ピーナッツの新作映画制作が発表されて、すぐにこんな記事が出てきてしまうという状況を、不謹慎にも楽しんでしまっています。
だって、まるで話題作みたいじゃないですか。
http://www.cinematoday.jp/page/N0046802
アメリカのオリジナル版アニメで初代チャーリー・ブラウンを演じていたピーター・ロビンス氏が、「新作映画を作るなんて無意味で恐ろしい考えだ」と、20世紀FOXを非難したんだそうです。
ピーター・ロビンス氏は、初代チャーリー・ブラウンとして「チャーリー・ブラウンのクリスマス」から「短い夏だったね、チャーリー・ブラウン」までのTVスペシャル6本と、映画「チャーリー・ブラウンという名の少年」に出演した人です。
フットボールを蹴り損なうシーンなどで何度も繰り返して使われる"スクリーム"を出した本人としても知られていて、単に初代であるという以上に存在感のある人です。
実はあの声は監督ビル・メレンデスの意に沿う声がなかなか出ずに何度もNGを出し、結局大人の女性が声をあてたというのがホントらしいのですが…。
それはそれとして。
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> 「次世代に『ピーナッツ』の魅力を伝えたいというのなら、それはもう46年間も成功している」
という発言。
46年間というのは1965年の「チャーリー・ブラウンのクリスマス」から2011年の「幸せのブランケット」までの期間で、ということはつまりTVスペシャルとビデオスルー作品に関しては認めているという事ですね。
では何で、TVやDVDなら良くて映画はダメなのか?
もしくは、何で2011年の「幸せのブランケット」は良くて、2015年の新作映画はダメなのか?と。
ポイントはやはり劇場映画というところなんでしょうね。
ピーナッツ・アニメの新作が作られる事はまあいいとしても、それがスクリーンにかかる映画のネタ不足解消のコマにされてしまうというのが許せないところなんでしょう。
長年制作に携わってきたスタッフとも違いますし(それは「幸せのブランケット」もそうなんですが)。
私は、アニメ開始50周年&連載開始65周年という節目の年に新作アニメが作られる(しかも、それなりにビッグ・バジェットであろう)という事を、呑気に喜び期待してしまいますが、やはり近くにいる人は違った感覚があるんでしょうねえ…。
自分が呼ばれないからひがんでケチをつけているんだろう、という的外れな書き込みを見ました。遠い少年時代の思い出でしょうから、それは無いでしょう。子供しか出ないアニメに自分が呼ばれたら、かえって怒っちゃうんじゃないですか。
まあ、こういう非難を蹴散らすような、面白い作品になっていればいいんですけどね。CGアニメだったらどーしよう。
あと、日本語の記事では"20世紀FOXを非難"という部分が出てきませんが、大人の事情というか配慮?
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余談ですが、ピーター・ロビンズ氏の誕生日は偶然にもスヌーピーと同じ8月10日です。
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