Be My Valentine, Charlie Brown
先日発売になったDVD「恋するスヌーピー "A Charlie Brown Valentine" 」については先週触れましたが、1975年のアニメ「スヌーピーのバレンタイン "Be My Valentine, Charlie Brown" 」の事も忘れてはいけません。
これは名作なんですよ。昨年のカートゥーン・ネットワークで行われた『みんながえらんだチャーリー・ブラウンとスヌーピー』の際には、私は1票を投じました。残念ながら圏外でしたが…。
内容もさることながら、盛り立てているのがやはり音楽ですね。
70年代に入ってからエレクトリック楽器がどんどん導入されてきたんですが、今作ではローズのみならずソリーナがメインで大活躍となり、ピアノはもうほとんど脇役です。しかし、これがまたバレンタインというロマンチックなテーマを題材にした内容にとても合っているんですね。
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この作品に使われた音源は、CD "Charlie Brown's Holiday Hits" に1曲、"Vince Guaraldi And The Lost Cues From The Charlie Brown Television Specials Vol.2" に4曲が収録されています。しかしまだまだというか全然不十分です。
・ライナスが黒板消しをはたくシーン
・スヌーピーの足人形劇のロビーのシーン
・サリーとバイオレットの会話のシーン
・スヌーピーがウッドストックの嘴にハートをさすシーン
・ウッドストックがスヌーピーの鼻にハートをさすシーン
このあたりの音源も欲しいところです。完奏テイクを集めればアルバム1枚作れるだけの分量はあるはずなんですがねえ。いやほんと、1973~75年の「感謝祭」「名探偵」「イースター」「バレンタイン」の4連作は特に名曲揃いで、それぞれ単独でサントラを出してほしいくらいです。
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メインテーマのタイトルは "Heartburn Waltz" といいます。サントラ音源以外では、ジョージ・ウィンストンとデヴィッド・ベノワがカバーしています(っていうかまたこの2人ですが)。タイトルは "Be My Valentine (,Charlie Brown)" と変更されています。
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素晴らしい音楽を作ったのは勿論、ヴィンス・ガラルディです。残念なことに、彼はこの1年後に急死してしまいました。
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