60年代のペパミント・パティが好きです
突然ですがタイトルの件、告白します(70年代以降が嫌いというわけではないです。後述しますが)。
60年代のペパミント・パティというのは、とにかく明朗活発。誰も頼らず、自立していて、人間関係もパワーで押し切る。キャンプ大好きでリーダーシップもある。家族への愛情も深い。そしてスポーツ万能!
表情も微妙に違うんですよね。うまく表現できませんが、何かこう絵を見ただけでパッと明るくなるような独特の雰囲気を感じるのです。
もしもペパミント・パティが只の脇役としていられたら、そういうキャラクターのままだったかもしれません。しかし、こんなにキャラの立った女の子をシュルツさんが放っておくわけがないですよね・・・。
変革の大きなきっかけは、マーシーと会ったサマーキャンプの一件ではないかと思います。このキャンプでペパミント・パティは赤毛の子に会うのですが、そこで何故チャックが彼女を好きなのか、そして自分は全然可愛くないのだという事を思い知って泣いてしまうんですね。
ペパミント・パティの弱さが一気に噴出した瞬間でした。それまで臆面にも出さなかったけれど容姿にコンプレックスを持っていたんですね。まあ、完璧な人間なんていません。そんな感情があっても普通ですが、これで彼女は "人間" になり、(悪く言えば)坂道を転げ落ちていく事になるのです。
セールスマンをしている父親は家を空ける事が多く(彼女に母親はいない)、そのせいか夜中に長電話(チャックやマーシーはちょっと迷惑)、結果?寝不足となり学校では居眠り、珍解答で成績はDマイナスの殿堂入り。マーシーという出来た相棒を得たせいか頼ってばかりで、何だかルーズにもなってきた。
彼女はかつて「本当にスポーツが好きなのよ、スポーツは私の命よ」なんて事を言っていました。落ちこぼれキャラが定着した後でも、野球をやっている話なんかはやっぱり活き活きと輝いてます。得意のスポーツをあまりやらせてもらえず、ネガティブな面が強調される後期の作品を読むと、まあ学校のエピソードは面白くて好きなんですけど、ちょっと可哀想にと感ぜざるを得ないんですよねえ・・・。
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コメント
TOSHUKIさんもP.パティ好きなんですか?!
私も大好きです!!
でも私は60年代の完璧なP.パティも好きですが、キャンプで赤毛の子を見て泣いてしまうP.パティも私は好きです。
人間臭くて愛おしく感じるんですよねー。
でも学校では寝すぎですよねー。(笑)
確かに好きなスポーツで、もっとハツラツとしたP.パティも見たかった気がします。
投稿: ウッドさん | 2011.01.26 23:13
ペパミント・パティはいいですよね。
ところで…
あのキャンプのエピソードは面白いですよね。
マーシーのお披露目というのもありますが。
とばっちりで強制送還されてしまうチャーリー・ブラウン。
最高裁まで戦うんだ!と怒るライナス。
悪いのは私よ、と自分を責めるPパティ。
しかし、実は女子キャンプで名前が出た事で悦に入っているチャーリー・ブラウン。
更に、"Sir"ばっかり言うマーシー。
シュルツさん、本当に上手いです。
投稿: TOSHIKI | 2011.01.27 22:32