チャーリー・ブラウンのボウリングの実力
DVD"Team Snoopy" 収録の "The Charlie Brown and Snoopy Show #15" において、ボウリングに関しては完全な素人にされてしまったチャーリー・ブラウン。
これは1982年に描かれたボウリング・トーナメント・ネタのアニメ化なんですが、原作での彼はアベレージ85。
確かに弱いですが、85なんですから100を超す事もあるでしょう。
スペアが取れたり取れなかったり、取れてもガターでチャンスを逃したり、時たまストライクも出す、恐らくそんなレベルじゃないでしょうか?
野球の成績やチェッカーの連敗記録からすると、随分いいじゃないですか。
しかし、アニメ版ではボウリングのルールも知らない素人。
投げ方も判らず、ボールを両手で抱えてリリース(しかもロフトボール)という情けなさ。
たまたまストライクになり(これでスコアのいい人っていますが)「勝った!勝った!」と喜び、ペパミント・パティに「10フレームやるのよ」とたしなめられるという愚かさ。
原作をそのままアニメ化することの多い "The Charlie Brown and Snoopy Show" なのに、この改変は一体何?
何でここまで彼を貶める…。
この差は恐らくシュルツさんの考えるチャーリー・ブラウン的ダメさ加減と、パブリックイメージ及びアニメ制作者のそれとの差なんでしょう。彼は"チャーリー・ブラウン"なんだからもっとダメに描かなければ、と思ったんでしょうね。
そういえば、ビー玉のジョーのエピソードでは、チャーリー・ブラウンは原作では最初からビー玉が上手かったんですが、アニメではスヌーピーの特訓により上達するという風になってました。
チャーリー・ブラウンだからって、何でもかんでもダメならいい弱きゃいい、という事ではないでしょう。野球にしたってシートノックは普通に上手いですよね。
父の日のエピソード(ヴァイオレットの「私のパパはね」連発で有名なサンデー版)から推測して、チャーリー・ブラウンは父親とボウリングをしているはずです。まあ庶民的ないい親子ですから当然ですよね。他にもボウリングについて語る事があったような。
ボウリング・トーナメント参加にあたって、「負ける事は気にしない」と涼しい顔で語るチャーリー・ブラウン。彼にとってのボウリングは、野球とは違いプレーを楽しむ事が出来るスポーツなんですな。
アニメではペパミント・パティに誘われて参加するんですが、原作ではもちろん自分で情報を入手して自分の意志で参加するのです。
そんな彼を笑いを取るためとはいえ、あんな扱いにしてしまうとは…。
ところで、もう一つ気になるのがペパミント・パティのアベレージ120という数字。スポーツ万能の彼女にしては、ちょっと低すぎるのではないでしょうか。
まあこれだったら、不調の時はチャーリー・ブラウンと接戦になるというのも判りますがね。
・・・・・・
話は変わって…
音がするほどの雨、これでは金環食も台無しです。
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