今頃になってあの絵につっこむ
スヌーピーの小さな幸せ探し展、次回は3月に青森だそうです。
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今回は、その小さな幸せ探し展のあの絵についてです。今更あーこー言うのもなんなんですが…。
↑ちょっと控えめに小さめのサイズで。
おなじみのあのイラストの一部分なんですが、レイヤーの重なり順を間違えてしまっているのがわかります。これの元画は、「しあわせはあったかい子犬」に収録されている「しあわせは裸足で草を歩くこと」なんですが、オリジナルは服も着ていなければ花も持っていません。成る程、こういう風に合成しているのか、と勉強になりました。
しかし何でこんな服を着せたんでしょうねえ。とにかく何か違和感がありました。特に肩のあたりが不自然で、もうちょっと上手く出来ないもんかなあ…と思っていたんですが、ふいに違和感の正体に気が付きました。結局はデザインに由来するものだったんですが、要するにスヌーピーは本来こういう釣りズボンは穿けないはずなんです。
スヌーピーには肩が無い。ついでに言うと、肘もありません。
他の人間のキャラクターも絵的には肩が無いように見えますが、あくまで絵柄の問題で人間ですから当然肩はあります。スヌーピーは犬であり、肩が無いというのは公式の設定なのです(肘が無いというのも公式設定です)。
肩が無い、というのをネタにしたコミックも幾つかあります。ペパミント・パティがスヌーピーの肩にすがって泣きたいけれどすがる肩が無い、とか、海賊スヌーピーの肩にオウムウッドがとまろうとしたらうまくとまれない、とか。特に後者のコミックは、この設定を知らないとオチがよく解らないんじゃないかと思います。
シュルツさんは、こういう細かいところにもこだわって肩が無いと着れないような服は着せてなかったんじゃないかと思います。着せてもあの絵のように肩のあたりが不自然になるので、絵描きとしてしなかったのかもしれませんが。
"世界的に有名な売り子"の肩ひもはちょっと微妙な感じですが、あれは多分首の後ろで結わいているから大丈夫なんでしょう。
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コメント
こんばんは
以前私もブログで同じようなことを書きました。
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/headbeagle2003/view/20110811/1313069961
イベント自体行っていないのでチラシの感想。
地方住まいのひがみ入ってるかも(u_u。)
投稿: まぐ | 2012.01.28 20:45
まぐさん、こんにちは。
ブログ拝見しました。
きっと同様の思いの方は多々おられる事でしょう。
あと、ウッドストック型ヌケサク鳥が出てくる頃には、スヌーピーはもうこんな顔も体型もしてませんでしたから、それも違和感といえば違和感ですね。私はそこまでは考えが及びませんでした。
投稿: TOSHIKI | 2012.01.29 23:26