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2012.05.17

DVD"Team Snoopy" (その1)

昨日、ようやく "Team Snoopy" が到着しました。

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"Happiness is...Peanuts" のDVDシリーズもこれで4巻目となりました。左が今回の "Team Snoopy" です。

予想はしていましたが、日本語音声未収録、リージョン1でした。やはり今後の日本版リリースに不安が残りますね。

収録されているのは、
"Lucy Must Be Traded, Charlie Brown"  と、
"The Charlie Brown and Snoopy Show #15" の2本です。

前者は日本未放映・未発売の作品、後者はかつてNHK-BSで放送されたりポニーキャニオンから発売されたりしましたが、現在はカートゥーン・ネットワークでは未放映の作品です。
そういう意味では日本版をリリースする価値はあると思うんですが…。

・・・・・・ 

"Lucy Must Be Traded, Charlie Brown" は2003年にアメリカで放送された作品で、シュルツさんの死後に制作されたアニメとしては4作目となります。はっきり言って良作ではありません。
…日本版を待望しながら内容をけなすというのはどういう事だと思われるかもしれませんが、そこはファンとしての複雑な感情があるのです。

一つ一つの話は悪くありません(ほぼ原作通りですから)が、構成が悪いですね。

野球シーズン開幕~負け続ける~Pパティにルーシーのトレードを申し入れるが、逆にスヌーピーを要求される~5:1でスヌーピーをトレードする~トレード破棄~スヌーピーは戻ったが負け続ける~ルーシーとマーシーのトレード成立~Pパティ、ルーシーの酷さにトレード破棄~元に戻る

というのが全体の流れですが、緩急がありません。始まって14分くらいでスヌーピーがトレードされますが、2分後には破棄されます。その5分後(始まって21分くらい)にルーシーとマーシーのトレードになるんですが、原作の野球ネタを適当にちりばめたこの5分間が中々ダレます。

そして、ペパミント・パティがルーシーの酷さにあきれてトレード破棄するんですが、これが逆に速過ぎ。ルーシーがペパミント・パティのチームで試合するシーンは1分だけです。タイトルが"Lucy Must Be Traded" なんですから、本来ふくらますのはこの部分だと思うんですが。ルーシーのトレードが成立した時、残り時間が4分(25分の作品ですから)というのがバランスをおかしくしているんですよね。

あとはルーシーの描き方。ルーシーが野球でおかしな言動を繰り返すのは、チャーリー・ブラウンに対する嫌がらせもあってのこと(だと私は思う)ですが、これを間違えるとただのデクノボウに見えてしまいます。ペパミント・パティのチームでニコニコしながら緩慢に動く彼女は、チャーリー・ブラウン以上の天然ボケのマヌケです。

・・・・・・

この作品の原作ですが、スヌーピーのトレード話はピーナツ・ブックス14巻「うすのろチャーリー・ブラウン」に収録、ルーシーとマーシーのトレード話は「フィーチャリング・スヌーピー3巻」に収録されています。

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