谷川さんは初期の一翻訳者になっていたかもしれない
先日の朝会には、月刊SNOOPYの1979年5月号を持ち込んだんですが、この号には「翻訳者交替のごあいさつ」として、谷川俊太郎さんの翻訳者降板の記事が掲載されております。
谷川さんはこの号の半年後には完全に降りる予定だったのですが、それを待たずに肝心の月刊SNOOPYが廃刊になってしまいました。
で、角川からSNOOPY BOOKSが刊行されるようになると、翻訳者に復活(角川からの依頼を受けたのでしょう)、日本上陸50周年の今日、翻訳といえば谷川俊太郎さんをおいて他にいないというような状況にまでなってしまいました。
しかし、月刊SNOOPYが廃刊せずに続いていたら、谷川さんは予定通り降板していたはずで、50年の歴史の中の最初の11年を担当した一翻訳者になっていたわけです。歴史というのは何がきっかけで変わってしまうのかわかりませんねえ。
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