スヌーピーin銀座2013追記
追記として、ちょっとこれは無いだろう、と思った物について。
その1。
吉徳大光の馬スヌーピーです。
なんだか干支が全部出るみたいなんですが、一番やってはいけない物をやってしまった感じがします。
何で遺族と版権元はこのような企画を認めてしまったんでしょうか?。
せめて、着ぐるみか変装と判るようなデザインにして欲しかった…。ちょっと怖くありませんか。
もう一つ。
パイレーツ・スヌーピーという水筒です。
パッと見、「海賊ごっこをしている可愛い画だなあ」、と思われるかもしれませんが、実はサリーは不同視という病気の治療のために眼帯をしているのです。
1965年~1966年の半年間くらいの事です。
作中、本人がこの眼帯を面白がったりする事はありませんでした。まあ当然の事で、学校では「ジョンシルヴァー」とからかわれたりしてまして、楽しい訳がありません。
それでも、時には暴力で、また、自らの病気を「見せてお話」で取り上げたりして、そういう偏見と戦ったんであります。
デリック・バング氏の本によりますと、当時は眼帯をする事に"耐えなければ"ならなかった子供たちにとって救いだったそうです。そういった子供たち同様、サリーも耐えていたんですな。
そんなわけですから、自嘲気味に海賊っぽいとぼやくことはあっても、海賊ごっこをするなど有り得ない事なんです。シュルツさんも全然茶化してません(していたら問題ですな)。
因みにこの拳を振り上げているサリーは、あと2か月で眼帯がとれると診断されて
「私と眼科医はこの眼帯だけで不同視を克服した!」
というようなセリフを言っているシーンの物です。
数か月の治療に耐えた後の勝利宣言なわけです。
眼帯をしているという意匠だけで、こんなグッズに使われてしまうとは。
発想がサリーをからかったクラスメイトと同レベルです。
ちょっとサリーが気の毒ですね。
| 固定リンク
コメント