ユーロ圏のComplete Peanuts
海外ネタが続いていますが、今度は Complete Peanuts について少々。洋書については怪我しない程度にしておきます。
フランス、ドイツ、イタリアなどでは翻訳されたものも売られております。
ただし、対訳は付いていません(英語なし)。
吹き出しの文字はちゃんとシュルツ・フォントになっていますので、パッと見あまり違和感はありません。この辺りはハードカバーで出すだけあって丁寧ですね。
日本よりはるかに英語の識字率の高いユーロの国ですから、英語で読みたい人は原書を、母国語で読みたい人は母国版を、というふうに棲み分けが出来ているんでしょう。
英語の勉強に使われていないのは確か。原語の表現を確認するとか、そういう事もしないようです。横文字同士だとあまり機微は損なわれないんでしょうかね(それとも元々気にしないのか)。
・・・・・・
Complete Peanuts の日本版は出ていませんが、出てもきっと対訳で日本語は欄外になってしまうんでしょう。そんな気がします。この漫画を日本語で読む権利は無いのか~!!と嘆いてみたり。
吹き出しに違和感なくハマる日本語フォント(または文字書き職人)は無いもんでしょうか。それがあれば、ちょっとは風向きが変わりますかね・・・。
| 固定リンク
コメント
Complete Peanuts、各国で翻訳されているんですね。
何故日本では出版されないんですかね?
谷川俊太郎さんはかなりのご高齢だから、あまり翻訳が進んでないのでしょうか?(昔、ピーナッツブックで翻訳した物をそのまま使うって訳には行かないのでしょうか?)
う〜ん、早くComplete Peanuts日本でも出版して欲しい物です。
投稿: ウッドさん | 2011.01.26 23:02
こんにちは。
日本版、出版されるといいですね。
でも、商機だった去年に何も起きませんでしたので、悲観的になってます…。
仮に出るとして、谷川さん訳は全てが揃っているわけではありませんので、最初の20年分くらいは編集作業が大変そうです。
投稿: TOSHIKI | 2011.01.27 22:13