A Charlie Brown Christmas のカヴァー・アルバム
昨日の記事では偉そうな事を書きましたが、そもそも自分がコレクターという物欲の塊ですし、生業が物売りだったので今更ちょっと複雑な心境です。勿論それを卑しいとは思っていませんし、仕事には自信を持っていますが。因みに私の業界では12月度の売り上げは平月のせいぜい2倍くらいですが、それでも年末商戦は重要でした。
あと、恥ずかしながら娘へのプレゼントは私と妻からはそれぞれ絵本(贈りたいもの)、サンタからはプリキュア・グッズ(欲しがるもの)という・・・。
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クリスマス・ネタも今回で打ち止めでしょうか。
最後に、アルバム"A Charlie Brown Christmas" のカヴァー・アルバム、要するにアルバムを丸ごとカヴァーした物を紹介します。私の知る限りブツは以下の4枚あります。
最初に(1)サイラス・チェスナットのアルバム。これはサイラス・チェスナットらしくないアルバムで、ちょっと違った方向にアレンジを頑張っちゃってます。私にとっては "Skating" のアレンジが特に駄目で敬遠しているアルバムではありますが、トータルで聴けば楽しめると思います。オリジナル曲が挿入されていますがそれが一番いいです。いきなり辛口だ・・・。
続いて(2)エリック・バード・トリオのアルバム。ジャズ大使(のはず)なので日本盤出てほしいです。原曲がトリオでこちらもトリオ。別に大胆な解釈をしている訳でもなく、普通に楽しめるアルバムです。オリジナルよりもライトで聴きやすいかもしれません。幼少のご子息と思われる拙いヴォーカルはご愛嬌。
続いて(3)Piano Tribute Players のアルバム。これが一応ソロ・ピアノなんですが、音色と演奏からして打ち込みなのは明らか。電子ピアノのプリセット・デモを聴いているような気分になります。とはいえ打楽器が入っていませんし、あまり抑揚も無くあっさりしているのでBGMにはいいアルバムです。
最後に(4)デヴィッド・ベノワ・プロデュースのアニメ40周年記念アルバム。以前も書きましたが、スムース・ジャズとして普通にいいアルバムだと思います。クリスマスのBGMによいかと思います。こちらもオリジナルを2曲収録しています。
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アルバムを丸ごとカヴァーするというのは、リスクのある行為だと思います。オリジナルを超えるのは難しい事です。それが銘盤・有名盤になればなる程、壁は高くなります。かといって無名盤では認識されませんし、そもそもやる価値があるのかどうか(余程思い入れがあれば別だと思いますが)。
そういった観点では、"A Charlie Brown Christmas" というアルバムは、ジャズでありながらアニメのサントラでクリスマスアルバムであるという性質上、適度にポピュラーで自由度が高い(解釈で目くじらを立てるようなものでもない)という、扱い易い題材なのではないでしょうか。
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