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2013年7月

2013.07.31

PEANUTS RANKING BOOK (その3)

スヌーピーin銀座が始まっているのに、相変わらずランキングブック・ネタです。

 
さて、バング氏選レアキャラクターベスト10の画面に登場したマイナーキャラ5人についてです。
 
3位のシャーロット・ブラウン、4位のスリーとフォー、5位のライラ、9位10位のスヌーピーの両親、がランクインしています。
 
シャーロット・ブラウン。私が存在を知ったのはシュルツさん没後でした。姓のブラウンは"BRAUN"。チャーリー・ブラウンも生まれて初めてのトロフィーに、こちらの綴りで誤植された事がありました。
 
ファイヴの妹のスリーとフォー。バング氏の説明文にもありますが、1963年に登場したというのが彼女らの幸運でしたね。アニメ「スヌーピーのクリスマス」は1965年制作で、このアニメには既に消えていたシャーロット・ブラウン以外の全キャラが出演しているんであります。
アメリカでも本に収録されなかったのでアニメを観た人が「この2人は誰だ?」となったらしいですな。日本ではピーナツブックス31巻と34巻に登場回が1本づつ収録されてはいますが、それらは名前を呼ばれたり自分で名乗ったりというような話ではなく、全く謎の2人でした。
31巻でファイヴが「妹がいて名前はスリーとフォーだ」と話しているので、ひょっとしたらこの2人が?…とか思いましたが。
情報の少ない時代でしたねえ。
 
ライラ。ライラが姿を現すのは1回限りですので、その姿はレアといえばレアではあります。日本でも登場エピソードは月刊スヌーピーには掲載されましたが、ピーナツブックスには未収録というレア具合。私はアニメ用のオリジナル・キャラだと思っていました。
しかし、別のエピソードでスヌーピーのセリフの中に登場する事2回(多分)、劇場用アニメでは準主役でありますし、TVスペシャルにも1回出演しています。重要度では先の3人よりもはるかに上位、5位というのも仕方ありませんかね。
 
9位10位のスヌーピーの両親。この2人も登場がサンデー版だけでしたので日本人としては中々出会えませんでした。
スヌーピーの父親の父の日のエピソードは中々興味深いですな。シュルツさんは1989年の段階では"スヌーピー8匹兄弟構想"だったんですな。このエピソードの段階でコミックスに登場していたのはスヌーピー、スパイク、ベル、マーブルス、オラフの5匹。これが一気に8匹まで増えたわけですから、新聞読者は残りの3匹の登場に期待をしたんではないでしょうかね。
2年後の1991年のアニメ「スヌーピー誕生」で残りの3匹が登場しますが、89年の段階でデザインや名前は考えていたんでしょうか。
結局、3匹中アンディしかコミックスには登場しませんでしたので、現在では"スヌーピーは6匹兄弟"という事になり、アニメに登場したローバーとモリーは忘れられてしまいました。
その後1998年末のコミックで、犬を飼いたいリランが「クリスマスに犬をお願いする。名前はローバー」と言っております。
ひょっとして、連載がもっと続いたらローバーは登場したかも。リランの希望する犬と同じ名前のビーグルが現れるとか。でもってモリーにもチャンスがあったかもしれません。
想像に過ぎませんが。
…肝心の両親については何も書いてませんな。
 
因みに、アンディはピーナッツキャラで唯一の"コミックよりもアニメに先行して登場したキャラ"であります。ピーナッツ版カール・ハインツ・シュナイダーなのです。

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2013.07.30

PEANUTS RANKING BOOK (その2)

いよいよ明日から、スヌーピーin銀座がスタートですか。

早いですなあ…。
 
・・・・・・
 
今頃ランキングブックの話題というのも相当ずれているかもしれませんが。
 
デリック・バング氏選のレアキャラクターベスト10。
自分でレアキャラクターを選ぼうとすると、きっとロレッタみたいな出オチ・マイナーキャラや名無しだけど存在感のあるキャラとかを選ぶと思いますが、バング氏は5人をマイナーキャラ、5人を画面に現れないキャラで固めてきました。なるほど。
 
画面に現れないキャラは1位の赤毛の女の子、2位のミス・オスマー、6位のワールドウォーⅡ、7位のライナスのおばあちゃん、8位のジョー・シュラボニク、の5人。
 
大人は3人ランクインしています。
こうしてみますと大人の重要人物ってのはかつては結構いたんですな。
 
学校の先生がストライキをするエピソードというのがあったんですが、その中で『ストライキ中に倒れたミス・オスマーにライナスが駆け寄り、代わりにプラカードを掲げる』なんてシーンがありました。凄いドラマチックなシーンなのに新聞に書かれているのをチャーリー・ブラウンが読むだけで、描かれないんですな。
残念でもあるんですが、想像するのが楽しかったりします。
大人の出てくるエピソードは大抵そういうところが楽しいです。
 
で、大人以外の2人、
まずワールドウォーⅡ。バング氏が書いているように、ファーロンを出した失敗(?)から、ファンタジックな存在にしたのかもしれません。
でも、アニメには鋲付きの首輪をした凶暴な猫が何度も登場したので、結局"凶暴な猫"となると、あのイメージになってしまうんですよね。
 
そして、赤子の女の子。アニメにはヘザーとして2回、アフロで猪鼻の子として1回出てしまいましたが、本当は姿を現さないミステリアスな感じが良かったんですよね。
 
それでもヘザーはまだシュルツさんがちゃんと絡んだキャラで、1977年当時「かわいいでしょ」とご本人もインタビューで語っておられたような子なのでまだいいんですが、"アフロの子"はシュルツさん死後に登場した非公認キャラというイメージがあります。
 
まあアニメは別物と割り切ればいいんですが。
 
シュルツさんは晩年に赤毛の女の子のシルエットだけを登場させました。
それも死の約1年半前に。
シュルツさんは余生が見えてたんでしょうかね。
それでああいう形で登場させたのでしょうか。
ホントのところは判りませんが、最後に「大体ああいうイメージから外れるなよ」というメッセージを残してくれたように思えてなりません。
 
…だから私は"アフロの赤毛の女の子"が認められないんですな…。

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2013.07.23

PEANUTS RANKING BOOK 購入(その1)

7月23日発売の「PEANUTS RANKING BOOK SNOOPYなんでもベスト10!」を購入いたしました。

 
ピーナッツの色々なベスト10、という企画であります。モノによってはベスト5でしたが。
こういう企画の選者に選ばれた方々が羨ましいですな。
 
・・・・・・
 
巻頭の10ページくらいは正直「なんじゃこりゃ」という感じでしたが、収穫もありました。サンデー版の1コマ目は「タイトル・フレーム」というんですね。
 
12ページ目からは本命のベスト10が始まりますが、最初は大谷芳照氏のスヌーピーの面白顔ベスト10。
3位にゾンビ・スヌーピーを入れるところが流石。でもこれ実はフランケンシュタインの怪物なんではないかと思います。誤って定着しないでしょうか…。
 
その次は、デリック・バング氏の6連発。これは読み応えがありました。さすがバング氏。内容が細かく、かつ端的。
同意しかねるところもありますが、それはまあ人それぞれですな。
しかし、いじわるキャラクターベスト5の3位、チボーの記述にバング氏らしからぬミスが!
あと、多分コメントと共に掲載しているカットは編集サイドのチョイスなんでしょうが、レアキャラクター8位のジョー・シュラボニクのカットの選択は、いかがなものかと。誤解を招きそうです。
 
そのあとは、SHEILAさん、甲斐みのりさん、渡辺シュンスケさん、といった選者によるベスト10が26ページまで。
 
28ページ目からはグッズ編が4ページで6点紹介されています。
売り上げ関連は、全般的に、なるほどな、と。
復刊してほしい本リクエスト10とかは、正直「それですか?」という感想です。
アニメ人気エピソードベスト10もなあ…。予想はしていたんですが、やはり2010年のカートゥーンネットワークの投票結果が流用されていました。これは個人的にとても辛いです。
 
その後は、グッズやイベント情報になっております。
 
あと、とじ込み付録の小冊子「スヌーピーの変装エピソード集」。
公式サイトやアマゾンの内容紹介では、『変装の初エピソードを収録』となっておりましたが、いささか語弊が(実際の小冊子では「初」と謳ってはいないものの)。
 
赤毛の女の子、ジョー・グランジ、テディ・ベア、ジョー・プレッピー、これら1回こっきりの変装を、果たして「初」と言っていいもんでしょうか。
 
更に言ってしまいますと、あのアフロのカツラは赤毛の女の子の真似ではないんです。
赤毛の女の子はアフロではありません。
 
・・・・・・
 
とりあえずざっくりと書いてきましたが、バング氏のページとか、ひじょーに掘り下げたい衝動に駆られますな。マニアックな話は大好きであります。
後日また、その辺を改めて書いてみようかと思います。

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2013.07.21

2か月ぶりのスヌタウン

久しぶりに、スヌーピー・タウンショップに行ってきました。やっと行けた、という感じです。

 
タウンショップに行けたのは、これが今年で3度目。1月に「LOVE is SNOOPY」のついでに行ったみなとみらい店、5月に「匠展」の帰りに寄った二子玉川店に次いでで、今回は二子玉川店になりました。
 
本当は、みなとみらい店に行って、巨大スヌーピーのいなくなった様子をエスカレーターから見上げたかったんですがねえ。中々土日も思うようにならないこの頃。果たし、いつ行けるか。
 
それはそれとして、ようやく"Ever and Never Times" vol.2 をGETしてまいりました。
今回の表紙は1953年3月29日のサンデー版なんですが、「この原画、なんと原寸大。」と書かれていまして、改めてデカさに驚きます。
しかし、大きさには驚きますが、流石に実際の原画のパワーは十分には伝わりませんな。原画の描線の迫力なんぞはまだまだこんなものではありません。とか思うと益々楽しみになってきました。
 
・・・・・・
 
Sunugirls
で、買い物の方ですが、ガールズキャンペーンの巾着を1個ほど。
 
もう7月下旬ですから、既に出涸らし状態だったかもしれません。
 
名無しキャラがこんなに出張るとはねえ…。とか思いつつ、今回はそちらよりも古参メンバー重視で選びました。
 
パティがこんなに大きくプリントされる事はそう無いでしょう、というのと、パティとペパミント・パティが1枚に収まっているというのもレア、というのの2ポイントが決め手ですな。

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2013.07.20

スヌーピーx匠展、大阪と名古屋で開催決定(既出?)

ところで、かつてない規模の「スヌーピー展」のサイトのリンクがスヌーピー公式サイトに無い事に気づきました。

トップに情報もないし。
 
・・・・・
 
スヌーピーx匠展、次回は阪急うめだ店で9月4日からだそうで。とにかく具体的な予定が決まって良かった良かった。
でもって、その次が松坂屋名古屋店で12月4日から。やっぱり名古屋は強いですね。
 
その後は、広島、宮崎、金沢、福岡、京都、etc...と、続々予定が立っているようです。
しかし、今年は計3回で終わりですかね。

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2013.07.15

facebookやってません(その7)

Who's Who ? という事なんですが。

Whoswho

snoopy.co.jpの方のfacebookは、いいネ!ばかりでコメントが全然付いていませんが、アメリカのPeanuts Worldwide LLC の方は、いっぱい付いていますね。

正解もあれば、ちょっと間違えたものもあり、ボケたものもありという感じ。

いっその事、もっと難問にした方がいいんじゃないでしょうかね。

例えば、

Whoswho1

Whoswho2

Whoswho3

とか。

・・・・・・

スヌーピー展のサイトの7月15日付 "Today's Ever and Never" は、タメになりました。あの落書きはそういうものだったのか…。

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2013.07.09

facebookやってません(その6)

WHO'S MISSING ?何故今このカットが?

Missing

コメントされていますが、メジャーどころではサリーですかね?

ウッドストックの仲間とか、言いだしたらきりがないので。

一瞬、タピオカが2人?とか思いますが、ルビーでした。

クララがいないのは、マーシーがいるからでしょうか。

ベルの息子はしっかりいるなあ…。

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2013.07.08

スヌーピー展のサイトの"Today's Ever and Never"

スヌーピー展公式サイトのトップ絵"Today's Ever and Never"。

日替わりで色々な画像や写真が公開されているんですが、開催終了までの期間で200回も更新されるというので、毎日とても楽しみにしております。
 
更新ご苦労様と言いたいところではありますが、7月に入ってからはちょっと足踏み状態。
 
6月30日に、"Ever and Never Times" Vol.2 の表紙を使ったのを皮切りに、7月1日から7月7日までの1週間は1989年7月8日のストリップを7分割して公開、8日はそのストリップをあしらったチケットの写真、という状態で、こりゃ流石に手抜きなんではないでしょうか??
7月8日のものを7月8日に公開するという所にこだわったのかな、という気もしますが。
 
・・・・・・
 
ツイッターを見ていて思ったんですが、"スヌーピー展"さんはライナスと毛布の関係を多少誤解している節がありますな。
 
ライナスは案外毛布を持っていない事が多いんです。"ライナス=安心毛布"という印象が強いですが、彼が毛布を四六時中持ち歩いていたのは精々1970年代前半くらいまでですかね。

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2013.07.07

今更ですが、匠展

スヌーピーx日本の匠展

銀座に次ぐ開催予定が中々出てこないようですが、シュルツ・ミュージアムに収まる前に各地で行われて欲しいものです。

今更なんですが、一応公式っぽい動画を見つけたのでリンクしてみました。

 
 
 
 
 
 
 
大谷さんのパフォーマンスだけ時間が長めになっています。
 
旧スヌーピータウンのデザインとか、あの辺の動画や画像があったら嬉しかったんですけどね。
 
 

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2013.07.06

「スヌーピーと幸せのブランケット」CNで放送

8月10日のスヌーピーの公認誕生日記念で、カートゥーン・ネットワークで「スヌーピーと幸せのブランケット」を放送するようです。
 
放送予定:

8月10日(土)10:00~

8月11日(日)19:00~
 
これはとても画期的な事です。
スヌーピーのアニメが電波に乗って「日本初放送」と謳われたりするのは、恐らく2001年にCSで放送された「ヨーロッパの旅」以来で、だとすると実に12年振りの出来事になるんであります。
 
現在、CNで放送されている帯番組は、NHKで放送したものを間引いているだけの代物で、この16年間に作られた新作アニメは皆「日本未放送」になっているのです(何とかDVDは出ましたが)。
 
・・・・・・
 
そのCNの帯番組については、8月に入るとまた放送時間が変わるようです。
 
現行は、9:30からの放送ですが、8月からは15:30からになるようです。

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2013.07.05

こんな映画があったのか…

「愛のファミリー」

1977年作品・サンリオ映画
1977年度アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー賞受賞
 
"アメリカに住む21人の大家族・デボルト一家を追ったドキュメンタリー。ベトナム戦争で障害を負った戦争孤児や、さまざまなハンディキャップを持つ子供たちを養子に迎えた一家の愛に満ちた日々を綴る。"
 
 
 
7月23日にDVDとブルーレイが発売・レンタル開始されます。
 
で、アマゾンさんの方には、特に情報が無いんですが、この映画はシュルツさんが関わっているらしいのです。
 
サンリオのサイトによれば、
 
"チャールズ・M・シュルツと辻信太郎社長との共同企画により制作が実現した"
 
、というものらしいのです。
 
うーむ。知らなかった。
 
そんな記事を月刊スヌーピーで読んだ記憶がありません。
パラパラと見返してみましたが、見つからず(パラパラがいかんのかもしれませんが)。
 
音楽担当がエド・ボガスで、この人はヴィンス・ガラルディ亡き後にピーナッツのアニメのBGMを担当した人ですので、一応ここんところは接点がありますが…。
 
実際の映画で、テロップをチェックしてみよう…。

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