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2010.10.09

Newsweekのスヌーピー・ネタ3つ

Newsweekのweb版に「60年目に明かす作者秘話」と題した、ジーン・シュルツさんのインタビューが載っていました。

内容は月刊MOEや銀座ソニービルのエレベータールームの展示物にあるものとほぼ一緒でした。複数のメディアから同じような質問をされれば同様の返答になってしまうのは致し方ない事ですね。

シュルツさんにアイディアを与えてくれないキャラは消えていったという事です。これは全ての漫画共通の事なんでしょうがね・・・。

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Newsweek日本版10.13号には「スヌーピーに今も首ったけ」という記事が載りました。要旨は今年4月にユナイテッド・メディアを買収したアイコニックスが今後も市場を拡大させていくだろう、という事です。

ピーナッツの売り上げは10年前の約2倍の年商20億ドル以上だそうです。私の素人考えですが、やはりシュルツさん没後のアンティークもの解禁は大きかったんじゃないでしょうか。再配信されているとはいえ、漫画が終了してから倍増なんてちょっと考えられません。

「くまのプーさん」が年商70億ドルというのにはもっと驚きましたが、逆にピーナッツにもまだまだ伸びしろがあるという事かもしれません。

あと、ここでも来年発表のアニメについての記述がありました。記事中にある"原作に忠実な新作アニメ"という表現の"忠実"が何を表しているのか、少し不安が残りました。

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Newsweekネタをもう一つ。ピーナッツに直接関係ありませんが、10.6号の軍用犬についての記事です。

米国防総省は軍用犬への投資を増やしていて、その数は2800匹(ここ10年で2倍以上の増)。紛糾地に派遣された犬のほとんどが命を落とすので、全米軍用犬協会が独自に製作したメダルを活躍した犬に授与する事にした、という記事です。というのも国防総省が「勲章は人間のためのもの」という見解を発表したからだそうです。

確かに犬と一緒にされては不満でしょうが、犬は犬で気の毒です。

これで思い出すのがピーナツブックス30巻「そっとおやすみスヌーピー」収録の独立記念日の話です。

スヌーピーは独立記念日にデイジーヒル子犬園で演説をする事になったのですが、演説中に暴動に巻き込まれてしまいます。暴動の原因はベトナムに送られて戻ってこない軍用犬についてでした。

また、スヌーピーは独立記念日の演説である以上、犬の選挙権に触れるべきと思っていました。犬は軍隊にとられるのに投票が出来ないからです。

明らかに公民権運動を意識していますね。しかも、暴動のさなか恋仲になった女ビーグルは売られていってしまい、破局。もう全く犬には権利が無いという・・・。

・・・このエピソードは全編笑える話なんですが、書き出してみたら何だかシリアスになってしまいました。

デイジーヒルの犬たちの願いが少しは叶ったのでしょうか?今まだピーナッツが続いていたら、ひょっとしてこの勲章の件に誘発された話が出来ていたかもしれません。

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