かくして金環食は終わりぬ
昨日のブログの最後に「音がするほどの雨、これでは金環食も台無しです。」と書きましたが、雨が降った地域は少数派だったようです…。
昨日は朝5時に雨音で起こされました。それくらい強い雨だったんですが…。私は最初から観るつもりはなかったんですが、地域の楽しみにしていた子供たちはちょっとかわいそうでした。
3月のブログで、ピーナッツでも日食について描かれたコミックがある(ただし金環食ではなく皆既日食)という内容の事を書きましたが、もうちょっと調べ直しました。
ピーナッツでは、1963年7月15日から7月20日まで皆既日食ネタの話が描かれています。
1963年7月20日は実際にアメリカで日食が観られた日で、日本でも知床や網走でも観測されたそうです。これは日本における20世紀最後の皆既日食(日付変更線があるので21日)なんだそうです。
この一連のコミックでは、皆既日食の狂騒ではなく、ライナスがひたすら日食の危険性を説く事に終始しています。
ライナス(の眼科医)は、裸眼、サングラス、写真のネガ、溶接用の眼鏡などを使った観察法は危険であると言っています。うーん、50年代には日食の事でルーシーからウソを教えられていたのに、ライナスは成長しました。
そして日食前日の19日、彼は2枚の紙を用意し、1枚に穴を開けもう1枚に像を結ばせてそれを見る、という方法を披露し、本番に臨みます。この方法は今回の金環食でも安全な方法として紹介されていました。
そして(この後はネタバレですが)、いざ本番の20日になりますが、雨が降ってしまい日食はお流れになってしまいます。雨にぬれるライナスにルーシーが「で、皆既日食はどんな感じ?」と訊いてこのエピソードはおしまいです。
実際の皆既日食当日は、アメリカでは(って大雑把ですが)雨が降らなかったらしいですが、シュルツさんはこのエピソードのオチが日食当日掲載になるように描いている訳ですから、実際の天気と食い違うのは当然ですね。もしも偶然、本当に雨が降っていたら、新聞購読者はさぞ驚いたでしょうね。
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後書き
書いてから気が付きましたが、5月19日付のHEAD BEAGLE 2003 のブログとネタがかぶってしまいました。
当日のシュルツさん周辺についてはこちらが詳しいです。
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