PEANUTS RANKING BOOK (その3)
スヌーピーin銀座が始まっているのに、相変わらずランキングブック・ネタです。
さて、バング氏選レアキャラクターベスト10の画面に登場したマイナーキャラ5人についてです。
3位のシャーロット・ブラウン、4位のスリーとフォー、5位のライラ、9位10位のスヌーピーの両親、がランクインしています。
シャーロット・ブラウン。私が存在を知ったのはシュルツさん没後でした。姓のブラウンは"BRAUN"。チャーリー・ブラウンも生まれて初めてのトロフィーに、こちらの綴りで誤植された事がありました。
ファイヴの妹のスリーとフォー。バング氏の説明文にもありますが、1963年に登場したというのが彼女らの幸運でしたね。アニメ「スヌーピーのクリスマス」は1965年制作で、このアニメには既に消えていたシャーロット・ブラウン以外の全キャラが出演しているんであります。
アメリカでも本に収録されなかったのでアニメを観た人が「この2人は誰だ?」となったらしいですな。日本ではピーナツブックス31巻と34巻に登場回が1本づつ収録されてはいますが、それらは名前を呼ばれたり自分で名乗ったりというような話ではなく、全く謎の2人でした。
31巻でファイヴが「妹がいて名前はスリーとフォーだ」と話しているので、ひょっとしたらこの2人が?…とか思いましたが。
情報の少ない時代でしたねえ。
ライラ。ライラが姿を現すのは1回限りですので、その姿はレアといえばレアではあります。日本でも登場エピソードは月刊スヌーピーには掲載されましたが、ピーナツブックスには未収録というレア具合。私はアニメ用のオリジナル・キャラだと思っていました。
しかし、別のエピソードでスヌーピーのセリフの中に登場する事2回(多分)、劇場用アニメでは準主役でありますし、TVスペシャルにも1回出演しています。重要度では先の3人よりもはるかに上位、5位というのも仕方ありませんかね。
9位10位のスヌーピーの両親。この2人も登場がサンデー版だけでしたので日本人としては中々出会えませんでした。
スヌーピーの父親の父の日のエピソードは中々興味深いですな。シュルツさんは1989年の段階では"スヌーピー8匹兄弟構想"だったんですな。このエピソードの段階でコミックスに登場していたのはスヌーピー、スパイク、ベル、マーブルス、オラフの5匹。これが一気に8匹まで増えたわけですから、新聞読者は残りの3匹の登場に期待をしたんではないでしょうかね。
2年後の1991年のアニメ「スヌーピー誕生」で残りの3匹が登場しますが、89年の段階でデザインや名前は考えていたんでしょうか。
結局、3匹中アンディしかコミックスには登場しませんでしたので、現在では"スヌーピーは6匹兄弟"という事になり、アニメに登場したローバーとモリーは忘れられてしまいました。
その後1998年末のコミックで、犬を飼いたいリランが「クリスマスに犬をお願いする。名前はローバー」と言っております。
ひょっとして、連載がもっと続いたらローバーは登場したかも。リランの希望する犬と同じ名前のビーグルが現れるとか。でもってモリーにもチャンスがあったかもしれません。
想像に過ぎませんが。
…肝心の両親については何も書いてませんな。
因みに、アンディはピーナッツキャラで唯一の"コミックよりもアニメに先行して登場したキャラ"であります。ピーナッツ版カール・ハインツ・シュナイダーなのです。
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