ピーナッツ名作シリーズ追加エピソード配信開始
Apple TV+で本日からピーナッツ名作シリーズの追加エピソードが配信開始となりました。
てっきり「シーズン2」になると思っていたんですが、「シーズン1」のままで15作が追加となりました。
新たに配信された作品は以下の通りです。所々注釈アリ。
エピソード15「もう一度弾いて、チャーリー・ブラウン」Play It Again, Charlie Brown (1971)
エピソード16「フェアプレーだよ、チャーリー・ブラウン」You're A Good Sport, Charlie Brown (1975)
エピソード17「サーカスだよ、チャーリー・ブラウン」Life Is A Circus, Charlie Brown (1980)
エピソード18「大冒険だよ、チャーリー・ブラウン」It's An Adventure, Charlie Brown (1983)
※1時間枠作品2作目(正味48分)。"The Charlie Brown And Snoopy Show"のプロトタイプ的作品で面白くない作品。
エピソード19「スヌーピーの結婚」Snoopy's Getting Married, Charlie Brown (1985)
エピソード20「開幕だよ、チャーリー・ブラウン」It's Spring Training, Charlie Brown (1996)
エピソード21「トレード候補はルーシーだね、チャーリー・ブラウン」Lucy Must Be Traded, Charlie Brown (2003)
※2015年にアメリカでDVD化されたが日本では未発売となっていた作品。吹き替えを新録するのが嫌だったらしい。日本初登場。
エピソード22「チャーリー・ブラウンと幸せのブランケット」Happiness Is A Warm Blanket, Charlie Brown (2011)
※成海璃子の吹き替えで話題となった作品がまさかの配信。成海璃子に違和感を覚えた人には朗報。
エピソード23「お別れなの?チャーリー・ブラウン」Is This Goodbye, Charlie Brown? (1983)
エピソード24「ミステリーだよ、チャーリー・ブラウン」It's A Mystery, Charlie Brown (1974)
エピソード25「マジックショーだよ、チャーリー・ブラウン」It's Magic, Charlie Brown (1981)
エピソード26「いつか会えるさ、チャーリー・ブラウン」Someday You'll Find Her Charlie Brown (1981)
※私的80年代ワースト・ワン受賞作。
エピソード27「なんて悪夢だ、チャーリー・ブラウン」What A Nightmare, Charlie Brown (1978)
※私的70年代ワースト・ワン受賞作。
エピソード28「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」You're A Good Man, Charlie Brown (1985)
※なんと本作は英語版のみで日本語吹き替え無し!残念。その真意は?
エピソード29「スヌーピーとチャーリー・ブラウン」A Charlie Brown Celebration (1982)
※初の1時間枠作品(正味48分)。日本ではなべおさみ主演の吹き替え版が放送されたきりソフト化もされなかった。冒頭のシュルツさんの解説シーンは本邦初登場。
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これによってApple Tv+では70年代までの作品はすべて配信されました。
80年代は、戦争を扱った問題作"What Have We Learned, Charlie Brown?"と、ミュージカルのアニメ化"Snoopy The Musical"と、まさかの実写との合成作品"It's The Girl In The Red Truck, Charlie Brown"の3作を残すのみですが、ミュージカル以外は配信されなさそうな雰囲気ですな。
90年代は、シェルのガソリンスタンドで販売されていたという"You're In The Superbowl, Charlie Brown"と、ライナスの誕生日を扱った"It Was My Best Birthday Ever, Charlie Brown"の2作のみ。スーパーボウルの配信は難しいでしょうな。
2000年以降は、ピーナッツ・アニメ史上最大の超駄作"It's The Pied Piper, Charlie Brown"の1作品のみ。パイドパイパーはアメリカでも駄作過ぎて無かったことにされつつあるので配信は無いでしょう。
てな感じで、もう有力な作品はほとんど配信されてしまいました。果たして残りの作品がどれだけ配信されるでしょうか。"Snoopy The Musical"と"It's The Girl In The Red Truck, Charlie Brown"と"You're In The Superboul, Charlie Brown"と"It's Pied Piper, Charlie Brown"の4作は吹き替えされたことの無い作品ですので、たとえつまらなくても観てみたいとは思います。
最後に邦題について。かつて日本では主役がスヌーピーでなくても慣例のようにタイトルに「スヌーピー」が付けられていましたが、Apple TV+においては結構原題に忠実な邦題が付けられています。しかし、アメリカはアメリカで主役がチャーリー・ブラウンでなくても慣例のようにタイトルに"Charlie Brown"を付ける傾向がありますので、あまり原題に拘らず例えば「もう一度弾いて、チャーリー・ブラウン」ではなく「もう一度弾いて、シュローダー」というふうにしても良かったのではないかと思います。
売り手側の「スヌーピーを付けないと訴求力が弱い」というのは思い込みであり、チャーリー・ブラウンでもイケるんだということの証明にもなったので、うれしい傾向ではあるんですがね。
では。
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