ヴィンス・ガラルディの国内盤「黒いオルフェ」その1
遂に、やっと入手できました。ヴィンス・ガラルディの「黒いオルフェ」の国内盤CD。
2009年にユニバーサル・ミュージックから "Jazz The Best 超限定\1100" のシリーズで発売されたにもかかわらず、うっかり発注をミスったばかりにあっという間に入手不可になってしまったCDです。余程プレス数が少なかったんでしょう。
何故、国内盤にこだわったのかといいますと、これがヴィンス・ガラルディのスヌーピー関係以外のアルバムの国内盤初リリースだったからです。アメリカでは10枚以上のアルバムをリリースし、ゴールドディスクを獲得した事もあるのに今迄全く国内発売されず、2010年のピーナッツ連載開始60周年にあわせてリリースされた2枚組ベストも日本未CD化に終わり…。
まあ確かに私もガラルディがピーナッツの音楽を担当しなければこれ程入れあげる事も無かったでしょうが、それにしても不遇過ぎですわ。しかも折角リリースされても、殆ど店頭に並ばないようでは。
もう一つ興味があったのは、日本盤特有のライナーノートです。今の視点でこのアルバム及びヴィンス・ガラルディをジャズ評論家がどう語るのか?…読みたかったんですがオリジナルの英文解説の翻訳が載っているだけでした。これは残念。
背帯のコピーは『スヌーピーの音楽で知られるガラルディが映画「黒いオルフェ」に題材を求めた1枚。ブームになる前のボサ・ノヴァとジャズの出会いを記した先駆的作品』となっています。
このCDには、ガラルディの最大のヒット曲 "Cast Your Fate To The Wind" のオリジナルが収録されています。ジャケもアルバム・タイトルである "Jazz Impression of Black Orpheus" よりも "Cast ~" の方が字が大きいです。この曲はガラルディの死後、ピーナッツのアニメのBGMに使われる事もありました。
続きはまた後日書きますが、スヌーピーとは関係ない話に終始する事でありましょう。
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