スヌーピーの誕生日 スヌーピーの最後のセリフ
今日はスヌーピーの誕生日、および、スヌーピーの日です。とりあえず、スヌーピー誕生日おめでとう!
1968年8月10日付のストリップでスヌーピーの誕生日が祝われたことでこの日になったんですが、実はこのストリップは結構謎です。
今回はこのストリップの4コマ目、オチのスヌーピーのセリフ "Well, I'll be a brown-eyed beagle" について。
このセリフをどう訳すかというのは、このブログでも過去に何回かやっていますが、中々正解が見つからないというのが正直なところです。
まず、アメリカのピーナッツの権威であるデリック・バング氏の解釈について。彼はこのセリフを見て著書で「スヌーピーの眼の色がわかった」と書いています。ほぼストレートにこのセリフを読んでいますね。
この著書の翻訳をした笹野洋子氏は、「そうか、ぼくは茶色の目をしたビーグルなんだ!」としています。
うーん、「誕生日おめでとう!」の返しがこんなセリフでいいんでしょうかね?また、この訳であれば正しくは"I am a brown-eyed beagle!"で、時制が違うのではないか、とブログの読者(まぐさん)から突っ込みも入っていました。
次。
谷川俊太郎氏の場合、最初に翻訳したときは「ぼく素直になろうっと!」でした。ちょっと近づいた感じですかね。"brown"には『謙虚・自制・単純さなどの象徴』という意味合いがあるそうです。
次。
次はパックンです。彼は学研のムックでこのセリフを解説しています。それによると、"I'll be a 〇〇" という構文の〇〇に「ありえないこと」を入れると「ありえな~い!」みたいな意味合いになるんだそうです。で、パックンの訳は「ワーオ、ありえない!(くらいにうれしい)」でした。
まあこれがオチとしては最もしっくりくるかもしれません。ただ、ビーグルの眼は黒色で、茶色というのは「ありえない」というほどのインパクトではないのではないか、と2014年のワタシは指摘していました。
あと、最新の翻訳であるピーナッツ全集で、谷川氏は「わあ、茶色の眼をしたビーグルは果報者だね!」と再翻訳しています。これは余計だったかも。
最後に。
Google翻訳にぶち込んでみたところ、「私は茶色い目のビーグル犬になります」となりました。役に立たんな~。
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