スヌーピーのアニバーサリー・アルバム (4) "類似企画"
昨日はガーフィールドのアルバムについて書きましたが、今日はその続きです。
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"Happy Anniversary, Charlie Brown" が発売された前後の1988~1991年頃、偶発的に同様の企画(所謂"人気漫画かアニメ+人気ミュージシャンのコラボ")アルバムが幾つか発売になっています。
まずスヌーピーのアルバムの1年前の1988年に、A&Mがディズニーのカバーアルバム "Stay Awake" (スザンヌ・ヴェガ、シニード・オコナーなど参加)を発売しています。これは中々名盤で、リンゴ・スターの「星に願いを」はいい人選・選曲です。
翌1989年はGRPがスヌーピーを出したのをはじめ、ゲフィンがシンプソンズのアルバム "Sing The Blues" (ジョー・ウォルシュ、B.B.キングなど参加)を発売しています。シンプソンズは有名人のファンが多ので、この手のアルバムが作りやすい環境にあるといえます。その後リリースされたCDは数多く、アニメもモンスター級作品ですね。
ブエナビスタも1989年に、あのガンビーのアルバム "Gumby" (スライ&ロビー、ドゥィージル・ザッパなど参加)を発売していますが、こちらは知る人ぞ知る、という感じでしょうか。
そして1991年には昨日書いたガーフィールドが出ていますが、ソニーからはディズニーのアルバム "Simply Mad About Mouse" (ビリー・ジョエル、マイケル・ボルトンなど参加)が発売になり、こちらはピーナッツ以上に大ヒットしたと記憶しています。特にビリー・ジョエルの「星に願いを」は話題になりました。
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1980年代末頃からトリビュート・アルバムが話題になるようになり、1990年代半ばにブームが起こる訳ですが、コミック・ジャンルに関してはスヌーピーのアルバムのヒットが類似作を増やしたのではないかと想像しています。確証は無く、完全に贔屓ですけれどね(ディズニーの "Stay Awake" の方がリリースが早いので元祖ですらありませんし・・・)。
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