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2013.11.13

実はジャズはそんなに多くないのだ

スヌーピー展のBGMはジャズ。

またまたスヌーピー展のツイッター・ネタですが、スヌーピー展のBGMは、ヴィンス・ガラルディのジャズという事で。まあこれは基本ですね。

そういえば「in銀座」でも、ソニービルのイベントでもガラルディをBGMに使っていましたが、どちらも只の"CD垂れ流し"ではありませんでした。
日本盤未発売のCDからも選曲されたりしていて、色々考えているんだなあ、と思ったものです(CDは出ていなくてもitunesで買えたり、そもそもガラルディの日本盤は全然出ていないとかあったりしますが)。
 
スヌーピー展ではどのような選曲になっているのか?
…まだ行けていないというか、今月中に行けるかどうかも微妙になってきました。
 
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ツイッターでは、"60年代以降のアニメで使われていた"と書かれていますが、アニメ第1作が1965年ですから、これはちょっと変な表現ですね。
 
ピーナッツ・アニメ全体を俯瞰すると、実はジャズじゃない作品の方が多いのです。
ヴィンス・ガラルディは1976年に急死していますから、彼が担当したアニメはテレビ版15作と映画1作にとどまります。
しかも、70年代はクロスオーバー化してましたし、本当にジャズっぽいものとなると、もっと少なくなります(私は70年代のガラルディは大好きですが)。
カートゥーン・ネットワークでアニメを観ていた方は、ジャズを使っていない作品が多い事がお判りと思います。
90年代末にデヴィッド・ベノワが参加して以降、またジャズっぽくなりましたが、この頃の作品はカートゥーン・ネットワークでは放送していません。
 
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しかし不思議なのが、ヴィンス・ガラルディが大いに称えられる一方、彼の不在を埋めたエド・ボガス、ジュディ・マンセンといった作曲者がまったく取り上げられない事です。
アメリカで出版されているピーナッツ・アニメの研究書を読んでも、殆ど触れられていません。
せめて、何故ジャズ・ミュージシャンの後任に普通の作曲家(失礼)を起用したのか、という理由くらいは知りたいものです。
70年代後半にあって、ジャズは古い(失礼)と判断したのかなーという気もしますが、かといって時代に即したカッコイイ音楽になったのかといえば、割と凡庸な劇伴に過ぎなかったりして。よくわかりません。

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