月刊スヌーピーのバレンタイン記事 PART1 (1972年2月号)
ウィキで調べてみますと、今日のスタイルのバレンタインが日本に定着したのは70年代中盤だったようです。私がピーナッツを通じて知った頃とほぼ同時期となります。
という訳で温故知新、書棚から月刊スヌーピーのバックナンバーを引っ張り出して、70年代を通じてどう扱われていたかを調べてみました。どうなっているでしょうか。
1972年2月号
この号が通巻で最も記事にボリュームがありました。時代を感じさせるフレーズも満載で
「このページにあるようなNOWなプレゼントで彼のハートをつかんじゃおう!そしてプレゼントをもらったら、お礼にグーなお店に案内するのが、男のキミの役目だヨ。」
「この日は女の子のほうから堂々と愛を告白しちゃっていい日!いや男の子も女の子も"愛の日"ってことにして、積極的にアタックしちゃおうヨ!」
などなど。書いてて痒くなってきます。
その他、「ウーマンリブの影響かな、女の子から電話してデートにさそうなんてことも一つもめずらしくない時代。そのせいか近頃はやっているのが、バレンタインに女の子に、男の子が下着をプレゼントする習慣」なんてとんでもないものもありました。本当でしょうかね。
カラーの4ページを使ってチョコレート以外のものばかりを紹介しているのが隔世の感ありですね。とはいえ不二家の「バレンタインにチョコレートを」という趣旨の広告も1ページ載せています。
"女の子から男の子へ" , "バレンタイン=チョコ" という日本式も一応ベースにあるようですが、今一つ一般的ではないという雰囲気が感じられます。
あと、重要だと思ったのが、「クリスマスは "Merry Christmas !"、新年は "Happy New Year !" だよネ。バレンタインは "Be My Valentine !" っていうんだ。カードや手紙にはそう書いてネ!」という文。
"Be My Valentine" というのはアニメ「スヌーピーのバレンタイン」の原題ですが、直訳すると「恋人になって」「恋人でいて」てな感じでしょうか、ニュアンスは違うかもしれませんが。残念ながら普及しませんでしたね。これが普及していたら日本の告白業界も変わっていたでしょうに…。
1973年以降は明日。
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