スヌーピーのアニバーサリー・アルバム (1)
明日はスヌーピーのDVDの発売日です。そしていよいよ10月2日も近づいてきました。
それはそれとして、ぼちぼちCDの話でも・・・。
アメリカでは既に60周年記念アルバム"Peanuts Portraits" が発売になっていますが、日本盤は一向に出る気配がありません。残念なことですが、書籍と同様に音楽も売れないと判断されているようです。
ピーナッツを取り扱ったCDは数多くあります。そのうち「○○周年記念」と銘打ったものをピックアップしてみると以下の通りとなります。
(1) "Happy Aniversary, Charlie Brown !" (1990年、連載40周年記念)
(2) "Here's to You, Charlie Brown" (2000年、連載50周年記念)
(3) "40 Years A Charlie Brown Christmas" (2005年、アニメ化40周年記念)
(4) "Jazz for Penuts" (2008年、日本上陸40周年記念)
(5) "Peanuts Portraits" (2010年、連載開始60周年記念)
2000年以降はちょっと出し過ぎのきらいがありますね。当時は無邪気にこの調子でCDが出れば嬉しいなあ等と考えていましたが、記念日は少ない方がありがたみがあるというものです・・・。
これらをざっと説明しますと、
(1)はGRPレコード・オールスターズばりの賑やかな布陣の大ヒットアルバムです。フュージョンですが、今聴くと唯一ジャズをやっているチック・コリアが一番格好良かったりします。
(2)は(1)にも参加していたデヴィッド・ベノワのソロ名義のアルバムで、ピアノ・トリオを中心に1曲ごとに違うゲストが参加という趣向で、いいアルバムですが些か地味な印象です。
(3)はアニメ第1作「チャーリー・ブラウンのクリスマス」のサントラのカヴァー・アルバムです。良質なスムース・ジャズ・アルバムに仕上がっています。クリスマスのBGMに本気で良いです。
(4)はガラルディの曲が4曲、ガラルディ以外の曲が6曲というやや変わった選曲になっています。4曲が他のアルバムからの再収録なので新鮮味が無くてちょっと残念です。
(5)はヴィンス・ガラルディが録音した音源のリイシューで、タイトル通りタイトルにキャラ名が含まれている曲を集めています。詳しくはまた後日。
デヴィッド・ベノワは(2)のみならず(3)(4)でもプロデューサー/プレイヤーとして全面参加しており、アニバーサリー・アルバムが出るか出ないかはこの人次第という雰囲気すらありました。しかしさすがにこのペースで60周年記念の制作は無理だったようで、今回は不参加でした。
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