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2010年11月

2010.11.26

チャーリー・ブラウンの感謝祭の音楽

かくして感謝祭は終わりぬ・・・。

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久しく音楽ネタを書いていないので、この機会に「チャーリー・ブラウンの感謝祭」の音楽について書きます。

この作品、意外にセリフの無いシーンが多いんですね。中盤の、"裏庭でパーティーの準備~折畳椅子と格闘~料理を作る~17世紀風のコスプレ" という一連のスヌーピー・メインのシーンは延々8分くらい続きますが、この約8分間、セリフはライナスの一言だけ。

ここでかかるのは「リトル・バーディ」、「ライナス・アンド・ルーシー」、とあと1曲タイトル不明のバロック調の曲の合計3曲です。

「リトル・バーディ」・・・これは初見の時は正直あまり好きになれなかった歌です。当時小学生の私にはブルージー過ぎました。後で知りましたが、歌詞の内容はウッドストックのついてで、全然関係ないんですよね。そもそも折畳椅子と格闘する必要があったのかどうか。冗長に感じたものです。40周年記念アルバムでB.B.キング(←もといジョー・ウィリアムス)が熱唱しているのが有名ですが、番組と同一テイクはCD"Vince Guaraldi And The Lost Cues From The Charlie Brown Television Specials Vol.1" に収録されています。

「ライナス・アンド・ルーシー」・・・折畳椅子とスヌーピーの格闘を「何だかなあ」という気分で観ていると、続く料理のシーンでこの曲がかかり溜飲が下がります。ここでのアレンジはそれまでのとは違ってビートが効いてパワフル。大急ぎでパーティーの準備をするシーンにぴったりな仕上がりになっています。私にとっては、これを聴いてこの曲が好きになった、という思い出のテイクでもあります。CD「チャーリー・ブラウン組曲」に "Linus and Lucy with the Band" のタイトルで同じテイクがノーカットで収録されています。

そして「バロック調の曲」・・・は、割愛。すいません。このシーンはカートゥーンネットワークでは中途半端にカットされてますね。

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音楽をフィーチャーしたシーンはこれだけではありません。ラストの3分、スヌーピーとウッドストックの食事のシーンで「感謝祭のテーマ」がかかります。

「感謝祭のテーマ」!これがまた名曲で・・・。ウッドストックが七面鳥を食べるという問題のシーンでもあるんですが、「料理があるなら提供してやれよ」とか「飼い主よりいいもの食べてるじゃん」とか可笑しくて突っ込んでましたね、初見の時は。また、裏庭の赤みがかった空の色合いとかが良くて。いい絵と、いい音楽と、いい料理(料理はテレビの中ですけど)、まったくもってすばらしい。

この曲は "Charlie Brown Holiday Hits" で初CD化されたんですが、これに収録されているのはラストシーンではなく、タイトルの後のチャーリーとサリーの会話のシーンで使われていた方のテイクです。大体一緒なんですが、ローズをかぶせていてちょっと浮遊感があります。

実際のラストシーンに使われたテイクは、 "Vince Guaraldi And The Lost Cues From The Charlie Brown Television Specials Vol.1" に収録されています。

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2010.11.24

スヌーピーの兄弟

明日は感謝祭ですね・・・。

先日「スヌーピーは6匹兄弟か8匹兄弟か」というコメントを頂きまして、お返事は書いたんですが、どうも未消化なのでもう少し書こうと思います。

以下に自分のコメントを引用します。

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> 1990年前後の事ですが、スヌーピーの兄弟を、まだ漫画に登場していない3匹を加え8匹にするというマーチャンダイジングがありました。「スヌーピー誕生」は1991年制作のアニメで、その8匹計画の商品の一つなのです。漫画はそのアニメの後1匹登場して6匹となりました。
ですので「アニメは8匹、漫画は6匹」という風に考えるのが無難だと思います。
でも実はシュルツさんは漫画では8匹兄弟だ、と書いているんですよね。そして逆に6匹兄弟だ、とは明言していないのです…。ファン泣かせですね。

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と、書いたんです、が。最近の私は、やはりスヌーピーは8匹兄弟でシュルツさんはアニメの8匹全てを漫画に出すつもりだったんじゃないか、という考えに傾いてます。あくまで持論なのでお返事としては差し控えました。で、以下はそれに至る過程なんですが・・・。

まず、1989年にシュルツさんが「スヌーピーの父親が8匹の子供たちからカードを貰う」という話をサンデー版に描いている事。これで決定打みたいですが、過去シュルツさんは一人っ子、6匹、7匹、と設定を替えてきているので、これだけでは何とも。8匹の設定が、シュルツさんとライセンシーのどちらが先だったのかは判りませんが、シュルツさんはこの商品化計画に噛んでいたと思って良さそうです。

次に、漫画に登場していなかった3匹、アンディ、ローバー、モリーの事。このうちアンディは「スヌーピー誕生」の後1994年に漫画に登場しています。アンディはピーナッツ史上唯一の「漫画より先にアニメに登場したキャラクター」です。しかも、アンディ初登場の話では、チャーリー・ブラウンは彼の事を最初から知っていました。ひょっとしてシュルツさんの中では「スヌーピー誕生」は既成事実化していたのかもしれません。

そして1998年のコミックでは、リランが犬を飼ったら名前をローバーにすると言っています。残念ながらその年も翌年もローバーは出ませんでしたが。連載がもっと続いていたら、登場した可能性もあったんじゃないでしょうか。そしてモリーも・・・。

ここまででまとめると、8匹兄弟はアニメと商品だけとはいえ、個別の設定もシュルツさんが創作した、シュルツさんのキャラだったのではないかと想像できます。

最後に、シュルツさんが果たして生前「スヌーピーは6匹兄弟」と言っていたかどうか(少なくとも1991年以降に)。結局6匹しか登場しなかったので結果的に6匹兄弟になっているのに過ぎないのではないでしょうか。

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以上、私なりの8匹兄弟説です。元々は「スヌーピー誕生」はアニメーターが勝手に作った話だと考えていたんですが(諸々の設定が漫画と違う事に関しては今でもあまり気に入ってませんが)。

そういえば、ワーナー版「スヌーピー誕生」DVD発売の際、ドキュメンタリーでこの辺の経緯が解明される事を期待していたんですが、原題(Snoopy's Reunion)をもじった「声優たちのリユニオン」というどうでもいい内容だったのでがっかりしたもんです。

DVDの特典映像はビル・メレンデス監督没後、ぬるい内容ばかりになってしまいました。真相は闇の中か・・・。

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2010.11.23

DVD「恋するスヌーピー」2月2日発売

以前に書きました、2002年米放送のアニメ "A Charlie Brown Valentine" の日本版DVDの発売日が2011年2月2日に決まったようです。邦題は「恋するスヌーピー」。

     

アメリカでは2010年12月28日(amazon.comでは2011年1月4日)発売なので、私はそちらを買いますが、日本初登場のアニメが本国とあまりタイムラグの無い発売日設定になったのは、良かった良かった!!

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関連ページ

↓『DVD「恋するスヌーピー」到着』

http://localcactusclub.cocolog-nifty.com/in_my_room/2011/01/dvd-b681.html

↓『DVD「恋するスヌーピー」発売中!』

http://localcactusclub.cocolog-nifty.com/in_my_room/2011/02/post-406d.html

↓『赤毛の女の子のデザイン』

http://localcactusclub.cocolog-nifty.com/in_my_room/2011/02/post-d969.html

↓『「恋するスヌーピー」のユードラ』

http://localcactusclub.cocolog-nifty.com/in_my_room/2011/02/post-0699.html

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2010.11.22

今週の木曜日は感謝祭です(よね?)

日本で感謝祭といえば、ホワイトハウスでの七面鳥の恩赦式がニュースでちょっと流れるくらいですが・・・ともかく感謝祭が来ます。

感謝祭とは何なのか?成り立ちについてはアニメ「チャーリー・ブラウンの感謝祭」のライナスのスピーチを聴くのが手っ取り早い(できれば野沢那智で)ですが、乱暴にいってしまうと「食べられる事への感謝、ひいてはすべてのものへの感謝」てな感じでしょうか。

日本(だけでなく多分北米以外)には無縁のお祝いでありますが、実は「勤労感謝の日」制定には占領軍による感謝祭成分が若干ふりかけられていたりするらしいですね。

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私の「感謝祭について知っている二三の事柄」は、

・この時期アメリカでは連休になる(木~日曜日)

・七面鳥が無茶苦茶消費されるらしい(だから1羽恩赦する)

・感謝祭が終わるとクリスマス商戦が一気に盛り上がる

こんな程度ですみません。

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ピーナッツの漫画ではあまり感謝祭を取り上げていないようです。思い当たるのは、ウッドストックが感謝祭が終わるまで雲隠れするというネタくらいでしょうか。この時期、鳥たちにとっては厄日なわけですね。

しかしアニメは別です。「チャーリー・ブラウンの感謝祭」は、アメリカでは「クリスマス」、「カボチャ大王」に次ぐ人気作で、この3作をまとめたDVD-BOXが出ていたりします(ちょうどイベントが10月11月12月と、3か月連続なんですねえ)。

私は「チャーリー・ブラウンの感謝祭」は感謝祭を差し引いても十分面白い作品だと思っています。一応、感謝祭の精神は何なのかという事を盛り込んでいるんですが、前述のようにライナスの演説(これは「クリスマス」と同じ手法ですね、そういえば)やマーシーの励ましの言葉によって表現されるので全然説教臭くないんですね。

ウッドストックが七面鳥を食べるという問題のシーンもあるんですが、それを補って余りありといいますか・・・音楽がまたいいんです、そして絵も(特に背景が)。スヌーピーとウッドストックもフィーチャーされていて小さい子にも親しんでもらえるんじゃないでしょうかね。

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2010.11.20

スヌーピー・ハッピーパーティー展がまた来ますが・・・

横浜そごうで来年1月2日からです。帰省がてら行きます。

しかし・・・。

このイベントって、もっと全国縦断するものだと思っていたんですが、散発な上に地域が偏っていますね。関東は2回目、プレミアムショップを含めたら4回目ですよ。神奈川だけでも2回です。

私の知る限り、開催は以下の通り。他にもあったらすみません。

イベント:3月神戸、5月池袋、12月広島、'11年1月横浜

ショップ:4月沼津、7月名古屋、8月春日部&小田原、10月西神&岡崎、'11年1月高槻

本州、しかも関東以西だけですね。念のため公式サイトのアーカイブで確認しましたが、「3月から全国を巡回」としっかり書いてありました。・・・うーん、解釈は色々あるかもしれませんが、個人的にはこれを全国巡回とは認めたくないですね・・・。

関東で多いのは個人的にはありがたいですが、もっと全国を回って盛り上げてほしいものです。来年9月まで続くはず(?)ですので今後のエリア拡大に期待してますよ。

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2010.11.19

60年代のペパミント・パティが好きです

突然ですがタイトルの件、告白します(70年代以降が嫌いというわけではないです。後述しますが)。

60年代のペパミント・パティというのは、とにかく明朗活発。誰も頼らず、自立していて、人間関係もパワーで押し切る。キャンプ大好きでリーダーシップもある。家族への愛情も深い。そしてスポーツ万能!

表情も微妙に違うんですよね。うまく表現できませんが、何かこう絵を見ただけでパッと明るくなるような独特の雰囲気を感じるのです。

もしもペパミント・パティが只の脇役としていられたら、そういうキャラクターのままだったかもしれません。しかし、こんなにキャラの立った女の子をシュルツさんが放っておくわけがないですよね・・・。

変革の大きなきっかけは、マーシーと会ったサマーキャンプの一件ではないかと思います。このキャンプでペパミント・パティは赤毛の子に会うのですが、そこで何故チャックが彼女を好きなのか、そして自分は全然可愛くないのだという事を思い知って泣いてしまうんですね。

ペパミント・パティの弱さが一気に噴出した瞬間でした。それまで臆面にも出さなかったけれど容姿にコンプレックスを持っていたんですね。まあ、完璧な人間なんていません。そんな感情があっても普通ですが、これで彼女は "人間" になり、(悪く言えば)坂道を転げ落ちていく事になるのです。

セールスマンをしている父親は家を空ける事が多く(彼女に母親はいない)、そのせいか夜中に長電話(チャックやマーシーはちょっと迷惑)、結果?寝不足となり学校では居眠り、珍解答で成績はDマイナスの殿堂入り。マーシーという出来た相棒を得たせいか頼ってばかりで、何だかルーズにもなってきた。

彼女はかつて「本当にスポーツが好きなのよ、スポーツは私の命よ」なんて事を言っていました。落ちこぼれキャラが定着した後でも、野球をやっている話なんかはやっぱり活き活きと輝いてます。得意のスポーツをあまりやらせてもらえず、ネガティブな面が強調される後期の作品を読むと、まあ学校のエピソードは面白くて好きなんですけど、ちょっと可哀想にと感ぜざるを得ないんですよねえ・・・。

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2010.11.16

スヌーピーのポップアップ絵本、届く

夏に注文していた "A Charlie Brown Christmas" のポップアップ絵本がようやく届きました。

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↑こんな感じです。写真にすると平面的ですが、みんな立ってます。

これは、娘へのプレゼントにと思って買いました。というのも、以前買ったポップアップ絵本をえらく気に入っていたからです。

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↑これです。写真ぼけましたが。チャーリー・ブラウンはフットボールを蹴りそこなうわ、学校ではペパミント・パティが "I'm Awake !" と叫ぶわ、シュローダーのピアノの中にはウッドストックが入っているわ、と、可動部分が多くて楽しんでたみたいです。

しかし、今回のは前のと違ってストーリーもの。字は多いし可動部分が少ないしで、ちょっと娘には難しかったかも。

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ごめんね、娘。まあ、※タメイキ※という事で。

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2010.11.13

カーサブルータスの表紙がスヌーピー!

友達に教えてもらったんですが、昨日発売のカーサブルータスの表紙がスヌーピーでした。

20101112a

所謂"女性向け"でない雑誌の表紙に使われるのは、日本では異例中の異例ではないでしょうか。しかも、特集無しの純粋に表紙にのみの起用ですからね。

コーヒーとパンの大特集ということでの大胆な起用ですが、表紙について曰く「マグカップになったスヌーピーはあるもののマグカップを持ったスヌーピーは稀少」と。確かにそうかも。

私は若い頃、おかわり自由の店でコーヒーを飲みながらレポートをよくやっていたんですが、やりすぎたせいかコーヒーを飲むと気持ち悪くなる体質になってしまいました。うっかり飲んで丸一日潰した事もあり、ここ10年くらいは飲まないようにしていました。

ところが、最近コンビニやマックでコーヒーの試飲を勧められたりするので、タダだからいいかと飲んでみるとこれが意外に大丈夫で、本格的に復帰してもいいかなあ、と思っていたところでした。何か本誌を読んで後押しされている気分になりました。

10日には恒例のスヌーピー家計簿付きのレタスクラブも発売になっています。こちらは家人の領分なので一応スルーで・・・。

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2010.11.11

SNOOPY "LOVE" OSAKA

大阪でソニーのイベントが開催されるそうで、おめでとうございます。

しかし、公式サイトの告知は昨日、開催が15日なのでもう1週間切っていますよ。ツイッターも速報速報と賑やかになっていますが、こんなギリの告知でいいんでしょうかね。

60周年ブログは10月21日付の「銀座三越で開催中」が依然トップページでさらされていますし、大阪まちうけコレクションは一部で日程が間違っていますし、忙しいんでしょうが、がんばってください!

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2010.11.09

ピーナツ・ジュビリー(その3)ファーロンの事

20101109aファーロンはロシアンブルーだったんでしょうか?「ピーナツ・ジュビリー」の裏表紙を見るとそんな気がしてしまいます。←

シュルツさんはファーロンについても同書で触れていますが、猫を出したのは失敗だったと認めておられます。

理由は複合的ですが、一つには、所謂昔ながらの「猫vs犬」の構図は避けたかったというのを挙げてます。確かに、そういうピーナッツはあまり読みたくないような・・・。

他には、犬猫の関わり合いを描いているとスヌーピーがまた昔の犬に逆戻りしてしまうというのを挙げています。これもうまくないように思えますね。

ただ、二足歩行のスヌーピーと、くにゃくにゃしているだけのファーロンは、決して対等ではなかったし、フリーダとセットで人間とだけ関わらせていれば、それ程問題にはならなかったんじゃないかと思いますけどね。

それは私が勝手にそう思うだけで、シュルツさんの法則に従って消えていった訳です・・・。

結局、見えない隣の猫のほうが断然効果があるとシュルツさんは認めています。

隣の猫は後に"第2次大戦"という名前も判明しますが、存在感は十分ですもんね。

以上、シュルツさんに対して上目線で、すいませんでした。

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2010.11.08

ピーナツ・ジュビリー(その2)

スヌーピー60周年に25周年の本を読む・・・。

しかし、読み返してみると忘れている事が多いですね。

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↑裏表紙(下半分)です。

さて、一応表紙裏表紙のマイナーキャラを確認しておきます。表紙にはファイブがいましたね。裏表紙にはトリュフ(当時は"しょうろ")、パティ、バイオレット、ホセ・ピーターソン、フリーダ&ファーロンがいます。

ホセ・ピーターソンはシュルツさんが本文でも触れていますが、ネーミングについては相当気に入っていたようですね。その割には育ててませんが・・・。

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ネーミングはペパミント・パティもお気に入りだったようです。綴り違いの同名の菓子がヒントなので、他人に先を越されないように急いで使ったそうです。元々はピーナッツではない別の作品に使おうと思っていて、忙しくてそちらが進まないからピーナッツで使った、と。

ペパミント・パティは別の作品の主人公にしてもいいくらいだ、とも書いています。シュルツさんがああいう職人気質の漫画家ではなくスタジオ分業制を布いていたら、ひょっとしてスピンオフ作品が出来ていたかもしれません。

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2010.11.07

突然「ピーナツ・ジュビリー」を・・・

スヌーピーの25周年記念本「ピーナツ・ジュビリー」を久々に読み返しました。そういえばこの頃は「ピーナッツ」ではなく「ピーナツ」だったんですねえ。

20101107a

思えばこの本、1979年(29周年)に鶴書房から出版予定も倒産、1982年(既に32周年)に角川書店からようやく発売されたといういわくつきの本なのです。

ん?そう考えると今年60周年記念本の翻訳が出版されなくても目くじらを立てる必要はない?。しかし抄訳は月刊SNOOPYに掲載されていたし・・・。

因みに、鶴で予定されていた訳者は角川とは違う人選でした。鶴版の翻訳が完了していたかどうかは不明です。

感想はまた後日書くとして(何だと?)、締めの文章が、

「あと25年くらいこうやっていけたらと思います」

でしたよ。シュルツさん・・・。

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2010.11.05

私はロイを忘れない

スヌーピー・タウンショップ吉祥寺に行きましたが、当然マイナーキャラのチェックは怠っておりません。

20101104a実はもう1冊リングノートを買っていました。これは "He's Your Dog, Charlie Brown" のドラマLPのブックレットのコラージュでできています。アニメを観た人はお判りでしょうが、右上の白い帽子をかぶっているのがロイです。

ロイは主に1965~1970年に活躍したキャラで、ペパミント・パティの友達です。正確にはロイの友達としてペパミント・パティが登場したのですが。彼女がチャーリー・ブラウンと絡まない時の話し相手は大体ロイだったのです。

いやいや、実はロイの事を「ペパミント・パティの話し相手」なんて軽く表現してはいけないのです。彼はチャーリー・ブラウンとペパミント・パティを引き合わせたという重要な役割を負っていたのです。彼がいなければ2人は知り合わなかったかもしれないのです。

ペパミント・パティの初登場のコミックは、ロイと彼女が2人でライナスの話をしている、という話で、どちらかといえばロイは新人を牽引する立場でした。ペパミント・パティが作ったお手製のカボチャ畠を批判もしました(彼女も大人しく批判を受け入れている)。1969年にはロイとフランクリンの2人しか登場しない珍しい4コマもあります。

それなりに存在感はあったはずですが、ロイの立ち位置は聞き手側で、真面目でトラブルを起こすようなキャラでなかったのがアカンかったのでしょう。「シュルツさんにネタを提供できないキャラは消えていく」の法則に従い、話し相手の座はフランクリンに取って代わられ、マーシーの登場で駄目押しされてしまったのでした。

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2010.11.04

まさかのアニメ版スヌーピー・グッズ

娘を連れて吉祥寺タウンショップのスヌーピーの撮影会へ行ってまいりました。元々2ショット写真は撮れないと判っていたので、スヌーピーとハイタッチする娘を動画で記録しました。

学生時代の思い出の街を娘と一緒に歩けてちょっと嬉しい。

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20101103a

今回の驚きの逸品でございます。「TVスペシャルのドラマ版LPレコードをコラージュした」グッズです。幾つかありましたが、とりあえずメモパッド(左)とリングノート(右)を購入。

まさかアニメ・イラスト(厳密にはレコジャケ用に描き起こしたイラスト)のグッズが出るなんて!全くの想定外であります。

これらのジャケット、一見するとフェイクというか架空のレコードをあしらった物みたいですが、2つとも実在するレコードなのです。しかもわざとヨゴシをつけたダメージ・パロディになっています。

特にメモパッドのデザインは秀逸。手前はジャケとレコード盤、奥がブックレットのコラージュになっています。レコードのミニチュアみたいで本当いいですよこれ。シリーズで「スヌーピーとチャーリー」や「スヌーピーの大冒険」も出してくれないもんでしょうか。

折角なので、現物と2ショット写真を撮りました。↓メモパッドとLP。

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↓内側ブックレット。コラージュしてあるのでレイアウトは変わってます。

20101103c

↓リングノートとLP。

20101103d

↓現物のレーベルです。比較すれば、ここも忠実に再現されているのがおわかりでしょー。

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2010.11.02

スヌーピーの誕生日、8月10日で確定?(その2)

ところで、ソニーさんの SNOOPY "LOVE" GINZA 開催のプレスリリースを良く見てみると、日付けが8月10日になっていました。

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これは見抜けなかった!

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しかし考えてみれば、例えばスヌーピーの兄弟は今は6匹が定説ですが、かつては一人っ子だったり7匹兄弟だったり8匹兄弟だったりと、その時々で変えられてきた訳です。遺言書は日付の最も新しいものが有効になります。設定も当初のものに縛られず、塗り替えられるものなのでしょう。

とすれば、スヌーピーの誕生日は後発の8月10日が有効と考えて問題が無いように思えます。ましてや8月28日のコミックは、シュルツさんが生前に封印していたものですからね。

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2010.11.01

スヌーピーの誕生日、8月10日で確定?

世界的に有名なデザイナー、山口裕子女史のブログで知りました。

スヌーピー・セミナーという場で、スヌーピーの誕生日は8月10日と発表されたそうです。

スヌーピーの誕生日を祝う2つのコミック(8月10日と8月28日)の片方が採用されたわけですね。

まだ情報が少なくて何とも言えませんが、現状では「8月10日という事でチャールズ・M・シュルツ クリエイティブ・アソシエイツの公認を得た」というニュアンスも感じられます。端的にいうと商目的なのかな?あくまで私の主観ですが。

でもまあ、これだけのビッグネームですから、誕生日くらいは公式設定があってもいいかと思います。来年の8月10日はイベント決定ですね。

しかし8月28日のコミックでグッズを作ってしまった三越さんの立場は・・・。

発表前に根回しが出来ていなかったという事か、それとも特に深く考えていなかったという事か??

しかし実際問題、8月10日のコミックの方がグッズ展開しやすそうな絵柄です。来年はこれをあしらった商品が販売されるのでしょうか。

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さて公式サイトではこの件について今日あたり発表されるでしょうか?←されませんでした。

関連記事↓

ソニー、6月1日付プレスリリースで「スヌーピーは8月10日生まれ」と誕生日宣言!!

http://localcactusclub.cocolog-nifty.com/in_my_room/2011/06/62810-a98f.html

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