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2012.01.16

スヌーピーのラブリーデイズ、発売

角川つばさ文庫「A Peanuts Book featuring SNOOPY for School Children (3) スヌーピーのラブリーデイズ」が発売になりました。角川つばさ文庫からはこれが3冊目になります。

今回の本は今迄で一番充実していると思います。

テーマ別に章分けしている構成は今までと同じですが、「学校」「幸せ」という抽象的なテーマでストリップが集められ輪郭がぼんやりしていた前2冊と違い、有名なエピソードやシチュエーションを中心に集められているため焦点が絞られており、とてもわかりやすい感じになっています。

内容はこんな感じです。

"待つ身もつらいよ"
 …郵便受けでバレンタインカードを待ち続けるチャーリー・ブラウンの物を8片。

"恋は緊張がつきもの"
 …チャーリー・ブラウンとペギー・ジーンの出会いのエピソードから手紙のやりとりまで。

"切ない片思い"
 …チャーリー・ブラウンが赤毛の女の子のためにハートのキャンディを買うエピソードと教室でウインクして保健室送りになるエピソード。後者は偶然にも産経新聞の連載とタイミングが合いましたね。

"うまくいかないなあ"
 …チャーリー・ブラウンとエミリーの出会いのエピソードと、恋人舞踏会へ行くエピソード。エミリーが実存かどうかの部分は未収録。

"意識しあう2人"
 …ライナスとリディアのやり取りを11片。

"つれないあなた"
 …ルーシーとシュローダーのやり取りを5片。5片のうち3片が"ピアノをどかしてルーシーの頭がゴチン"オチ。

"押して押して押しまくれ!"
 …ペパーミント・パティとマーシーがキャンプからチャーリー・ブラウンに手紙を出すエピソードと、教室でマーシーとペパミント・パティがけんかをして校長室送りになるエピソード。

"愛しのバブーちゃん"
 …サリーとライナスのバブーちゃん問答を7片。

"プレゼントに思いをこめて"
 …チャーリー・ブラウンがペギー・ジーンのために手袋を買うエピソード。

チャーリー→ペギー・ジーン、チャーリー→赤毛の子、チャーリー→エミリー、ライナス→リディア、ルーシー→シュローダー、マーシー&Pパティ→チャーリー、というテーマごとに章分けがされております。"ライナス&リディア" の章のタイトルが "意識しあう2人" というのは上手いなあ。

80年代後半以降のエピソードしか選ばれていませんが、この範囲で恋をテーマに編集したものとして、これは充分な出来ではないでしょうか?必然的に、スヌーピーは常に脇役、出番は激減しておりますが(11片だけ)。

これを読んだ小学生が「ピーナッツって面白いな」と思ってくれたなら、私は我が事のように嬉しいです。

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