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2023.10.03

「トレード候補はルーシーだね、チャーリー・ブラウン」を観る

昨日はピーナッツの連載開始73周年だったんですが、ワタシはひっそりとApple TV+ でアニメを観ていました。

2本観ましたが、そのうちの1本「トレード候補はルーシーだね、チャーリー・ブラウン」について。

本作は9月22日にApple TV+ で新規に配信された作品の1つで、制作されたのは2003年です。アメリカではパラマウント・ホームビデオからDVDがリリースされましたが日本未発売に終わり、権利がワーナー・ホームビデオに移った後の2015年にアメリカで再DVD化されましたがこの時も日本未発売に終わり、今回ようやく日本初上陸となったものです。当然、初の吹き替え版です。

とはいえ、今までは英語音声で観ていたので知っていましたが、本作は面白い作品ではありません。吹き替えになって印象が変わるかも、と思いましたが逆に子役声優の悪さが引き出されてしまった感じがしました。

チャーリー・ブラウン役の浅野そら君にはもっと頑張ってほしいですな。スヌーピーのショータイム3rdシーズンの時は良くなってきた印象だったんですがね。

ルーシー役の遠藤璃菜さんも今回は今一つ。「スヌーピー・プレゼンツ」シリーズでは名演技でしたが、やはり作品が今一つですと演技もそれなりになってしまうのでしょうか?

本作が面白くないのは、緩急もなく原作の4コマ漫画をただ羅列しただけの作品になっているからです。話しに起承転結とかヤマ場がないんですよね。

ルーシーのトレード話のはずなのに、トレードの話しになるのが始まって17分を経過してから。そして3分後にはトレード解消ですよ。面白いわけがありません。

これが70年代の全盛期に作られていたら、序盤ですぐルーシーとマーシーがトレード。ルーシーとマーシーはそれぞれのトレード先でペパミント・パティとチャーリー・ブラウンと珍妙なやり取りを繰り返して2人を辟易させる。そしてクライマックスはトレードした状態での直接対決で、試合はめちゃくちゃに。ペパミント・パティとチャーリー・ブラウンはお互い「ひどかったね」、となってトレードは解消。元の鞘に収まったもののルーシーとマーシーは相変わらずだった、という感じでEND…という感じになっていたんではないでしょうか?

シュルツさんはいないものの、リー・メンデルソンとビル・メレンデスの2人がいるのにどうしてこんなんなっちゃうんでしょうね~。

原作のトレードの話しは割と好きなんですが、残念な作品でした。

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