スヌーピーの怖い話?
「スヌーピーの知られざる怖い話 兄に婚約者を寝取られていた…など」
昔、「磯野家の謎」という本がありましたが、良くも悪くもそれを彷彿させる記事です。ネタとしてはまあまあ面白いですが。
・・・・・・
「スヌーピーは殺処分ギリギリだった」
ライラがペット禁止のマンションに引っ越したため、スヌーピーはデイジーヒル子犬園に送り返された。チャーリー・ブラウンに引き取られなければ、殺処分になっていたかも…という論理。
いきなり「磯野家」っぽいネタですが、なるほど!この発想は無かった。
子犬でないと中々売れにくいでしょうから、ひょっとして有り得た事かもしれません。
「スヌーピーは兄に婚約者を寝取られ、おかしくなった」
結婚式直前に婚約者を奪われてから、人間の女の子しか愛せなくなった…というんですが、これは事実誤認では?。確かにあのエピソード以降、犬同士で恋に落ちる話は出ませんでしたし、撃墜王はフランス娘(マーシー)に絡んだりとかしてましたが。
「スヌーピーの兄は仕事でうつ、行方不明に」
スパイクが、何故ニードルスに住んでいるのかを語る話(ウサギにまつわる話)の拡大解釈ですな。スパイクにとっては辛い記憶ですが、鬱までは…。
ピーナッツの登場人物も現代人っぽく病んでいる、と言いたいんでしょう。中々「磯野家」っぽいです。
ただ、私もスパイクはそこそこ病んでいるなあ、と思っています。
彼は1985年に分析医にかかっていますが、そこで「サボテンに話しかけるのは異常ではない。サボテンが話しかけられなければ。」と言われています。
しかし、3年後の1988年には、サボテンにニードルスでオリンピックが開かれると言われ信じてしまいます。
シュルツさんのギャグとして流せばいいんですが、孤独に精神を蝕まれているみたいでぞっとしたもんです。
「スヌーピーの弟はかわいそうなぐらいブサイク」
これはオラフの事をただ書いているだけで、怖くもなんともないですな。
どうせ兄弟の事を書くのなら、「バツイチで子持ちの妹がいる」とかの方が良かったんでは。
「作者のシュルツは“ぼっち”だった」
これはひどい。
要するに、飛び級をしたものの勉強はともかく体力差はいかんともし難く劣等感を持ち内向的になっていった、という少年時代の事なんですが、明らかに言い過ぎ。
「スヌーピーの名前は作者母の遺言?」
遺言…って、生前に言った事はみな遺言ですか?と、突っ込みたくなりますな。
・・・・・・
最初の殺処分は斬新だと思いましたが、その後どんどん尻すぼみになってしまって残念ですね。
ただ、これらはあくまでネタであって、スヌーピーの恋愛対象とかが真実として広まってしまわない事を祈ります。
| 固定リンク
コメント