれません。

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