スヌーピー&暗い嵐の夜だった
10月18日発売の「スヌーピー&暗い嵐の夜だった」
詳しくは太田出版のサイトで↓
http://www.ohtabooks.com/publish/2011/10/18124336.html
この本の原書は1971年に出版されたもので、日本語訳が出版されるのは初めてです。私も読んだ事がありません。ですので発売日が大変楽しみであります。
近年出版されたピーナッツのリイシュー本を読むにつけ、果たして本当に愛情を持っている編集者はいるのだろうか?と訝しがることがあります(先日発売になりましたムックのコミックのページは結構好感が持てましたが…)。
例えばもう結構前ですが、講談社のハードカバーのシリーズ。『ピーナツブックスをハードカバー15巻に纏め上げる』という羨ましい仕事が与えられながらも、そんなチャンスを全く生かさず、ただ適当に端折っただけの雑な内容にしてしまった編集者某。もしも愛情があったなら、もっとマシな本が作れたはずじゃないでしょうか。
しかし、今回の「スヌーピー&暗い嵐の夜だった」の編集者は、正真正銘の長年のピーナッツ・ファンです。個人の情熱で企画を通し、谷川俊太郎氏に翻訳とコメントを依頼し、ジーニー・シュルツ女史のコメントも取り付けたという話です。1971年に出版されアメリカでも絶版になっている本が今、日本で出る。それはそういう情熱の賜物なのであります。
こういう話を聞いてしまうと、もう一ファンとして本当に売れて欲しいと切に願わない訳には参りません。
売れてくれー!
以前、この本について「正直116ページで1365円というのは高いと表現しても構わないレベルと思われます」と書きました。実際、高い部類の本だとは思いますし、ここがちょっと不安な部分ですが…。でも、本当に売れて欲しいですねえ。
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