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2013年8月

2013.08.31

朝日新聞の特別連載第三週

特別連載の第三週、第5回が1951年9月24日のシュローダーの話、第6回が1952年8月2日のルーシーの話でした。

 
どちらも初登場回という訳ではありませんが、シュローダーの方は彼が初めてピアノを弾くという記念的な話です。
 
ルーシーの方は…幼児ですなあ。隔世の感があります。
 
 
 
まだ6回ですが、ここまでを振り返ってみますと、メインは
 
第1回:チャーリー・ブラウン(及び記念すべき連載第1回)
第2回:スヌーピー
第3回:シャーミー&パティ
第4回:ヴァイオレット
第5回:シュローダー
第6回:ルーシー
 
てな感じでしょうか。
 
この流れで行きますと、来週はライナスとピッグ・ペンのメインという事になりそうですが、果たして。

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2013.08.30

SNOOPY×Heather 腕時計BOOKが買えなかった

先日買った「ボールペンでスヌーピー」が中々楽しい。
娘と落書きして遊んだりしています。
 
本に掲載されているイラストは、シュルツさんの絵を無機質な線でトレスしたものばかりで、特に細かい描き方の指導が載っている訳ではありません。
だったら普通にシュルツさんの絵を模写すればいいんじゃね?と思われる方もいるかもしれませんが、この無機質な線によってシュルツさんの絵に籠められた癖や個性がそぎ落とされ、結果として絵の構成がよりシンプルで解りやすく感じられるのです。
これだったら自分でも描けるかな、と思わせるようなものがあります。
 
複数の描き手によって作られるアニメのキャラクター表というのは、こんな感じなんだろうかと思ったり。絵の専門家に対しては失礼な例えかもしれませんが。
 
・・・・・・

宝島社から"SNOOPY×Heather 腕時計BOOK"というムック(?)が今日発売だったはずなんですが、書店で見かけませんでした。

アマゾンでは昨日から在庫ありになっているんですがねえ。
 
一応、小冊子があるという事なんですが、やっぱり腕時計がメインでしょうね。
果たして小冊子がどれほどの物か。流石に現物を見ないと買うか買わないか判断できません。
 
同社は9月にまたムックを出すようで、今度は"ふせんBOOK"だそうです。
これも現物確認しないと何ともなあ…。

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2013.08.27

ボールペンでスヌーピーで描いてしまった

すくすくスヌーピーのブログに感化されて、遂に「ボールペンでスヌーピー」を買ってしまいました。

 
そして、アマゾンの箱に、ヌケサク鳥、ナオミ、リディア、トリュフ、ロレッタ、チボー、クライベイビー・ブービーなんぞを描いてみました。

Borupen1

幼稚な絵で申し訳ありません。
結構楽しかった(しかし夜中にこんなの描いているのって…)。
 
ナオミとトリュフは、ドレッドにしてみました。

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2013.08.26

某フレーヴァ―店を巡って玉砕

週末は横浜に帰省しましたが、慌しくてスヌーピータウンショップには行けず仕舞いでした。

 
という訳で、"Ever and Never Times" Vol.3 は入手できていません。
ツイッターで読んだ感じですと、いよいよオリジナルグッズについての記述があるっぽいんですが、実際のところはどうだったんでしょう。
サイトの方は相変わらずComing Soon なんですけど。
 
一部のサーティワンでも入手できるという話もあり、手土産ついでにその辺の店舗をちょっと覗いてみたりもしたんですが、まあ普通の店には置いてありません。
とりあえず、通勤圏の店舗を幾つか覗きましたが、玉砕。
都内だったら置いてあるんでしょうかね。
 
どこのサーティワンに置いてあるか、という情報も全然無く(公式サイトでも全く触れられず)、探すくらいでしたら、最初から二子玉川かみなとみらいに行った方が早そう…。
 

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2013.08.25

今年のハロウィンスペシャルは2回

カートゥーン・ネットワークでは、毎年10月に「ワッハッハロウィン」という特番を組んで、ハロウィンものを集めて放送しています。

この枠で「スヌーピーとカボチャ大王」が毎年放送されてます。
 
例年は10月31日に1回放送するだけなんですが、今年は10月27日と10月31日の2回放送となるようです。
 
「カボチャ大王」は先日8月10日の「お誕生日スペシャル」でも放送されましたので、今年は3回も放送されることになります。
 
・・・・・・
 
ところで、「チャーリー・ブラウンとスヌーピー」の帯番組の方ですが、今月あたまに時間帯が変わったばかりですが、9月27日でまた変更になるようです。
流浪の番組ですな。

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2013.08.24

朝日新聞の特別連載第二週

特別連載20回のうち4回まで来ました。

 
第3回が1950年12月23日。
第4回が1951年2月8日。
 
チャーリー・ブラウンの性格が全然違いますね。
この頃は、メインキャラの中では彼が最もちびっ子で、所謂いたずらっ子的な立ち位置だったと思います。
連載末期になりますと彼が最も高身長となり、孤高の人ぽっくなってきますが。
 
第4回のヴァイオレットは初登場回の翌日の物です。
おさげをしていると幼く見えますな。このままの髪型だったら、果たしてあそこまでキツイ性格に成り切れたであろうか。あの上から目線のいじわるキャラになるには、髪型の変更は必須だったように思えます。
 
しかし結構50年代を引っ張りますな。
 
・・・・・・
 
話は違いますが、本日のスヌーピー展の "Today's Ever and Never" 。

Pigbigpen

ピッグペンがビッグペンになってました。細かい事ですが。

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2013.08.20

スヌーピー展一般前売り開始

今日からスヌーピー展の一般前売りが開始になるという事です。

 
ツイッター(やってませんけど)によりますと、チラシも完成したという…。
森アーツ他一部美術館にて配布との事で、スヌーピー・タウンショップでは入手出来ないという事でしょうかね。
 
ただ、ツイッターの画像で見る限り、今までの"Ever and Never Times" 以上の内容ではないような感じです。
 
そういえば、そろそろその"Ever and Never Times" Vol.3 が店頭に出ても良い頃じゃないでしょうか。
帰省(まだです)ついでにみなとみらい店に寄れるか否か。そのタイミングで配布開始しているか否か…。

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2013.08.18

朝日新聞の特別連載第一週

朝日新聞での特別連載の第一週、2回分が終了しました。

 
50年代と80年代以降を掲載、という話でしたので、てっきり火曜日が50年代で金曜日が80年代、という振り分けになると思っていましたが、違いましたね。
 
第1回は1950年10月2日の第1話。
かの有名な「ぼくあいつ大きらい」というやつです。
私は、この谷川訳を読んで以降、「チャーリー・ブラウンの事を褒めておいて、いなくなったら貶すシャーミー」という話だと思っていたんですが、広淵訳を読んで「チャーリー・ブラウンに呼びかけても返事をしないで行ってしまったから"あいつ大きらい"と言うシャーミー」という解釈の方がいいのかな、という風に変わりました。
 
第2回は1950年10月14日のもの。
スヌーピーを連れているのがシャーミーなんですが、初期はスヌーピーの飼い主が誰なのか判然としていませんでした。
最初の数か月は、チャーリー・ブラウンよりシャーミーやパティの方がスヌーピーの相手をしている事が多いんですよね。
 
・・・・・・
 
夕刊の2面にさりげなく掲載されているのがいいですね。
といいますか、これはちょっと意外でした。もっと変に派手に掲載されるのではないかと勝手に思っていたので。
これくらいのうっかり見落としてしまいそうに、こじんまりと掲載されるというのも、本来の新聞漫画っぽくていいな、と思いました。

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2013.08.13

朝日新聞の特別連載

いよいよ今日の夕刊から特別連載開始です。

Asahi130807

8月7日の朝日新聞紙面より。

50年代と80年代以降を掲載する、という事で過度な期待はしていません。

産経新聞の連載終了からはや5か月。久々の新聞連載ですが、20回の短期連載なのは残念ですね。

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2013.08.12

スヌーピーin銀座2013追記

追記として、ちょっとこれは無いだろう、と思った物について。

その1。

Inginza13l

吉徳大光の馬スヌーピーです。

なんだか干支が全部出るみたいなんですが、一番やってはいけない物をやってしまった感じがします。

何で遺族と版権元はこのような企画を認めてしまったんでしょうか?。

せめて、着ぐるみか変装と判るようなデザインにして欲しかった…。ちょっと怖くありませんか。

 

もう一つ。

パイレーツ・スヌーピーという水筒です。

Inginza13t

眼帯をして叫んでいるスヌーピーと拳を振り上げるサリーがあしらわれています。
 
パッと見、「海賊ごっこをしている可愛い画だなあ」、と思われるかもしれませんが、実はサリーは不同視という病気の治療のために眼帯をしているのです。
 
1965年~1966年の半年間くらいの事です。
 
作中、本人がこの眼帯を面白がったりする事はありませんでした。まあ当然の事で、学校では「ジョンシルヴァー」とからかわれたりしてまして、楽しい訳がありません。
 
それでも、時には暴力で、また、自らの病気を「見せてお話」で取り上げたりして、そういう偏見と戦ったんであります。
 
デリック・バング氏の本によりますと、当時は眼帯をする事に"耐えなければ"ならなかった子供たちにとって救いだったそうです。そういった子供たち同様、サリーも耐えていたんですな。
 
そんなわけですから、自嘲気味に海賊っぽいとぼやくことはあっても、海賊ごっこをするなど有り得ない事なんです。シュルツさんも全然茶化してません(していたら問題ですな)。
 
因みにこの拳を振り上げているサリーは、あと2か月で眼帯がとれると診断されて
「私と眼科医はこの眼帯だけで不同視を克服した!」
というようなセリフを言っているシーンの物です。
数か月の治療に耐えた後の勝利宣言なわけです。
 
眼帯をしているという意匠だけで、こんなグッズに使われてしまうとは。
発想がサリーをからかったクラスメイトと同レベルです。
 
ちょっとサリーが気の毒ですね。

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2013.08.11

スヌーピーin銀座2013に行ってきた

ようやく行ってまいりました。

Inginza13o

今年も無事、垂れ幕が下がりました。よかったよかった。

8階の催事場は後回しにしまして、まずは9階銀座テラスから攻めました。

Inginza13e

Inginza13a

このアートが使われる限り、シャーミーが忘れ去られることは無いのでしょう。シャーミー、いいポジションを取りました。
 
スヌ人形の後ろにあるパネルは、今回のin銀座のテーマである「世界中のお祭り」についての解説とアートになっています。
Inginza13b
アメリカはニューオリンズのマルディグラ、タイの水かけ祭り、ブラジルのリオのカーニバル、フランスのパリ祭、スペインのトマト祭り、ブルガリアはカザンラックのローズフェスティヴァル、ドイツはミュンヘンのオクトーバーフェスト、アメリカだけもう一つハロウィン、イタリアのベネチアカーニヴァル、スイスのヨーデルアルプホルン祭り、中国の春節、
 
以上、11枚。何故11枚なのかはちょっと謎。15にするとか、ね。
 
ミュンヘンのオクトーバーフェストでキャラ達が持っているジョッキにルートビアと書かれているのが残念。
色が全然ルートビアではないですし、そもそもルートビアはアメリカ産の清涼飲料。
かといって、子供たちに本物のビールジョッキを持たせるのも…とか考えると、そもそも何でこんな祭りを選んだんだ、というところに帰結します。全般的に祭りの選考基準も良く解りませんね。
 

Inginza13c

今回のin銀座のアートも貼られておりました。周囲には過去も広告アートがちりばめられております。まとめると、こんな感じです↓。

Inginza13d

一枚づつ撮影しましたよ。

・・・・・・
 
9階を堪能した後、本命の8階へ行きました。
 

Inginza13i

入口のところのフォトフレームで、過去のin銀座の広告と解説が観られるようになっていました。

こういう広告も数になるとパワーがありますね。このアートを使った缶バッジやタペストリーなんかもありましたが、ここで観られるような実際の広告文字等が入ったものを絵葉書セットとかにしてくれたら買ったんですがねえ。
 
書籍の方に目をやりますと、「ボールペンでスヌーピー」は販売しておらず。残念。
しかし、"It's Tokyo, Charlie Brown" の輸入本が大量販売されていて驚きました。

Inginza13n

どこがやっているんだろう、と裏表紙を見ますと、輸入元はキディランドだそうです。
 
何人かの人が、手に取りペラとめくるのを見かけましたが、チラ見してから戻すまでスピードの速い事。対訳でも付ければよかったのに(大した文字量ではないと思いますが)。
 
 
 
今回の収穫は以下3点です。

Inginza13p

フリーダ、ヴァイオレット、ルーシー、という珍しい面子のビーグルスカウト・メモパッドです。
ケンカしそうですし、誰もスヌーピーの言う事を聞かなそうな…。

Inginza13s

出た!スヌーピーの親父グッズ。母親もあったんですが、代表で父親のみ購入いたしました。

Inginza13r

ファイヴが使われている容器。ファイヴも結構珍しいんじゃないでしょうか。

相変わらず、あまりお金を落としていかない客でありました。
今回はマイナーキャラの使用率が低かったようです。そうなりますと、こちらもお金の使い道が無いといいますか…。

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2013.08.10

スヌーピーの誕生日に「カボチャ大王」を観る

本日は、ライセンシーが原作者没後に遺族と権利元から公式認定を取り付け制定した、スヌーピーの誕生日です。

…連日くどいですね。
 
・・・・・・
今日は朝からカートゥーンネットワークで「スヌーピーと幸せのブランケット」を観ました。
同局がスヌーピーのアニメを「日本初放送」放送するのは12年振りの事です。
 
因みに、現在「チャーリー・ブラウンとスヌーピー」のタイトルで循環放送していますが、これらの中で最も新しい作品は1992年のものです。
それ以降、今回の「幸せのブランケット」を含め9本の新作が作られていますが、全然放送されませんでした(DVDが出ている物もありますが)。
プレスリリースを見ますと、他の番組では「新作エピソードが登場」みたいな見出しがあったりしますが、ピーナッツではやらないんでしょうかね。
 
 
実際の番組ですが、1時間未満の作品に対して放送時間が2時間で、ライナス・メインの作品を併せて放送する(スヌーピーの誕生日に何ゆえライナス・メイン?)という前触れでした。
観てみますと、「幸せのブランケット」の後に、「カボチャ大王」、 "Charlie Brown and Snoopy Show" から安心毛布がらみのエピソードを選び再構成したもの、「さよならはイヤ」、という構成でした。
 
普段の帯番組には組み込まれず、ハロウィン期にしか放送されない「カボチャ大王」が8月10日に観られるとは思いもしませんでした。
 
また、 "Charlie Brown and Snoopy Show" を細切れにして編集したものを放送するというのはとても珍しいのではないかと思います。

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2013.08.09

スヌーピーの誕生日

明日はスヌーピーの公認誕生日です。

2010年にソニー・クリエイティヴ・プロダクツが、チャールズ・シュルツ・クリエイティヴ・アソシエイツとピーナッツ・ワールドワイドから

「8月10日をスヌーピーと兄弟たちの誕生日にしても良いよ」

という公式認定を得たんです。

という事で、現在日本では、8月10日はスヌーピーの誕生日、という事になっています。

明日は土曜日です。朝10時からカートゥーン・ネットワークで「スヌーピーと幸せのブランケット」を放送しますので、観ます。

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PEANUTS RANKING BOOK (その10)

沢山書きましたが、最後にアニメベスト10について。

 
このムックでは2010年にカートゥーン・ネットワークが行った人気投票を採用して掲載していますが、出来ればこれは使って欲しくなかった…。出来ればこれもバング氏に選んでほしかったところです。
 
この人気投票が行われた2010年にもこのブログで書いたんですが、本国アメリカで名作として長年評価されている作品がせいぜい1本しか入っておらず、評価の低いものが入っていたり、低視聴率で打ち切りになった(実際、作画も内容もひどい)"Charlie Brown and Snoopy Show"から4本も入っていたり、というベスト10なのです。
 
引用されている"視聴者の声"というものをみてみますと、
 
「スヌーピーが怖がっているところがかわいい」
「スヌーピーが踊っているところが面白かった」
「おっちょこちょいなスヌーピーがかわいい」
「リランがかわいい」
 
…とか。キャラクターの可愛さを求めると、こういうランキングになってしまうのかもしれませんが。
 
因みに、名作と言われている作品というのは、
「クリスマス」
「カボチャ大王」
「感謝祭」
「イースター」
「ヴァレンタイン」
「選挙」
「君の犬だ」
「恋するチャーリー・ブラウン」
「オールスターズ」
といったあたりです。一つしか入っていません。
 
年中行事が多いのはアメリカでの評価の特性かもしれませんが、この辺の作品をちゃんと視聴すれば、スヌーピーのアニメは「スヌーピーがかわいい」とか、そういう類の物ではない事がわかるはずです。
 
しかし困ってしまうのが、2位の「君の犬だ(1話)」。一応名作群の中の一つなんですが…。
この"1話"というのは、カートゥーン・ネットワークが帯番組として放送するにあたって振った"ただの整理番号"でしかないんです。
しかし、これが"スヌーピーのアニメの記念すべき第1話"と誤解されて票を集めてしまった感があります。
 
"視聴者の声"を見ても、
「やっぱりスヌーピーとチャーリー・ブラウンが初めて出会うシーンがいい」
「最後には、チャーリー・ブラウンの元へ戻ってくる1話が最高!」
 
初めて出会うシーンなんてありません。そもそも1話ではないんですから。
こういう事実誤認な意見を精査せずにそのまま載せてしまうんですから困ったものです。
 
・・・・・・
 
最後に結構な不満を書いてしまいました(それにしても完全に時機を逸しています)が、感心したり考えさせられたりする事も多く、トータルとして読み応えのあるムックではありました。
 
ちょっとバング氏に頼りすぎなきらいもありますが。国内のランキングももっとしっかりして欲しかったところです。
アニメーション曲ベスト5については書きませんでしたが、2枚のアルバムだけからの選曲という縛りで、選者の渡辺シュンスケ氏が気の毒に思いました。
 
そろそろ銀座にも行かねば。

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2013.08.08

PEANUTS RANKING BOOK (その9)

デリック・バング氏選、70年代の重要キャラ。
 
1位スヌーピー
2位ウッドストック
3位ペパミント・パティ
4位マーシー
5位サリー
 
何!チャーリー・ブラウン様が選外だと!?
と思いましたが、改めて調べてみますと実際に彼の活躍が減っているのでした。トピックを挙げていくと本当に少ないのです。
 
1位2位は全く文句なし。70年代はこの2人ですね。
 
ぺパミント・パティとマーシーが3位4位で大躍進しています。
転機はサマーキャンプですね。
マーシーが初登場したのも、Don't Call Me "Sir" ! の決めゼリフが生まれたのも、凸凹コンビが誕生したのも、ペパミント・パティが只の快活な女の子ではなくなったのも、サマーキャンプでした。
 
そして、チャーリー・ブラウンが住んでいるエリアだけでなく、ペパミント・パティ、ロイ、フランクリン、ホセ・ピーターソン、チボー、マーシーらが住んでいるもう一つのエリアが舞台となるエピソードも増えました。このエリアも台頭する凸凹コンビ以外の子供は次第に登場機会が無くなりましたが、結果的に、チャーリー、ルーシー、ライナスといった主役たちが何週間も出てこない長編エピソードも登場するようになったんであります。
 
とはいえ、70年代のマーシーはまだ今一つ自立していないように思えるんですが…。
50年代のパティ&ヴァイオレットのように、2人1組で入選でも良かったと思います。
 
サリーは授業中ネタ、宿題ネタなど、学校がらみの話が多いですね。極め付きは学校さんですが。
そういえば、ペパミント・パティも授業ネタは多いですね。
 
80年代
 
1位スヌーピー
2位ペパミント・パティ
3位マーシー
4位サリー
5位チャーリー・ブラウン
 
ウッドストックが圏外に落ち、チャーリー・ブラウンが再浮上したという感じでしょうか。
 
…ところで、ムックのこのページの見出し文は誰が書いたんでしょうね。
バング氏は確かに本文で「この頃からチャーリー・ブラウンがウッドストックに代わって、スヌーピーの隣にいるようになる」と書いていますが、だからといってチャーリー・ブラウンに対して『スヌーピーの相棒にようやく昇格』と書くのはちょっとどうかと思います。
『ようやく昇格』というのはどういう意味だ、と言いたくなりますな。
 
90年代
 
1位チャーリー・ブラウン
2位スヌーピー
3位リラン
4位フランクリン
5位スパイク
 
実は90年代はあまり思い入れが無いんであります。
チャーリー・ブラウンは1位に帰り咲きましたが、私の好きなチャーリーとちょっと違う。スヌーピーとの関係もちょっと違和感があります。もう少し歳をとったら解るのでしょうか。
 
この中で最も成長著しかったのはリラン。リランが入るのは尤もです。
しかし、4位と5位はどうかなー。
フランクリンはチャーリー・ブラウンの相棒として露出は増えましたが、自立してないでしょう。
スパイクが90年代になってやっとランクインというのも違和感があります。

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2013.08.07

PEANUTS RANKING BOOK (その8)

デリック・バング氏選、年代別重要キャラベスト5であります。

 
50年代
1位チャーリー・ブラウン
2位スヌーピー
3位ルーシー
4位ライナス
5位パティとヴァイオレット
 
60年代
1位スヌーピー
2位チャーリー・ブラウン
3位ライナス
4位ルーシー
5位シュローダー
 
順位の入れ替わりはありますが、1位から4位は不動です。
 
50年代は世界が狭くキャラも少ない。選に漏れているのは、シャーミー、ピッグペン、シュローダー、サリー、そしてシャーロット・ブラウンだけ。ベスト10でしたら全員入選ですね。
 
しかし50年代、シュローダーが圏外なんですよね。
割と普通の子供の戯画っぽかった初期において、最初に普通でない存在となったシュローダー。連載初期に彼が残した足跡は結構大きいと思いますが。
10年間の幅で観るともこうなってしまうんでしょうか。
 
あと、50年代ですらランク外になってしまうシャーミーは哀れです。1950年10月2日、連載第1回で唯一セリフがあったのはシャーミーですよ(4コマ全部シャーミーでした)。
 
続いての60年代は傑作揃い。
 
遂にシュローダーがランクインしてきました。決してパティ&ヴァイオレットが後退したからではなく、ルーシーとの関係、キャッチャーというポジションを押さえ、ワンパターンにならない存在感を維持しています。
 
60年代末になりますと、ペパミント・パティ、フランクリンなどが登場しますが、ここでは未だ本領発揮とはならず。しかし初期メンバーの出てこないエピソードが生まれたりと、徐々に存在感を増し始めています。
サリーもまだまだ発展途上でしょうか。6位くらい?
フリーダは初登場時のインパクトを維持できず7位くらい?。もうひとがんばり足りませんでしたかね。

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2013.08.06

PEANUTS RANKING BOOK (その7)

デリック・バング氏選、チャーリー・ブラウンの眠れぬ夜の悩み5。

・・・私は断然、生きる意味です。
90年代のコミックで私が最も好きなのは、このシリーズです。
 
スヌーピーのライバルキャラ5。
これは難しいですね。隣の猫ワールドウォーⅡとは、まあライバル関係にあるとは言えますが。
そもそも、スヌーピーにライバルなんているんでしょうかね?
5位のモリー・ボレーはテニスのパートナーですから、どちらかというとクライベイビー・ブービーやバッドコール・ベニーの方がライバルと言うのに相応しいような。
 
・・・この辺りはさらっと。

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2013.08.04

PEANUTS RANKING BOOK (その6)

デリック・バング氏の心に残った名言10。

 
何故このセリフがいいのかというと…というような説明はありませんが、まあ無い方がいいですね。野暮ってもんです。
 
名言10個のうち6つがチャーリー・ブラウンのもの。残りはライナスが2つ、ルーシーが1つ、スヌーピーが1つ。
 
年代別にみますと、50年代が3個、60年代が5個、70年代が2個、となっております。
 
60年代の比率が高く、かつ、チャーリー・ブラウンの比率が高い。
 
後のページの「年代別重要キャラ」では、70年代、80年代はスヌーピーのものという解釈で、チャーリー・ブラウンは重要キャラベスト5に入れていません。
また、90年代では1位に返り咲き"シュルツ氏を投影した哲学者になった"と書かれていますが、名言で括ってみますと、まあこんな結果になってしまう訳です。
 
必ずしも"心に残った名言=名作"ではありませんが、やはりチャーリー・ブラウンが活躍した50・60年代が面白かったと思っているという事でしょうかね、氏も。
 
・・・・・・
 
選ばれている10個は、どれも納得のものだと思います。
ともかく、みんな気の利いたセリフといいますか。全て4コマ漫画の締めの4コマ目のセリフなわけで、この言い回しだから締まる、オチる、笑える、という事なんです。
 
この中では特に10位の「雨はいつも愛されぬ者の上に降る!」というのが好きです。
この絶望感(しかし笑ってしまう)。子供が一人座っていて、次第に雨が降り出して、そのまま雨に打たれながらこのセリフを吐くという…何とも凄い漫画です。
 
次点は6位の「からっぽの郵便受けみたいにうつろにやまびこを返すものはほかにないね」。これも好きなセリフでした。笑えます。こういう哲学的なセリフがあるからピーナッツが好きになったといっても過言ではありません。自分もこういう言葉をさらっと言ってみたいと思ったもんです。
 
8位の「人生にはいろんな選択肢があるのに選択できたためしがないんだ」。これも好きでした(好きなの多いです)。脅迫に屈した時の捨て台詞です。どうせ負けるのなら、このくらいの事を言っておきたい(ちょっと勝てた気がするから…)。
 
7位の、負けから学ぶことはたくさんあるというルーシーに対して「そうすりゃぼくは世界一の利口者になれるさ!!」と叫ぶチャーリー・ブラウン。ピーナツブックスを読み始めた小学生の頃はこういう解りやすいギャグに笑い転げていたものです。
 
5位の「(前略)~ボクにはもっとこんちはが必要だ」というのも好きです。このセリフは加工されて「スヌーピーの大冒険」でも使われていました。但し、良い翻訳が無いのが残念です。考えてみますと、昔スヌーピーはよく家を空けていたんですね。飼い主にこういうセリフを吐かせた訳ですから。
 
4位の「ほんとに孤独だとピーナツバターは口の上側にねばりつく」はピーナッツの歴史的名言なんではないか、と個人的に思っております。
 
2位の「幸せはあったかい子犬」、これも歴史的な名言だと思います。手垢が付きすぎているかもしれませんが。
 
1位の「こんなに真剣なのに、どうして負けるんだろう」。正直、1位が一番ピンと来ない感じで、ちょっと困ってたりします。余りに普通に名言すぎるせいでしょうか??
 
・・・・・・
 
以前ブログに書いたこともありますが、私はこういう名言みたいなのが一人歩きして「ピーナッツ=哲学的漫画」というように解釈されるのをとても危惧しております。
名ゼリフと言われるものの殆どは四コマ漫画のオチとして書かれたもので、それはつまり笑わせるために書かれた言葉ともいえます。
何故そのセリフが面白いのか、心に残るのか、そこに至る過程も結構重要だったりします。
この過程が無ければ、笑えるセリフも笑えません。伝わるものも伝わりません。
表面的な言葉の響きやカッコよさだけで前後関係無視でとりあげて、哲学的だ、とか、癒される、とかいうのは出来るだけ勘弁してほしい、などと思っております。
 
よく引用される「配られたカードで勝負するしかないのさ」が入らなくて良かった。
…実はこのセリフは2コマ目で、オチではないんです。でもって、このオチの自分の解釈が合っているのか今一つ自信がないんです…。

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2013.08.03

PEANUTS RANKING BOOK (その5)

しつこくも書き続けておりますが、今回はデリック・バング氏選のいじわるキャラベスト5。

 
1位ルーシー、2位ビー玉のジョー、3位チボー、4位リディア、5位フリーダ、となっております。
 
ルーシーが1位というのはパブリックイメージ的には正しいと思いますが、実際はどうなんでしょうねえ。
連載末期はいじわるというより人を困らせるという印象が強い感じがします(弟はともかく、ことチャーリー・ブラウンに対しては)。そのものずばり「いじわるルーシー」というタイトルのピーナツブックスもありましたが、キャラとして長寿だったのがアダとなり、トータルで見てしまうと余りいじわるではないかなあ…。
 
その点、いじわるキャラの印象が強いまま出場機会が減ってしまったパティやヴァイオレットの方がベスト5に相応しいのではないかなあ、と思ったりするんであります。
 
しかし、何でバングさんはパティとヴァイオレットをランクインさせなかったのかなー?
 
卑怯者のジョー、登場エピソードが全ていじわるというチボーはまあ認めなくもないですが彼女らに比べれば小粒ですよねえ。
 
そしてリディアとフリーダ。いじわるかもしれませんが、何かかわいいんですよね。
ライナスは明らかにリディアに惹かれているじゃないですか。彼が「リディアが頭にくる」と怒っていても、のろけているようにしか見えません。
フリーダも古参の女子たちと比べたら、やはりランクが低いですね。
私だったら2人とも選外です。
 
 
 
で、私的1位は誰か。
やはり、ヴァイオレットでしょう。
 
親族がみんな大卒という家庭の子。50年代でこれはすごいかも。WASPなんでしょうかね。
チャーリー・ブラウンに対しては普通に口撃するだけでなく、父親がいかに有能かを自慢したり、ホームパーティーに呼ばない事をわざと本人に言ったりと、いじわるなだけでなく自分の家柄を鼻にかけ人を見下すような性格の悪さ。
ちょっと言い過ぎたかな。
ともかく明らかにパティより抜きん出ています。ヴァイオレットこそ1位でありましょう。でもってパティは次点。
 
後は?
 
3位ジョー、4位チボー、5位は…メイナードか、ジョー・リッチキッドのキャディーか。うーむ。

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2013.08.02

PEANUTS RANKING BOOK (その4)

集英社のスヌーピー・ムックの出版は2010年以来今年で4冊目。年1冊出るのが既に恒例になっています。とにかく売れているという事なんですよね。

最初の60周年記念ムックはランキング1位を獲ったのが話題になったものです。

今回のランキング・ブックも楽天ランキングで見てみますと、デイリーではサブカル1位、エンタメ5位、週間ランキングでは現在エンタメ2位、と衰えておりません。

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「ボールペンでスヌーピー」。いつの間にか出ていました。

Borupende

まだ買っていないんですが、表紙イラストからするとピッグ・ペンも描けるという事なんですな。

楽天デイリーランキング美術部門では2位。狭いジャンルですがこちらも出足好調のようです。

グッズと比して書籍の売り上げが悪いと言われている日本でのピーナッツ市場ですが、付録付きムック以外でも健闘しているんですね。

今までコミックスのリイシュー物が出てもランキング・チェックはしていなかったんですが、これからは気を付けてみようかと思いました。

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