クリスマス・タイム・イズ・ヒア
いよいよ明日はカートゥーン・ネットワークの「スヌーピーのメリークリスマス」の放送日であります。
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「クリスマス・タイム・イズ・ヒア」というのはこのアニメの冒頭にかかる歌のタイトルです。1965年のアニメですから45年前に作られた曲という事になりますが、ここ20年間で急速にカバー曲が増え、もはやスタンダードナンバーといってもいいくらいの勢いではないかと思います。
きっかけと考えられるものは色々あると思います。正直アメリカの内情は詳しくありませんので想像の域を出ませんが、
・デヴィッド・ベノワ、ジョージ・ウィンストンなど、少年時代にこのアニメに感動した人がプロになり、CDやライブで採りあげ広まった
・それを聴いて「実は自分も好きだった」と録音する人が増えた(録音していないが、ウィントン・マルサリスもガラルディをリスペクトしている)
・40周年、50周年記念アルバムがヒット、これを通じてガラルディの評価が高まった(メル・トーメのようなガラルディよりも上の世代の歌手も取り上げるに至った)
・アニメ自体が毎年再放送されているので単純に需要が増えた
てなところではないでしょうか。
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どのようなアーティストがカヴァーしているかというと、ジャズ系ではダイアナ・クラール、ラリー・カールトン時代のフォープレイ、グローヴァー・ワシントンjr、ホリー・コール、メル・トーメ、ジョン・ピザレリ、サイラス・チェスナット、アル・ジャロウ、ケニー・ドリューjr、ブラッド・メルドーなど、ロック/ポップス系ではシカゴ、スティーヴ・ヴァイ、クリストファー・クロス、ローラ・フィジー、サラ・マクラクラン、トニ・ブラクストン、ナンシー・ウィルソン、アニタ・ベイカー、ダイアン・リーヴス、デビー・ブーン、バリー・マニロウなど、その他マイナーな人を加えたらもっと膨大なリストになります。
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シンプルなメロディ、心洗われるような少年合唱、いい意味で陳腐で普遍的な歌詞、そういうのがまたいいんでしょうね。
ヴィンス・ガラルディは生前「スタンダードの作曲者になりたい」と言っていたそうですが、この曲で夢が叶いました。
しかしそれよりも、「歌詞が必要だ」と急遽ぱぱっと作詞をしたプロデューサーのリー・メンデルソンのほうが驚いているでしょう。まさか自分がスタンダードの作詞者になるとは夢にも思っていなかったでしょうから。
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