チャーリー・ブラウンとペパミント・パティは違う学校に行っている
今回DVDを観るまですっかり忘れていました。「スヌーピーのサーカス」のポニーキャニオン版音声(=今回のワーナー版DVD)にはとんでもない誤訳があるという事を。
タイトル後のペパミント・パティとチャーリー・ブラウンの電話でのやり取りのシーンですが、以下のようになっています。
ペパミント・パティ:「サーカスが来たんだって。だから今日は学校がお休みになったの。生徒がみんなサーカスに行けるようにって。ねえ一緒に行かない?あなたも1日くらい学校サボれば?」
チャーリー・ブラウン:「僕も君と同じ学校だから、今日はお休みなんだけど」
ペパミント・パティ:「へえ、すごいじゃない」
初めて観た時はびっくりしました。チャーリー・ブラウンとペパミント・パティが違う学校に通っているという基本設定を知らずに訳しているのでしょうか(それ以前に会話として変ですけどね)。
この2人はそこそこ離れた所に住んでいるのですが、作中でそれが判るような描写は結構シュルツ氏が意図的にやっていたようですよ。意訳は(誤訳も)吹替には付きものですが、これはちょっとやって欲しくない内容のものですね。知らないなんて言語道断です。
因みに、実際のセリフを訳すとこんな感じです。
ペパミント・パティ:「サーカスが来たわ。で、(先生たちは)私たちが観に行けるように休校にしたの。私って進歩的な学校に通っているのよ、チャック。いい事はみんな経験させたいのよ。」
チャーリー・ブラウン:「実をいうと、僕たちも休みをもらったんだよ」
ペパミント・パティ:「おう、それはいいわね、チャック」
自慢話をするために電話したら、チャックの学校も休みだったので、一緒にサーカスに行く約束をした、というシーンなわけです。自分の学校を"進歩的"というのがいかにもペパミント・パティらしいですが、それが"サボれば?"になってしまうのは凄いですね。
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コメント
こんにちは。字幕のほうはちゃんと訳してあるのに、吹き替えでは間違ってしまったんですね。こういうことが起こるんですね・・・びっくりです。
投稿: rika | 2010.09.25 11:08
こんにちは、
本当にびっくりですね。監修者を付けてちゃんとやって欲しいものです。
投稿: TOSHIKI | 2010.09.25 22:30