一期一会のと思い食い入るように観た
4月1日にCNのショートアニメ放送終了、10日にワーナー版DVDの廃盤のネタを記事にしました。日本上陸50周年に嫌なネタが続いています。アニメは現在NHKの3分アニメのみ放送中という状況です。
しかし改めて考えてみると、ピーナッツのアニメが常に放送されているという状況がそもそも贅沢なんですよね。
思い返せば谷啓版時代は、TVスペシャルはホリデーシーズンに特番で放送されるのみで、再放送を含めて1話につき2回しか観るチャンスがなかったのです。
だから休みに入ると毎朝新聞のラテ欄を見て放送の有無を確認するのが日課になり、いざ本番となれば食い入るように画面を見ていたものです。
以前、「ハヤカワ・ミステリマガジン」2011年11月号の刑事コロンボ特集を記事にしたことがありますが、その時作家・大倉崇裕氏の『(今はDVDがあるので)いつでも好きな時に刑事コロンボを見ることができる。たしかに幸せなことではあるけれど、たった1回の放送にすべてをかける、キリキリとした緊張が、なつかしくもある。』というのを引用しました。
谷啓版時代のTVスペシャルは、まさにそんな感じでした(因みになべおさみ版はどうかというと、結構再放送が多く、ビデオ録画も普及していたのでありがたみとしてはだいぶ薄くなっていた)。
潤沢に放送してくれたCNには感謝しつつ、次の機会を待ちましょう。どのような形(吹き替えとか)で再会できるでしょうか。
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